無題そのごひゃくきゅうじゅういち

今日は曇り。雨も降るには降ったが、小雨というにもささやかすぎるほどの小雨だった。

日馬富士が引退した。記者会見をニュースで見たが、もと旭富士の伊勢ケ浜親方ともども、問題の本質が何も分かっていないという印象を受けた。理由がどうあれ、暴行をして相手に大怪我を負わせた、という事自体が大問題なのであって、それを礼節を教えるためだとか、本人同士で和解したとか、そういうことではない。まして、日馬富士は横綱で、かつ貴ノ岩より先輩でもあるのだから、いわば実に分かりやすいパワハラの構図でもあるわけで、より猛省しなければならないところなのに、あの会見である。残念だとしか言いようがない。
相撲に限らず、高校野球でも、どの学校の部活動にも、体罰だとか指導だとかいう名の暴力が存在する。少なくとも、俺が学生の頃は確実に存在していた。理不尽だと思いながら、下級生のうちは、甘んじて受けなければいけない雰囲気があって、それが嫌で部活を辞めたいのに、一度入部したら辞められない、みたいな嘘がまことしやかに流布されていて、辞めようにも辞められないで右往左往していたやつがいたのを、ハッキリと覚えている。
日馬富士の一件と、学生時代の部活動の件を比較するのは、いささか乱暴にすぎるかもしれないが、強権的な力を行使して、自分たちの意見を押し付けようとするやり方としては、同じようなものだ。
思うに、今回の騒動は、相撲界固有の問題というよりは、特に体育会系の競技における指導というものが抱ええる闇を、あからさまにしたのではないかと思う。脚本などを書いたり、芝居の演出をしていると、言葉の限界を感じる瞬間がないでもないが、きっとそれは、相手の心に届くボキャブラリーを、俺がまだ有してない、もっと言うなら、俺自身がまだ未熟なのだということにつながるのだろう。では、今回の日馬富士はどうだったか。未熟ではなかったか。
こういう形での引退は、誠に残念だ。しかし、もっと残念なのは、日馬富士および親方の態度だった。暴力に訴えた、自らの未熟を真摯に反省し、頭を下げてほしかった。横綱が崇高な存在でいられるのは、相撲道を追い求め、ふさわしい品格を備えているからこそなのだ。現実はどうあれ、理想はそうであるはず。理想の体現者を目指さないで、何が横綱か。悲しい会見だった。

無題そのごひゃくきゅうじゅう

今日は快晴。日差しがあたたかく、まるで夏の名残のようだった。

今日は一日体調がすぐれなかった。どうにも頭が重く、軽い吐き気もあった。食欲は普通にあったし、食べて気分が悪くなるということもなかったのだが、ひょっとしたら風邪のひきはじめかもしれない。今日は風邪薬を飲んで早く眠るとしよう。
福岡で緊張していたせいか、東京に帰ってきてから、体調の上下が相当ある。特に熱が出るとか、ふらついて起きていられないということはないが、万全とは言えない状態だ。福岡ではよくしてもらったし、睡眠もたっぷり取れたのに、精神と肉体のバランスが崩れていたのか、この体たらくだ。
晩御飯は、妻が豚肉ともやしのぽんず炒めを作ってくれた。さっぱり食べられて、少しあった吐き気も途中から忘れ、すっかり平らげることができた。感謝している。
今週末は、福岡みやげを持って実家に行く予定だし、何より金曜日は、ミルクディッパーに出てもらった東城貴之くんのあなふぃんワンマンライヴを観に行く予定もある。明日の木曜日には、少しでも体調を回復して、終末を迎えたい。ということで、今日はこれで就寝。また明日。

無題そのごひゃくはちじゅうきゅう

今日は晴れ。寒さは少しやわらいだ。

最近、昼に多めにご飯を食べたら、その日ずっと腹が減らない。特に白米を多く食べたときはそうで、昼の一時くらいに食べようものなら、次の日にまたぐ頃になっても、お腹の虫が鳴ることがない。よほどのことがないかぎり、三食ちゃんと食べようと心がけてはいるものの、お腹が要求しないのを無理に食べても、気持ちが悪くなるだけだから、そのまま食べずに眠ってしまう。
以前は、朝昼にどれだけ食べようと、夜になればお腹が空いたし、空いたとなれば、常人の倍は食べてケロッとしていたが、病気を治そうと決めてからは、少しずつ胃袋を小さくする努力を重ねて、今はかつての半分以下の量で満足するようになった。
先日、福岡で妻のご家族と再会した折、一年ぶりに会ってすぐに、「また痩せた？」と尋ねられた。実際には、前にお会いした時よりも一キロほど増えていて、リバウンドへの危機感を覚えるほどだったのだが、二人に言われたのだから、本当に痩せて見えたのだろう。体重とは別に、全体のフォルムがほっそりしているのかもしれない。
今日は、少し歩きもした。食事だけでは、これから先、体重を落とすことは難しい。歩くだけでは不足なのかもしれないが、なるべく運動をしすぎないようにしながら、自然に体重を落としていきたい。

無題そのごひゃくはちじゅうはち

今日は晴れのち曇り。

東京に帰ってきた。
どうやら日曜日は暖かかったようだが、福岡はそうでもなく、今日の東京もそうでもなかったので、印象としては、ここのところずっと寒いままだ。
お土産や、自分たちで食べるものやら大量に買い込んだので、しばらくはそれを消費する日々になりそう。自分は糖尿の心配があるから程ほどに、大部分は妻が食べるはずだ。ちなみに買い込んだのは甘いものが中心。しばらく妻にとってはパラダイスが続く。
福岡空港で、出発までの時間を潰していたら、スーツを着こんだ、どこかで見たような、肌の浅黒い男性が歩いてきた。その男性に、男女問わず群がり、写真撮影やサインをお願いしている。よくよく見てみたら、元サッカー日本代表ＭＦで、現在はジュビロ磐田の監督をしている名波浩だった。次から次へとやってくるファンを相手に、慣れた顔つきで写真やサインに応じている。彼とは一歳しか歳が違わないので、勝手に親近感を抱いていたりもして、しばらく目で追ってしまった。現役選手たちもいて、彼らの周りにもファンはいたのだが、見たところ、名波が一番追っかけられていた。長く日本代表で活躍していたし、移籍組の中村俊輔はいるが、まだまだジュビロにおける名波の知名度と人気は抜群なのだろう。
ファンを引き連れるようにして、足早に名波は目の前を去って行った。最後に思わぬ出会い……いや、目撃があって、俺は福岡を離れた。
次に福岡を訪れるのは五月末。久留米公演のために行くことになる。それまで、体調に気を付けながら、東京で頑張ることにしよう。

無題そのごひゃくはちじゅうなな

福岡は曇り。東京は晴れたようだ。

昨日は晩御飯を妻のご家族とともにいただき、十時ごろには就寝。今日は六時に起床して、今回の福岡行きの目的である、久留米公演の会場の下見を午前中にした。手ごろな広さで、ミルクディッパーらしい公演が出来そうだ。公演日程も決まったし、漠然としたものが、しっかりとした手触りのあるものへと変わっていったという印象。オーナーも非常にバイタリティあふれる方なので、今回だけでなく、これからのことも含めて、可能性の広がりを感じる出会いとなりそう。あとは、この縁をどう広げていくか。それにはまず、真摯に芝居と向き合うことが求められる。一度、東京でやっているからと胡坐をかくことなく、イチから作り上げていきたい。
今日も朝から動いたので、若干眠気が勝っている。今回も短いブログだが、このところ長かったので、たまにはこんなのもあっていい。ぐっすり眠って、明日に備えるとしよう。ではまた明日。