専業主婦&ママ 初心者マーク

2012年兼業主婦→専業主婦に転職、2013年初めての出産。いろいろ慣れない中での新しい日々を綴っていこうと思います。

NHKスペシャル 最新科学で迫るニッポンの子育てとパタハラについての記事

2016-02-02 17:06:43 | テレビ
録画していたNHKスペシャル
「ママたちが非常事態?!~最新科学で迫るニッポンの子育て~」を見た。

3つのポイントについて最新の研究からわかったことから
日本のママの困難について解き明かす内容でした。

【その1】
ママがなぜ孤独で不安になるのか、については、
人類に一番近いチンパンジーの子育てと比較して、
人類の進化で獲得した能力と日本社会が逆行しているからというもの。

チンパンジーは5年間子育てにかかりっきりになり、
通常母親は我が子を預けたりしない。

いっぽう人類は気軽に子供を他人に預け、
みんなで子育てすることで、
毎年のように出産することも可能になった。

しかし、現代日本の母親たちは
一人で子育てすることが多くなり、
孤独や不安を抱えることが多くなった、
日本の産後うつは通常の5倍とか…。

ゲストの真鍋かおりも「地獄~」と言ってたけど、
私もそれまでの自分のことを自由にできる生活から、
一日中、授乳とオムツ交換、着替えと赤ちゃんのお世話に明け暮れ、
里帰りから帰ってきてからは、プラス家事もこなさねばならない毎日に
これは〝修行"だと思いました。

今でこそたくさんのママ友、知り合いが地域に増えましたが、
子供がある程度大きくなるまで知り合いもいない土地、
季節は真冬で生後間もない娘を連れて子育て支援センターに行くこともままならず、
かな~り孤独でした。

娘はちゃんと育っているのか?
これでいいのか?
赤ちゃんグッズってどんなのがいいの?

身近に最近の子育て経験者もなく、
もちろん友人にはたくさんいるけど、
いちいちメールで聞くほどでもないし…と
かなり五里霧中、手探りの日々でした。

NHKスペシャルでは、本来はみんなで子育てするのに、
日本社会が母親一人の子育てになってるんだから、
孤独は感じてあたりまえだよ、と言いたかったみたい。
解決策は示してないけどね。

【その2】
夜泣きやイヤイヤ期については、
直立歩行するようになったことで、
産道が狭くなり、脳が小さい状態でないと通れない、
ゆえに生まれてから10年くらいかけて発達するので、
その途上での夜泣きやイヤイヤはやむを得ないこととのこと。

イヤイヤ期の絶頂対応中の身としては、
脳の発達途中だからね~と思えば、
少しは救われるかな?
やっぱり対応、大変は大変ですが…。

【その3】
夫に対するイライラについては幸せホルモンオキシトシンが
かえって周りへの攻撃性を高めていることがわかったとのこと。

まぁ、ホルモンのせいだとは思ってましたが、
ちょっと違う原因だったのですね。

産後離婚のデータなども示されていましたね。

どれも最新科学でわかったことを知ることにより、
ママもそうだったのか!と救われることもあるけど、
問題を解決するには、社会が変わらないといけないんだろうけど、
そこまでは深く踏み込んでなかったかな、という印象。


そういえば先週1月26日付の日経新聞の記事も気になってました。

『父の育児 阻む職場 「パタハラ」12%が経験』

育休などを取得する男性が職場でいやがらせなどを受けることを
「パタニティ(父性)ハラスメント」と言うらしい。

育休や育児のための時短などを職場に申請した人のうち
23%が降格などの不利益待遇を受け、
45%が上司から否定的な発言をされているなど、
「育児は女性が担うものという意識がまだ根強い」という記事。

共働きであれば、
男女平等に夫か妻、どちらか対応できるほうが子育てに対応できる社会にならなければ、
子供を持とう、二人目、3人目と考える人が減るのも当然ですよね。

専業主婦家庭の我が家だって朝は7時前に出かけて、
22時23時まで帰ってこない平日母子家庭状態、
食事もお風呂も全部一人でって子供が小さいうちはかなり大変です。

記事でも「管理職の意識改革に加え、長時間労働の見直しといった働き方の変革も必要」と
パタハラ対策プロジェクトの方のコメントが載っていたけど、
ほんとそう。

上司の意識や社会が変わらないと孤独なママは救われないし、
少子化は止まらないし、女性の社会進出というか女性が働き続けることも難しいのでは。

子育て中のパパがもっと子育てに参加しやすい社会になってほしいと思います。