『山口県立大学社会福祉学紀要』第13号 2007年3月
ホスピス・緩和ケア領域に従事しているソーシャルワーカーの教育に対するニーズについてアンケート調査を実施。その結果を踏まえた教育プログラムについて提案している。
理論・技術について、参考となりえるものを紹介し、その具体例についても簡単にではあるが提示されている。
組織単位での具体的な教育プログラムの立案に、大いに活用できると感じた。
引用
<がん患者の心理について>
・患者はどの過程においても生への執着を捨てない。言い換えれば、常に生への希望を抱き続ける。
・身体的症状コントロールが、適切に行われている場合には、このまま生がずっと続いていくかのように感じる。
・死を前にしたとき、自然感情(恐怖・怒り・嫉妬・悲哀・愛)の回復と解放がなされることが、死を受けとめていく力になる。これは、患者の自然感情が開示され、分かち合うことができることによって実現される。
教育プログラムモデルについては、ホスピス・緩和ケア領域のみならず、ソーシャルワーク全般に活用できる部分も多い。
昨今、ホスピス・緩和ケアが注目を浴び、そして在宅での看取りも推進されているにも関わらず、アンケート調査の対象となったのは病院にとどまり、在宅療養支援診療所のソーシャルワーカーが含まれていないことには、さみしさを感じた。
ホスピス・緩和ケア領域に従事しているソーシャルワーカーの教育に対するニーズについてアンケート調査を実施。その結果を踏まえた教育プログラムについて提案している。
理論・技術について、参考となりえるものを紹介し、その具体例についても簡単にではあるが提示されている。
組織単位での具体的な教育プログラムの立案に、大いに活用できると感じた。
引用
<がん患者の心理について>
・患者はどの過程においても生への執着を捨てない。言い換えれば、常に生への希望を抱き続ける。
・身体的症状コントロールが、適切に行われている場合には、このまま生がずっと続いていくかのように感じる。
・死を前にしたとき、自然感情(恐怖・怒り・嫉妬・悲哀・愛)の回復と解放がなされることが、死を受けとめていく力になる。これは、患者の自然感情が開示され、分かち合うことができることによって実現される。
教育プログラムモデルについては、ホスピス・緩和ケア領域のみならず、ソーシャルワーク全般に活用できる部分も多い。
昨今、ホスピス・緩和ケアが注目を浴び、そして在宅での看取りも推進されているにも関わらず、アンケート調査の対象となったのは病院にとどまり、在宅療養支援診療所のソーシャルワーカーが含まれていないことには、さみしさを感じた。
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