中田真秀(なかたまほ)のブログ

研究について、日常について、その他。

MAGMAのコード見た。まぁこんな感じか。実装重要

2011-01-31 10:35:21 | 日記
MAGMAのコード見た。まぁこんな感じか。実装重要だな。
コレスキー分解見たが、dpotrf.fほぼそのまま。どうFermi/Teslaに投げるかが問題になってる。また時々CPUのLAPACKを
呼んでる。なるほど。コードとしては、GPU/CPU両方混ぜるのが正しそう(あたりまえか)。MPACKも
CPU最適化が必要だが...

どうやってコード書くべきかというのもホント重要なんだよな。
将来的にはライブラリにつなげるということをしないと、論文だけでは消えてしまう。思いを新たにした。

ユーザー同士の助けあいのメーリングリスト users@ja.openoffice.org を設置しました。

2011-01-28 13:22:18 | 日記
OpenOffice.org利用について、ユーザー同士の助けあいのメーリングリスト users@ja.openoffice.org を設置しました。

はじめに

OpenOffice.org の自治体や企業における採用が進んでいます[1]。
OpenOffice.orgのユーザーの増加とともに重要になってくるのがユーザーサポートです。
ユーザーサポートの礎となるのは、ユーザー同士の助け合いです。
お互いがお互いを思いやり、助けたり、助けられたりする、それは使う人にとっても、
ソフトウェアにとっても大変重要なことです。
そこで、ユーザー同士の助けあいのためのメーリングリスト users@ja.openoffice.org
を設置しました。

また、ユーザーから貢献者へという成長へのステップとしての利用も念頭に置いて
います。単なるユーザーから、そこから一歩進歩し何かOpenOffice.orgに貢献して
みたくなる、これは、自然な気持ちだと思います。人が成長できる場所を確保し、
人材を育成する、そうしてはじめて、将来に渡ってOpenOffice.orgを
使いつづけることができるようになります。

皆様のご利用をお待ちしております。

1. メーリングリストの購読方法
a. users-subscribe@ja.openoffice.org に空のメールを送ります。
b. 購読確認のメールが送られてきますので、よく読んだうえでご返信ください。
通常はそのまま、返信するだけで結構です。

2. メーリングリストからの購読解除方法
a. users-ubsubscribe@ja.openoffice.org に空のメールを送ります。
b. 解除確認のメールが送られてきますので、よく読んだうえでご返信ください。
通常はそのまま、返信するだけで結構です。

3. メーリングリストへの参加について
a. はじめて参加される方は、まず自己紹介をお願い致します。
b. これまでどんな投稿があったかは、メーリングリストのアーカイブ
http://ja.openoffice.org/servlets/SummarizeList?listName=users
から見ることができます。
c. マナーの悪い参加者は管理者またはプロジェクトリードの判断により、
強制的に購読解除することがあります。
d. このメーリングリストは事前の予告無く、運用停止することがあります。

4. ユーザー登録された方はボタン一つで購読または、購読解除できます。
次のページでOpenoffice.orgのサイトにログインしたあと、
http://www.openoffice.org/servlets/Login
次のページ(ja メーリングリスト)の「users@ja.openoffice.org」
の下に表示されている「購読」ボタンまたは「購読解除」ボタンを
クリックします。
http://ja.openoffice.org/servlets/ProjectMailingListList

※ユーザー登録については、次のページを参考にしてください。
http://user.services.openoffice.org/ja/forum/viewtopic.php?f=42&t=34

5. メーリングリスト管理者
OpenOffice.org日本語プロジェクト プロジェクトリード 中田真秀
maho@openoffice.org
(予告無く変更されることがあります)

[1] http://wiki.services.openoffice.org/wiki/JA/Marketing/Major_OpenOffice.org_Deployments

OpenOffice.org日本語プロジェクト プロジェクトリード 中田真秀

ということです。皆さんのご活用を願ってます。

ユーザーコミュニティの活性化、そのための一つとしてのユーザー向けメーリングリストは以前からOpenOffice.org日本語プロジェクトの課題でした。他の言語プロジェクトからも時々なぜ無いのだと指摘されていました。ですが単に設置しただけでもうまく行くはずもなく、ある程度コミュニティ、組織が固まってからと思っていました。アナウンスにも書いた通り、自治体、企業での利用が増えてきたため、サポート、この場所が必要です。人それぞれ得意なメディアがあるため、様々なメディアを持っている必要があります。その一つがメーリングリストであったり、フォーラムであったり、twitterであったり、するわけです。

今回この様なメディアの一つを持ててとてもうれしく思います。おそらく企業、自治体ユーザーの匿名または変名の投稿が増えるだろうな...と見込んでいます。企業、自治体の人たちは秘密主義が非常に強く、オープンソースプロジェクトとは水と油のような関係です。ですが、中の人たちはやはりメーリングリストに出てきたい。質問したい。助け合いをしたい、はずです。ここの理解をどうにか広げて行きたいとも思ってます。

まぁ今の世代はダメだろうけど次世代ではオープンオフィスをみんなで創る、そういうことが根付いたらいいなという希望をもって...

一段落とバクマン

2011-01-24 17:06:09 | 日記
一段落した。論文が。これを増強すれば国際学会も多分通る。やっと通しで読んで日本語のエラーがなくなってきた。まだもうちょっと。

さてバクマンをみて、羨ましいと思ったのが新妻エイジ。この人はひたすら漫画を書くのが好きだ。こちらは論文一本書くのに相当苦労してるのにね...やっぱ新妻エイジは天才なんだろう。

昨年は論文も書いたが寄稿依頼も多くかなり詰まっていてキツかった。もちろん書くスピードをあげるためだと思った。少しスピードが上がった気がするし、疲労感もなくなってきた気がする。

Core i7 980XE 理論性能値 107.55GFlopsはおそらくoverclockした値

2011-01-24 08:23:08 | 日記
CPUはGPUに比べて行列-行列積のパフォーマンスでは圧倒的に負けてしまっているのは
残念だが、最速のCPUは一体なんだろうと思って調べている途中であった...

そこでWikipediaの記述にAs of 2010[update], the fastest PC processors six-core has a theoretical peak performance of 107.55 GFLOPS (Intel Core i7 980 XE) in double precision calculations.

と書いてあったので不思議に思った。まずIntel Core i7 980 XEというのは正しくは
Intel® Core™ i7-980X Processor Extreme Edition(12M Cache, 3.33 GHz, 6.40 GT/s Intel® QPI) のことであろう。

だとすると、コア数6なので、
3.33 * 4 * 6 = 79.92
になるので、理論性能値は、約80GFlopsのはずなのだが...107.55GFlopsだとすると
107.55 / 24 = 4.481
4.48GHzで動いていることになる。
(後藤さんによれば)おそらくoverclockしているものと思われる。

(中里先生の)GPUだともうA Fast GEMM Implementation On a Cypress GPU では、カーネルの性能が470 Glop/sとあり、GPUは圧倒的だなと思ってしまった。

来年度の科研費などについて

2011-01-22 15:54:17 | 日記
奈良先端科学技術大学の学長通信No.28(2011年1月18日)
が興味深かった。


> 科学技術予算については、大きなものは科研費で、2,633億円(633億円増)で過去最大の増額である。また、このうち853億円を基金化することも予定されている。また同じように、このところ減少続きであった特別研究員(PD)も60億円(14億円増)で、新規受給者は23年度は670人と、前年度比で302人増ということになる。海外特別研究員も19億円(3億円増)で新規派遣者は228人(90人増)となり、これとは別に、頭脳循環を促進する若手研究者戦略的海外派遣事業(18億円)が措置されている。テニュアトラック普及・定着事業については81億円が新規に予算化され(これは要望枠を大幅に超えて認められている)、135名について一人あたり1,000万円の研究費も措置されている。また、日本人学生の短期海外派遣、留学生の短期受け入れのための支援(22億円)も創設された。

> 奨学金については、有利子、無利子あわせて、貸与人員を8.8万人増やすことが出来る(127.2万人)という。授業料免除枠については、ほぼ要望通り認められ、博士前期課程で、6.3%から7.3%へ、また後期課程では6.3%から、ほぼ倍の12.5%になった。


ということで若手にはありがたい予算配分になっている。ただ、こういう政策に振り回され易い若手など、厳しい状況は変わっていない(若いひと選挙いかないしね)。

我々は大変弱い立場だから、様々な方法を駆使して予算を集める、これが重要なのである.