OpenOffice.org to become a purely community-based project のアナウンスは2011/4/15にあったが、
それ以降、Hamburgも含めMaling listもほとんど活動が止まっている。
開発の最小単位であるChild work spaceも開発が止まっている。
コミュニティマネージャーの
Louisも、
> The OpenOffice.org Community is obviously in a state of change. I think a
> crucial element to us all moving ahead is to establish and then act on, in
> good faith, those areas where we―OOo and LO communities (aspects of the same
> thing) can work together and reconcile differences.
といっているが...
このような状況で
3.4はリリースされるのだろうか。
いずれにせよ、LibreOfficeに移行したからといって、今後開発が進むとは思えない。
ボランティアが作っているが、その人たちを生かしておくにはお金がかかるからだ。
Firefoxも結局は、MozillaがGoogleから収入を数10億/年得て、「コミュニティの開発者」
たちによって作っているだけなのだ(Mozillaは少々コミュニティというのをプロパガンダに
用いている気がしてならない。)
そもそもAbiWordや、Gnumericは、そこまで世界を動かす力になっただろうか。
OpenOffice.orgはハンブルグの連中が頑張ったから、ここまで大きくなれた。
問題点は - コミュニティリレーションというセクションを作らず、独立にコミュニティと
対峙してたから、個々の考え方の温度差も大きく、統一してコミュニティの支持を得られなかったし、
OracleもSUNもコンセンサスを得ることに対して頓着しなかった、そんなところにあるのではないか。
[*BSDだって、それまでの商用、大学での研究開発という非常に大きなコストをかけて存在している
わけで、何もかも無から生まれるわけじゃあないのだ]
まぁ日本はほとんど関係ない。只にする利害なんかほとんどない。弱小地方自治体の財政が破綻しても
そんなに日本には影響はないからだ。それにOOoで節約できる金は別にそんなに大きくはない。
OOoが嫌ならLibreOfficeの提灯持ちをすれば良い。いやいや、金があればMicrosoft Officeに戻れば良い。
米ならば、自分の責任で作る、歴史があるが、OpenOffice.orgは、なんかしらんが
おいしいものが空から降ってきた、そんな感覚でいるからだ。情けないとしかいいようがないが。