中田真秀(なかたまほ)のブログ

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GotoBLAS2:kernel/generic

2010-10-01 10:43:41 | 日記
kernel/genericの下は使われてなさそうだが参考になるプログラムが多々ある。
これは、行列をキャッシュへ載せるためのプログラムだ。
C:=alpha AB + beta Cを行うわけだ。
レジスタ、キャッシュは使いきらず、半分程度にするのが肝要とのこと。

* kernel/generic/gemm_ncopy_4.c: 4x4の行列(訂正:4x4単位での行列??)のコピー。並べ替えあり。a->bで転置を取ってる。
* ブロックサイズ(レジスタ載せる)のはレジスタ総数の半分。SSE2ならば32/2=16レジスタ。
* Cは直接更新。A, Bはコピーする。L2, L3に載せる程度。
* Cでも高速なプログラムは可能。キャッシュにデータを載せるには、実際に書き込むこと。

(旧)SUN K. K.のOpenOffice.org日本語プロジェクトへの貢献と配置転換

2010-10-01 08:11:42 | 日記
旧SUNは2001年にOpenOffice.orgができてからOpenOffice.orgには主体となって協力してきた。SUN K.K. (日本法人)も、我々OpenOffice.org日本語プロジェクトを通じて多く、OOoへ協力してくださっていた。少しずつコミュニティに軸足を移してきた。この変遷を紹介する。

さて、我々は、OpenOffice.orgプロジェクトの本家プロジェクトの一部として、2003/1/17に成立してから、2008/7/8までの永きに渡ってOpenoffice.orgユーザー会と曖昧な運営を続けていたため、SUN K.K.の人たちもさぞかしやり辛かったに違いない。私もこれは社会に対するやってはならない不誠実だと認識し、皆様の信頼を取り戻すべく努力しているところである。

このようなコンセンサスがとり辛い状況下、私は、OpenOffice.org日本語プロジェクト担当者一覧として、同意をとりつつ、SUN K.K.のコミットメントと役割を明かにしてきた。

さて、歴史的にも見てみよう。かなり幼稚な議論のあと、全員分の了承を得て(*)、一回目のコミットがされている。MLへの報告この中には当時のSUN K.K.の「表野浩一: hyono :日本語翻訳コーディネート」「石村直之: naoyuki :TCM l10n テストコーディネート」「斎藤玲子: reiko :日本語訳監修 」「大隅裕子: yuko :日本語 l10n テスト、l10n バグフィックス、及びテストケース作成」の4名が挙がっている。

現在は、一名。斎藤玲子さんだけである。日本語訳監修である。あとは全員、配置転換などで、段階的にいなくなってしまった。個人的には、大隅さんとの仕事がとても心に残っている。彼女は品質保証という役割を担っていた。一緒に働いてた時期は2008年おわりくらいだったか。そのころは私も品質保証を立ち上げたばかり。一緒と働いていたときは、バグをハントする感じがとても楽しかったし、しっかりした記録、プロの良い仕事だった。品質保証が進んだ、という実感があった。ありがたかった。イベントで一度だけお会いし、一緒に昼ご飯も食べた、話も合うし楽しかった...がOOoを辞められた時は本当に悲しかった...(続く)

(*)については、私信でメールで全員の合意をとった(2008/8/27頃)。明かにできないのが残念。

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