中田真秀(なかたまほ)のブログ

研究について、日常について、その他。

Mac Book Air 11 (mid 2011)のSSDを480Gに増量する

2011-08-27 12:58:30 | 日記
Mac Book Air 11 (Mid 2011)は非常に素敵なマシンで、筐体の美しさも、Lionのできばえも最高です。CPUもCore i7にアップグレードしたので、これまた高速で、メインマシンにできるほどです。

ただし、HDDがSSDで64, 128G, 256Gまでしかないのが気になります。ということで、OWC
480GB Mercury Aura Pro Express
Solid State Drive(OWCSSDAPAE480)
というMacBook Air 2010-2011 Edition用のSSDに入れ替えてみました。

購入方法と購入金額

日本にも代理店や販売店もあるようですが、15万なので、円高もありますので、MacSales.comから直接買うと安くなります。たとえば、現在$1266程度は$1=78円として98748円です。ということでMacsales.comから買いました。僕が買ったときは$1297.99. amazon checkout instant savings -$25(これをすると安くなった), shipping $30.49で、$1300.33でした。invoiceはpdfでメールで送られてきました。

配達

二営業日といわれて本当かと思いましたが本当に二営業日でアメリカから日本まで届きました。FEDEXからは配達されたらメールが送られてきました。配達状況はメールからアクセスできるURLを参照すると詳細にわかります。

取り付けるまえに。

* Lion 復元ディスクアシスタントからUSBの復元ドライブを作りましょう。
* Time Machineでバックアップを取りましょう。
* 静電気に注意!!
* 最後に電源を切りましょう。

取り付ける。

開封すると、ドライバー二本とOWC SSDが入っています。Youtube videoがあるので、それを見たらよいでしょう。取り付けは意外にも簡単で、いくつかねじを取り外すと、パコっと外れて、SSDが見えます。ので入れ替えるとOk。

リカバリー

USBのLion復元アシスタントとタイムマシンでさくっと成功しました。楽ちん。Wifiからもリカバリできるはずですが、失敗しちゃいました(-2002Fがでてきた)。

ということで10万程度あれば480GのSSDに入れ替えられます。

Happy mac book air life!

数学の勉強の方法

2011-08-25 11:14:07 | 日記
数学の勉強方法はとても簡単で

まず、教科書を選ぶ。これからしばらく自分と付き合えそうな感じだろうか。
気持ちが合うだろうか。まえがきを読むと著者の気持ちが解る。
先生は、きっとあなたに分かって欲しいと思って書いている。どうやったら
分かってもらえるだろうか、そういう所に腐心しているだろうか。
そういうところを見て選ぶ。

そして、次のようにすればマスターすることができるはずだ。
* 定義を覚える
* 定理を覚える。
これらはまず覚えなければならない。
覚えるというのは、教科書を閉じてソラで定義をすらすらと
いえること。定義に用いる言葉は意味は一つしかないので、それはそのままの
意味で用いる。定理も覚える。定理は、証明もあるが、証明も覚えなければならない。

完璧に理解した、分かったと思ったらとりあえず本を閉じてみる。
そして定義、定理(その証明も)を書きだしてみる。

定理に使われる文章はたいていは流麗で、句読点の打ち方、てにをはも
完璧だ。だから一字も削れないだろう。文章を覚えるのは大変。だから
論理構造を覚え、自分で証明を書いてみよう。きっと教科書のそれよりかは
うまくない日本語になるはずである。

そこで完璧に理解しているならばほとんど同じ日本語が出てくるはずで、
もし教科書より劣っている表現ならば、完璧とは言えない。定義を覚える
からやり直す。

たいていはこれを三~四回繰り返すとマスターできるようになっている。

練習問題は、書ききれなかったが大切、や、理解しやすくするため役に立つ
ことがたくさん書いてあることが多い。ぜひ一つ一つ噛み締めるようにやるとよい。

最後に。
自分でも教科書を書いてみたくなるだろうか。畏れ多いだろうか。
ありがたいと思うだろうか。
どうか頑張ってください。

力学

2011-08-22 17:04:47 | 日記
高校の時は物理が苦手だった。特に力学の力のベクトルを書くのが。
そこで思いついたのがエネルギー保存則を微分して運動方程式を
導くということ。エネルギー保存則からスカラー量であるエネルギーを
位置と速度の関数として導くのである。つまり

E(q, \dot q)=const

なので、これから微分してそれっぽい運動方程式を導くと軌跡がわかる、
という方法であるが...いい思いつきと思うのであるが...
残念なことにこれは間違いで、このアプローチでゆくならば -
正準方程式を解くのが正しい。

\partial H(p,q) / \partial q = - \dot p
\partial H(p,q) / \partial p = \dot q

高校の知識では導くことが難しいよなー。

油冷はCray-2からあった。

2011-08-15 11:00:14 | 日記

冷却性能は「空気の1,000倍」
とあって、これって水冷よりすごいし、初めて?と思ったが、Cray-2で以前、採用されていたを知った。姫野先生に教えてもらった。
> 透明な液で気泡が上がっていく様は美しかった。
美しいというのは重要なんだろうなー。初出なのかな。

今後スパコンは油冷になるのか。ならないで消費電力を下げ空冷になるのか。後者かも。
いずれにせよ面白い技術だなー。

格子QCDも熱い

2011-08-15 10:44:30 | 日記
最近核状態理論(=電子状態理論)も熱いと教えてもらった。核子の相互作用というのは
実験的にしか解っていないし、理論的には経験的な多体力ハミルトニアンを用いる
のだが、クオークとグルーオンを見るとラグランジュアンが書けてるので、それからコンピュータで解くと第一原理的に核子の状態も解るそうだ。ただし相対論的なのでmeshは四次元。さらに場の自由度は10-20程度あるそうで(ここはうろ覚え、クオークがup/down red/green/blue, spin, など, gluonがまたある)、かなり大きな計算になる。例えばmeshを一次元100とって、場を記述すると、100x100x100x100=100000000=(100Mega)格子、なので2G個の格子x8 (double)で16Gバイト必要。

たった100でこうというのは結構キツイが何か他の方法がありそう。化学だとLCAOが良い近似つまり原子があり電子はそこに束縛されているという近似はかなりよい。例えば顕微鏡でも分子が「見える」のだが、こちらはそうもいかないそうだ。

クオーク-グルーオンの相互作用は化学のように1/rみたいにならないのか、というと、それは摂動理論なので、核子では成立しない、と言われた。

自分が手を出せるかどうかはわからんが、面白そうな分野ではあるなー。