碧田直の いいじゃないか。

演劇ユニット、ミルクディッパー主宰の碧田直が、日々を過ごして、あれこれ思ったことを、自由気ままに綴ります。

無題そのよんじゅう

2016-05-28 14:46:17 | 日々
妻から抗議がきた。
自分が妻のブログを読んでいるのと同様に、妻もこのブログを読んでいる。それなりに楽しんで読んでいるようなのだが、昨日あげた文章には不満があるらしい。
妻曰く、
『ロマンチストぶって!』
だそうだ。

いやいや、こう言っては何だが、俺はロマンチストである。体はロマンで出来ている、と言っても過言ではないくらいだ。だいたい物書きなどという人種は、現実の事象に想像力というドレッシングをふりかける。結果として、よりリアルに見せることもあれば、より幻想に近づくこともある。昨日のブログは幻想寄りに振れたということだ。

が、妻の抗議の矛先は、どうもそういうことにはないようだ。実際の生活で、あまりロマンチックを感じてないらしい。ドキドキする瞬間とか、夢うつつになれる演出とかがないということのようだ。

いやいや、俺に言わせればロマンチックは日常のあちこちに転がっている。散歩して、心地よく汗をかいた後に吹き抜ける一陣の風に、神の慈悲を感じはしないか。目に見えないものを感じる。それはロマンチックなことではないのか。目に見えるものばかり欲しがってはいないか。

どうもそういうことでもないらしい。女性はいつも難解だ。男にとって永遠のブラックボックス。でもいい。それもまた魅力だ。ほらロマンチック。

今日は月一度のワークショップの日。芝居仲間たちと、絆を確かめながら見果てぬ夢を追い求めるとしよう。ほらまたロマンチック。俺は正真正銘のロマンチストだ。でもその前に腹ごしらえ。ロマンではお腹はふくれないのである。
コメント
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