碧田直の いいじゃないか。

演劇ユニット、ミルクディッパー主宰の碧田直が、日々を過ごして、あれこれ思ったことを、自由気ままに綴ります。

無題そのにひゃくごじゅうなな

2016-12-31 14:15:28 | 日々
大晦日。空は雲ひとつない快晴だ。今日はフジのRIZINを観つつ、紅白も観つつ、井岡や小國も観つつ、しかし、内山のリベンジ戦に燃えるだろう。

昨日の井上と河野の試合は素晴らしかった。結果としては、井上の圧勝、完勝ではあったが、河野も気持ちを前面に押し出して戦った。これで引退するのだとは思うが、決して才能に恵まれたわけではない河野が、必死に努力して、世界チャンピオンに二度もなったことは、まさに快挙であったと思う。お疲れ様でした。

一方、勝った井上は、この二試合フィジカル面で不安を抱えていたが、今回はそれを払拭したといえる。強く、そして上手い井上が、それに加えてクレバーに戦っていた。おそらく強引に押しきろうと思えば出来たところを、冷静にいろいろ試しながら、戦っていたはずだ。

四ラウンドや五ラウンドは、足を止め、河野の接近戦の土俵に付き合う形で打ち合いに応じていたが、まともなパンチは、ほぼ食らっていなかった。三ラウンドまでに河野のパンチの強さ、軌道、癖を読み取る。井上のパンチの強さに慣れ、前に出る圧力を強めた河野が、井上の左フックのカウンターを食らってダウンしたシーンは、偶然などではない。明らかに、井上がお膳立てして現出したものだ。河野はどうにか立ち上がったが、実質、あの一撃で勝負は決まっていた。

バンタムへの転級も噂される井上だが、出来ればあと一年以内に、スーパーフライでローマン・ゴンザレスと戦ってもらいたい。ロマゴンがバンタムに上げてから、という声もあるが、それでは価値が薄れる。井上と違い、ロマゴンはスーパーフライまでの体格で、バンタムでは本領発揮とはいかないだろうからだ。

何にせよ、これほど強いボクサーが、日本だけに留まっているのは勿体ない。早く世界に。いちボクシングファンとして、切なる願いである。

というわけで、現在帰省中。のんびりするつもり。
皆様、よいお年を。
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無題そのにひゃくごじゅうろく

2016-12-30 15:11:48 | 日々
今日で仕事納め。
家に帰れば、ボクシングの世界タイトルマッチ二連戦がある。

今日の注目は、井上尚弥と河野公平の試合。井上はWBOのチャンピオン、河野も前WBAのチャンピオンで、どちらも実績は申し分ない。

ただし、ファイトスタイルから何から何まで両者は真逆だ。
強打とスピードあふれるフットワークを駆使して戦う万能型の井上に対し、接近戦でのしつこい連打と、カウンターの右に一発必倒のパンチを秘める突進型の河野。
片やアマチュアエリートの井上と、叩き上げの河野。年齢も一回りほども違う。

この試合、下馬評では、井上が圧倒的に優勢と伝えられている。確かに、生まれ持った才能だけなら、河野は井上の足元にも及ばない。そう思わせるだけのポテンシャルを、井上は有している。

では、河野には万にひとつの勝ち目もないのか、といえば、そうとは言い切れないのがボクシングだ。一発いいのが入れば、戦前の予想はあっけなく覆される。これまでだって、有利とされたエリートが雑草に番狂わせを起こされるのを、何度も見てきた。エリートはとかく雑草に弱い。アマチュア上がりのきれいなボクシングが、叩き上げのしつこいボクシングに潰される。会場も雑草ボクサーを後押しすることがあるので、番狂わせが起きやすいのだ。

井上が不用意に距離を詰めたところに、河野の右がカウンターとなって入れば、相当なダメージになるし、あるいは、前戦のように井上が体調不良であったり、拳を痛めたりでもすれば、河野の突進を止められないかもしれない。

だから、下馬評のように、容易に井上が勝つとは言いきれないが、しかし、やはり井上有利は動かない。彼は、持って生まれた才能だけのボクサーではない。幼少期より、練習に練習を重ねてきた結果の才能なのだ。ナルバエスを四回リングに転がして勝った一戦に、自分は日本ボクシング界の未来を見た。その未来の続きを見せてくれるはずだ。
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無題そのにひゃくごじゅうご

2016-12-29 20:37:10 | 日々
今日は朝から晩までずっと寒かった。年の瀬らしいと言えばそうだが、寒がりなので、これだけ寒いと、早くも春が待ち遠しい。

早いと言えば、明日で今年の仕事納め。だから何だというのでもないが、寒さに負けずに、いつも通りに仕事をやり終えたい。

キャリー・フィッシャーの遺作は、次作のスターウォーズらしい。公開の時には心して観たい。

根津甚八さんが亡くなった。俳優を引退してからしばらく経っていたが、亡くなるとはまるで思っていなかったのでビックリした。
渋さを全身に纏った、色気のある俳優さんだった。

ご冥福をお祈りします。
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無題そのにひゃくごじゅうよん

2016-12-28 21:52:56 | 日々
キャリー・フィッシャーが亡くなった。六十歳だという。
つい先日、ジョージ・マイケルも亡くなって、まだ子供だった自分が、海外の芸能人に関心を持ち始めたばかりの時に知った方々が、相次いで亡くなったことに、何というか、少し呆然としている。

ことにキャリー・フィッシャーは、スターウォーズの新シリーズに、久々の登場を見せたばかりだっただけに、衝撃も大きい。これで、レイア姫が出演することはないのだろうか。

人はいつか必ず死ぬ。自分は若い頃から、友人や親戚が突然この世を去るということが多くあったので、よくわかっているつもりだが、それでもやはり、この類のニュースが報じられる度に、いつ自分が死ぬかわからないのだから、悔いなく生きなければと思わされる。

二人の冥福を祈ります。
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無題そのにひゃくごじゅうさん

2016-12-27 13:08:27 | 日々
今日は雨。あまり強くはなく、明日は晴れるらしい。

昨夜、年内いっぱいでの解散を表明しているSMAPが、看板番組だったSMAP✖SMAPの最終回で、『世界にひとつだけの花』を歌い、実質上五人で最後の出演を終えた。

SMAPはほぼ同世代で、彼らの二十五年は自分の二十五年でもあるのだが、不惑を越えてなお、アイドルであるというのは、いろいろな面でしんどいことだったろうと思う。

解散は寂しいものだが、老いさらばえるまで、SMAPをやるわけにはいかないわけで、経緯はどうあれ、これもまた、ひとつの終わりかただったのだと思う他はない。

彼らのこれからが、より実り豊かなキャリアとなれば、と心から思う。
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