『小児看護』第32巻第1号 2009
小児専門病院でSWをしている友人は、「妊婦の受け入れ拒否は…医療の発達により、処置を施すことで生きられる小児が増加→在宅の受け皿が不十分→退院できない小児が増加→NICUの満床状態が常態化…が原因」と指摘。
現状はどうなのか?を知るため、本論文を読んだ。
筆者の勤務する兵庫県の小児専門病院では、在宅人工呼吸器管理患者数が、この5年間で10倍近くにまで急増。その現実に、社会資源の整備等が進んでいないことを指摘している。
引用
「在宅療養生活が主流となった現在であっても、障害児を取り巻く社会基盤の整備は遅れていると痛感させられることが多い」
「介護保険においては、介護支援専門員というコーディネーターが法的に位置づけされているが、障害児を取り巻く現状においては、どの機関がその役割をするかが明確にされておらず、家族のみが必死に関係機関に働きかける現状も少なくない」
この論文では、地域と病院との連携がスムーズにすすんだことで、在宅生活が実現した事例を紹介している。
この事例では、地域でのコーディネーターは保健所の保健師が行っていた。
受け皿となる地域の病院(診療所)にSWが不足(不在)であれば、そうであろうと私も思う。SWがいれば、保健師と役割分担をしながら、連携をすすめれば良い。
虐待や子育て支援など、保健所が児童にまつわる業務を中心的に担っている。高齢者が地域包括を中心に担っているように、保健所(保健師)は児童…そういったことがあたり前に行われていることを願う。
小児専門病院でSWをしている友人は、「妊婦の受け入れ拒否は…医療の発達により、処置を施すことで生きられる小児が増加→在宅の受け皿が不十分→退院できない小児が増加→NICUの満床状態が常態化…が原因」と指摘。
現状はどうなのか?を知るため、本論文を読んだ。
筆者の勤務する兵庫県の小児専門病院では、在宅人工呼吸器管理患者数が、この5年間で10倍近くにまで急増。その現実に、社会資源の整備等が進んでいないことを指摘している。
引用
「在宅療養生活が主流となった現在であっても、障害児を取り巻く社会基盤の整備は遅れていると痛感させられることが多い」
「介護保険においては、介護支援専門員というコーディネーターが法的に位置づけされているが、障害児を取り巻く現状においては、どの機関がその役割をするかが明確にされておらず、家族のみが必死に関係機関に働きかける現状も少なくない」
この論文では、地域と病院との連携がスムーズにすすんだことで、在宅生活が実現した事例を紹介している。
この事例では、地域でのコーディネーターは保健所の保健師が行っていた。
受け皿となる地域の病院(診療所)にSWが不足(不在)であれば、そうであろうと私も思う。SWがいれば、保健師と役割分担をしながら、連携をすすめれば良い。
虐待や子育て支援など、保健所が児童にまつわる業務を中心的に担っている。高齢者が地域包括を中心に担っているように、保健所(保健師)は児童…そういったことがあたり前に行われていることを願う。
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