先日40mでYJ0VVとFT8/SF-modeでQSOした際に、WJST-X 2.7.0-rc7にアップデートしました。というのも、WSJT-X 2.7.0-rc5が10月末に使用期限を迎えるからです。その時、WSJT-XのホームページのWSJT-X 2.7.0-rc7に関する記述を読んでいると、SuperFoxモードの他にQMAPというプログラムが、新たに紹介されていることに気付きました。
1)QMAPは、主にEMEのために開発されたものであり、MAP65から派生したプログラムである。
2)QMAPはQ65専用に作られていて、1チャンネルのみである。
MAP65は2チャンネルに対応しており、JT65とQ65を同時にデコードできるが、QMAPではPileUpモードというのが新設されていて、コンテスト等に対応しているようだ。
3)EMEに用いられるQ65を90kHzバンドにわたりデコードできる。
4)2年程前から、1.2GHz帯でテスト運用を続けていたようである。
5)プラットホームとしてWindowsのみがサポートされている。
6)受信機としてRSPduoが例示されている。
7)QMAPは受信専用であり、送信はWSJT-Xを使うように作られている。
MAP65は、送信もできる。
8)QMAPはMAP65と同様、Linradによる前処理が必要である。
つまり、QMAPを使うにはLinradもインストールしなければならない。
私が、MAP65のために使用しているRSPduoEME.exeはLinradと同様の前処理をするものなので、使えるかもしれない。
ARRLのEMEコンテストの10月分は既に終了していますが、11月8日9日両日にも予定されているので、できればQMAPを使ってバンド内を覗いてみようと思います。しかし、2mではQ65はあまり使われていないという点が気になります。