中田真秀(なかたまほ)のブログ

研究について、日常について、その他。

論文提出...

2010-09-30 16:06:10 | 日記
やっと論文提出。化学の理論系では初めての

* 単著
* 文および数式のみ

というチャレンジをしてみた。色々ご指摘いただき大変ありがたく思いました。Acknowledgeさせていただきました。

さて通るかどうか。ドキドキワクワクしながら待つことに。

The Document Foundationができた。よりよいcommunityを目指して

2010-09-29 08:34:12 | 日記
The Document Foundationができた。

> The community of volunteers developing and promoting OpenOffice.org sets up an independent Foundation to drive the further growth of the project

OpenOffice.orgを開発、振興しているボランティアによるコミュニティは独立のファウンデーションを設置し、(OOo project)のさらなる発展を加速する。

そして、LibreOfficeとして、オフィスソフトを開発する。

* どういう問題があったか
OOoには、独立性があまりなかった。企業主体による不透明性があった。

OpenOffice.orgはそもそもは、ハンブルグにあるStarDivisionという会社が作っていたStarOfficeをSUNが買収し、オープンソース化したことによって始まったプロジェクトである。

力関係は三つ。ハンブルグにある元StarDivのチーム。SUNの経営方針。それ以外のコミュニティ。

普通に参加出きるのは「それ以外のコミュニティ」のメンバーとしてだ。深く関わった人は、SUNに何度も何度も何度も何度も、裏切られてきた、のを恨みに思っている人もいるだろう!

ハンブルグの結束力は非常に固く、我々もHamburg teamと呼んでいる。実際、マイルストーンなどはHamburg Release Engineeringと名乗っているし、主要なメンバーはハンブルグにいる。さらにOracleになったときも独立部門となっている。SUNの経営方針は - 当たり前だが様々な局面に見え隠れする。とにかくSUN外のコミュニティメンバーによる開発コードの受付はひたすら悪い(これはGo-OOというforkを生み出すきっかけになったものだ)。あとは、その他のコミュニティメンバーだ。これは個人であったり(ドイツ、フランス、ブラジル、イタリアが強い)、会社であったり(IBM, RedOfficeなど)する。

あまりにも公共性の高いプロジェクトのため、ファウンデーションを作るという動きは以前からあった。適当に探っただけでも、
FoundationにLouis(2001)
Community Councilの投票呼びかけ(2003/9)community councilのOpenDocument Meeting & foundation(2005/11)
と続いていた。10年間の地道な活動が実って、The Document Foundationとなったのだ。

ファウンデーションのメンバーを見てみよう

Steering Committee MembersはAndre, Caolan, Charls, Florian, Sophie, Italo, Olivier, Thorstenと長い間OOoをサポートしてきたSUN外のコミュニティメンバーだ(Caolanは昔SUNにいたが)。大体の人はこの中の誰かには非常に世話になっているだろう。私は特にAndreやSophieをとても尊敬している。

開発はどのように進むのだろうか。NovellのGo-OOの旗振り役で天才的なハッカー、Michel Meeksがいること、そしてLibreOfficeがGo-ooに近いため、将来的にはLibreOfficeになる、ということだろう。

残念ながらOracleのメンバーはいない。Stefan TaxhetやLouis Suarez-Pottsも名前が出ていない。LouisはずっとFoundationを夢見てきていたはずなのに。

なお、私も、$50寄付しました。皆さんもどうか応援願います。

問題は山積しているが、まず、OpenOffice.orgがLibreOfficeになることで、より自由になる、発展が望めることを期待してます。おめでとう!!

マイクロバブル・ナノバブル

2010-09-28 12:13:25 | 日記
50マイクロメートル以下の微小気泡が水の汚れを浄化し、生物を活性化する
AISTの高橋正好博士の研究。コンセンサスSep.Oct.2010 9-10掲載

これがとてもおもしろい。1mm程度の泡は5-6mくらいで上昇し、すぐ消えるが、10マイクロメートルとなると、1分に3mmしか浮上しない。ナノになると半年~一年も水中に残存するそうだ。

この消えない泡の性質がとてもユニークで、実用的なのだそうだ。

* アオコの発生を抑制、貯水池の浄化
* オゾンを含ませて強力な殺菌
* 半導体の洗浄
* 農薬の軽減
* 畜産設備の殺菌対策

などなど。メカニズムは必ずしも明らかでないそうだが、
とてもおもしろい!!

最初経済的なバブルかとおもったよ。

ヤマボウシの実がおいしい

2010-09-28 08:19:48 | 日記
ヤマボウシの実が所内でなっていたり落ちていたりする。これは名前を知る前からうまいのではないかと思っていた。勇気を出して食べてみたらおいしい! トロっとしてて、甘さは柿くらい。

まぁでも形はさくらんぼのようにはかわいくない。売れないだろう。

お酒につけて果実酒とするのもよいらしい。