碧田直の いいじゃないか。

演劇ユニット、ミルクディッパー主宰の碧田直が、日々を過ごして、あれこれ思ったことを、自由気ままに綴ります。

無題そのひゃくろくじゅうご

2016-09-30 12:04:28 | 日々
今日で九月も終わり。雨ばかりで、晴れ間などすべて足しても一週間なかったが、明日からは十月になる。本格的な秋の到来だ。

そして明日は、二ヶ月に一度の定期検診の日でもある。いつものように採尿、採血(!)がある。この二ヶ月も、自分なりに節制してきた自覚はあるものの、実際の数値が出るまでは安心できない。戦々恐々としながら明日を待つのみである。

それにしても、秋が本番を迎えたとなると、いつもは食欲の秋だった。栗ごはんも好きだったし、焼きとうもろこしも、梨も大好物だ。新米も出てくるし、それらをたらふく食べて、冬場に備えるのを毎年の習慣にしていたのだが、どうやらそれも出来ない。それもこれも健康のためだ。芝居をやるにも、他のことをするにも健康が基盤になる。たまに食べるくらいで良しとしよう。

十月はワークショップの稽古があったり、両親と鎌倉に行ったりと予定が詰まっているが、なるべく日々を楽しんで、秋を満喫できたらと願っている。
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無題そのひゃくろくじゅうよん

2016-09-29 13:47:48 | 日々
とある番組でプロレスブームがきていると、特集が組まれていた。とある番組とは、大柄で名前がカタカナ表記の女装家の方が、いろんな世界の専門家から、その世界の魅力を聞き出すというやつだ。

新日本プロレスが取り上げられていたのだが、案内人となる専門家というのが、二十一歳の現役女子大生だった。
彼女の場合、父親がプロレスのリングを作る会社を経営しており、生まれたときからプロレスに馴染んでいたとはいえ、最近はプ女子なるものが大勢出現して、贔屓のプロレスラーに、歓声や悲鳴をあげるのが定着しつつあるので、不思議ではないのかもしれない。

が、昭和からのプロレスファンからすれば、隔世の感がやはり拭えない。昔の話をしてもアレだが、プロレスファンはかつて日陰者だった。一言プロレスが好きだと言おうものなら、八百長だなんだと責め立てられ、嘲られた。だからプロレスファンは、こっそりと語らい、ガチンコでやればプロレスが一番強いんだと慰めあい、中でも最強は前田日明かジャンボ鶴田だと納得しあった。

たぶん、いまは強さを云々しない時代だ。最強はプロレス以外の格闘技で決める。どんなキャラクターが、どんなストーリーを紡いで、どんなインパクトを残し、ちゃんと料金分楽しませるかが、何よりも重視されるのだろう。

もちろん、団体ごとに特色は違う。デスマッチを連発するところもあれば、新日以上にエンターテインメントを打ち出しているところもある。実に多種多様だ。その間口の広さが、プ女子を受け入れる土壌にもなっていると思う。

プロレスが本格的なブームを迎えるまでには、あと少しかかるかもしれない。いまはたぶん夜明け前だ。プ女子すら当たり前となり、脚光すら浴びなくなった時に、日陰者の記憶が完全に消え去って、新たなプロレスファンがお日様の下に生まれるのかもしれない。
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無題そのひゃくろくじゅうさん

2016-09-28 15:21:36 | 日々
ビートルズの映画、二回目の鑑賞。極上の音響といわれる立川シネマツーで観てきた。爆音ではないが、ライブはそんな感じで臨場感抜群。もう映画館で観ることはないかと思うが、もしかしたら、もう一度なんて思ってしまうかもしれない。思ったら……そりゃいっちゃうだろうな。

今日はこのあと、台本に取り組む。しっかり読んで、土曜日につなげるつもり。というわけで、また明日。
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無題そのひゃくろくじゅうに

2016-09-27 13:48:28 | 日々
腰が痛い。

日曜のワークショップを和室でやり、長時間あぐらをかいていたせいだ。ワークショップの途中から痛みだし、終わり頃には姿勢を正すのが難しくなった。

腰痛はフリーライター時代からの、言わば古傷で、激痛というほどではないものの、それなりに痛むから、暇さえあれば、曲げたり伸ばしたりしているのだが、やはりしんどい。

専門家に言わせると、腰痛の原因はさまざまで、仮にマッサージするにしても、症状によって揉む箇所は違うようだ。今度いろいろ試してみよう。

体重は減りはじめてから、およそ九キロ減った。あと十キロあまり。気を抜かずに取り組みたい。
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無題そのひゃくろくじゅういち

2016-09-26 13:39:19 | 日々
昨日はワークショップ。書き下ろした脚本から、各自がどう役と取り組んできたのか、それを発表して、さらにそこからディスカッションを重ねた。

役作りのアプローチを明かすのは、本来なら秘伝中の秘だと思う。特別な秘訣がある、というわけではなくとも、自分でもがいてあがいて見つけ出していく過程を話すことは、他の誰かのヒントになってしまうかもしれない。役者という、所詮は個人の業に拠って生きていかなければならない職業の人間にとって、それは下手をすると、自分で自分の首を絞めることにつながりかねない行為だからだ。

だが、そこにあえて踏み込むことで、ワークショップの意味合いや意義を高める方を選択した彼らのディスカッションは、だから止まらなかった。

ディスカッションには、話を要約したり広げたりといったテクニックと、何より場数をどれだけ踏んでいるかが大事だったりするが、もっとも重要なファクターは、熱意だ。そこに熱さえあれば、人はいくらでも議論できる。逆に熱意がなければ、どんなに海千山千の連中だって、実のある話し合いにはならない。

昨日のディスカッションには、まぎれもない熱意があった。途中休憩を挟んで、また議論。そこで得た知見をもとに、もう一度読み合わせをして、ワークショップは終わった。

芝居にこれでいいというものは、たぶんない。だから、あれだけの時間、意見を交わしても、まだまだ足らないはずだ。
しかし、もがいた分、上昇できるはずと信じられるだけの、あの熱意さえあれば、まだいけるはずだ。そう思えたワークショップだった。
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