金子寛人さんの”JALの現場力”を購入・読破しました。
国策・国営会社から民営化し、経営破たんしたJALが、稲盛和夫さんという救世主の助けと、それに呼応した経営陣・社員たち・OBの方々などの協力により、健全な会社に変化したことを書き起こされた一冊です。
資本主義で利益一辺倒になり、自分さえよければいい!となりがちな環境。
成果主義の導入で、チームとしての成果より、自分としての成果が大事!となりがちな環境。
大企業ゆえ、国が最後に支援してくれるだろうという驕り・油断がうまれがちな環境。
これらの環境にどっぷり浸かりきり、人間として正しいことを頭で理解しつつも行動できなくなったJAL。
着任された稲盛さんは、その人間力の低下に危機感を感じられ、厳しく叱責するとともに、可能性を信じて集中的なリーダー教育などを展開されたというのです。
京セラの理念を参考に作られたJALの理念も、単なるお飾りでなく、全社員が年3回以上、理念教育を受けるという仕組みも導入され、浸透させることに注力している点も素晴らしく感じました。
自分自身が置かれている環境が、JALに酷似しているので、稲盛さんではありませんが、自分がやるべきことを見出し、アプローチしていこうと感じた一冊です。
100年後、歴史や経済史の教科書に、稲盛和夫さんという名前が残っていると確信した一冊でもあります!
大きな気付き、刺激を有難う御座います。
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