少年野球とともに 

ここには少年野球の監督時代のあれこれを備忘として
書いていたけど、
今後は中国と日本語教育が中心になる見込み。

エンジョイベースボール

2008-01-20 19:07:11 | ひとりごと

本日、八千代リトルの野球教室で、元慶応大学野球部監督の前田さんの講演を聴く機会があって、とても感銘を受けた。講演後、笑顔で握手をしていただき、
著書の文献コピーも頂きました。
そもそも「エンジョイベースボール」とは今年の私の監督方針であり、少年野球にかかわったこの10年間に少年野球をどうしたいのか、考え続け、お正月のグランド開きで、クラブ全員へ宣言したものでもあります。
はたしてクラブの中の何人が、その真意を理解していただいたかは疑問です。
意見をいってこない人は、反対か、何も考えてないかのどちらかのようで、クラブ内でも、同意いただいた人は必ず、反応していただいて、私に「同感です」とか「それでいきましょう」、とか積極的に話しかけてくれてます。
私自身、まだまだことば足らずなのは反省してます。

「エンジョイベースボール」は現慶応高校野球部監督上田監督が書かれた同名のタイトルの本から頂戴してます。講談社文庫ですので読んでいただければわかります。
この上田監督の師匠が、今回の講師の前田監督だったと、今回、講演を聞いて、帰ってその本を何度目かの読み返しをしてみて、初めてわかった。
いわゆる「根性野球、精神野球」の対極にある考え方で、野球はスポーツであり、フェアで、すがすがしく、何よりも楽しくなくてはならないというもの。やくざまがいの罵声や、ののしりは最低。軍隊まがいの声だしや一斉の礼等は、理由もわからず強制されていてやるせない・・・。私もこうした指摘には、ある点では、同感、共感
たとえば、野球を楽しみにきたグランドで、子供に向かって「帰れ」とかいう資格は大人にはない、と明快です。勝利のため0の野球を小中学生に強制しすぎることは
犯罪とまで言い切ってます。私は以前のクラブで一度、ある子に本気で怒ったことがあり、(叱ったのでなく、怒ったんでしょう)
そのときには、「もうここに来るな。帰れ」といって子供をグランドから追い返したことがあります。私に怒られた子はすぐにクラブをやめましたが、その子が二度と野球をやらなくなったとすれば、私の罪はとても深いものがあると今でも思います。
ほかにこれも昔話ですが、自分の息子の態度が悪く、いくら泣いても許さず、グランドにずっと立たせたまま、感情的に怒り続けたこともあります。自分の感情のみで怒ってしまった。それが子供のためを思い、きちんと叱ったのかどうか・・・考えると、
後悔のほうが大きく、今でも自分にも心の傷が残ってます。

子供たちが自発的に目標を立てて努力する・・これは小学生にはとても難しいことであることはわかってます。でも、わがチームにもこれができる子もいます。
一人一人が監督やコーチの指示でなく自分たちでゲームメークをして、それで勝って喜べるなら、われわれはグランドで、静観すべきだと思います。これもできることならiいつかぜひ、試してみたい。一切ベンチ指示がない。サインもない。
キャプテン中心に、自分たちで、お互いに大声で励ましあったり、ちょっとしたアイコンタクトでけん制アウトにしたりなんか、最高にカッコイイ。
メルヘンですか・・ね?

勝つためにみなで一丸となって努力することはすばらしく、そうして得た勝利の味は何ものにも変えがたいものがある・・のは確実ですよね?。

そういえば、今日は急遽、練習試合を申し込み頂き、急遽やりました。
詳細結果はここには書きませんが、いい試合運びができたと思います。
全員出場できて、この試合で初ヒット、初打点の子が1塁ベースで最高の笑顔を見せる。そんなすばらしい瞬間をみなで共有できました。
試合も勝ちましたが、それ以上に幸福感に満ち溢れた試合でした。
いい一日だったと皆さんに感謝します。 

 

 


1月19日 学童支部予選1回戦 ○7-1vs勝田ハニーズ

2008-01-20 19:03:53 | 公式戦結果

1月19日 学童支部予選1回戦 ○7-1vs勝田ハニーズ
13:15~14:50
場所:LJG
出場:10名    

<LJ>     
バッテリー堀口(41)、安部(66)、ー松戸     
被安打2(堀口2)       
与四死球5(堀口1、安部4)          
失策1      
安打3 (松戸、堀口、藤田)                 
四死球8

<コメント>
今年初の公式戦。
これに勝つため、冬休みも練習をやった。みぞれの降る中でのティーもやった。
そして震えながら、寒さに体も慣らし、先週は土日で10キロ近くも走らせた。
この試合ではわれわれは誰一人として、寒さに震えていなかった。

練習の成果が出た!と思う。

昨年4月に相手チームに6点差をつけながら、最後に逆転サヨナラ負けを喫し、
今回は、「最後まで絶対手を抜くのを許さない」ということを皆に伝え、
全員が最後まで緊張感を切らさず、きっちりと勝てた。

私自身、12月ごろからプレッシャーを感じはじめ、この試合に負けたら、監督をやめるくらいの気持ちでのぞみ、正直、ほっとした。

チーム、コーチ、応援、全員で勝てたほんとにうれしい試合だった。
皆さんに感謝です。
これからも緊張感を持ち続け、野球を全員で楽しみたいと思います。