総会

本日は、マンションの総会でした。

一番の議題は、マンションで問題になりやすい、修繕積立金の変更（値上げ）でした。

管理組合からの提案は、現在の2倍にするというもの。
周辺の相場と比較すると、かなり割高みたいです。

全部で270戸のマンションですが、出席した住民は、わずか40名程度。管理組合の役員などを入れても70名弱。
残りは、議長に委任した65名と、議案に賛成を事前提示した75名。

他のマンションの実態を知らないので、比較のしようがありませんが、意外と関心が低いことにびっくりしたというのが、本音です。


あまり詳細を書くつもりはありませんが、マンションを販売した会社の系列会社（マンション運営を業務としている）が、修繕工事の概算規模を算出し、それに則った積み立て額に変更する。
そして、概算費用を算出した会社が、来月から1年かけて、詳細見積もりを実施するというもの。

問題のポイントは、概算見積もりから、詳細検討まで同一の会社が実施している、ということと、詳細検討された内容が妥当かどうかを判断できる体制が、住民を組織とした管理組合側に整っていないこと。

つまり、言われるがままにするしかない状態なのです。


一部の住民が周辺の相場や、住民との合意形成のやり方、一級建築士への確認などをしてくれており、もう少しマンション全体で、当事者意識を高めた検討が必要との結論に至り、議決は否決されました。


本日、総会に参加したメンバは、自分の仕事のほかに、こういう検討を片手間で実施することの大変さを痛感したと思います。
なんとか、長期修繕計画検討体制が立ち上がり、専門的知識を持った第三者の意見を取り込める体制が整いつつあることで、少し安心しました。
4月以降の来年度の検討が大変だと思いますが、一住民である、私もできることから実施しようと考えた次第です。