中田真秀(なかたまほ)のブログ

研究について、日常について、その他。

情報交換...

2011-05-30 20:46:17 | 日記
あるワークショップで色々長々話した。死にそうになったら任期つきでいいから雇ってとある先生に尋ねたらokだったので、生きては行ける希望が沸いた(?)
北京についた。相変わらずでかいまちだし、ホテルは綺麗だ。MSレートで安くもしてくれた。
明日は発表...

多忙なことはいいこと...なのか

2011-05-27 11:08:30 | 日記
計算工学講演会、東工大の青木先生に非常におもしろいといわれて、一つ報われた。SACSISは
落ちたから。発表が終わった後、すぐ、GTCにも出てほしいと言われた。まぁこれは
上からも出てくれと言われてたので。またこのBlogを読んでる人からも話しかけられた。
ありがたかった。やはり出るセッションを選ばないとダメだな。

MS COREの発表で北京行きだがPowerPointで数式なんかやりたくないので、TeXで書いて
PDFにして、ImagemagicKでjpgにしてPowerPointに貼り付けるということをやった。PDFからPPT
というのはWindowsなどでいろいろ出ているが、ImageMagicKのconvertを使えば
一瞬。ただし日本語には対応していないようだ。句読点が入っていたがそこでGhostscriptが
エラーを吐いて落ちた。それは無いような気もしないでもないが。

計算工学のプレゼンをMSでもやるつもりで英訳をえいやっと行った。Google翻訳を
少しずつ使うようになってきたから、この翻訳作業は不毛な気がする(いやアレはすごいです)。

理研に来た中村振一郎先生からも化学の研究は絶賛された。

と、ポジティブな側面ばかり言うが、論文は頑張ったが落ちたし、科研費若手Bも落ちた。
後者は理研だからバイアスがかかっているに違いないということにした。理事は
理研は科研費に通りにくいとか言ってるし(でも通った人はしってます)

ふてくされて、ムカついた。
理研に設備が整ってないとかかく審査員がいて、おい、RICC知らんのか!!
と思ってしまった。

OpenOffice.orgは先行き不透明とコミュニティという幻想

2011-05-25 09:06:33 | 日記
OpenOffice.org to become a purely community-based project のアナウンスは2011/4/15にあったが、
それ以降、Hamburgも含めMaling listもほとんど活動が止まっている。
開発の最小単位であるChild work spaceも開発が止まっている。
コミュニティマネージャーのLouisも、

> The OpenOffice.org Community is obviously in a state of change. I think a
> crucial element to us all moving ahead is to establish and then act on, in
> good faith, those areas where we―OOo and LO communities (aspects of the same
> thing) can work together and reconcile differences.
といっているが...

このような状況で
3.4はリリースされるのだろうか。

いずれにせよ、LibreOfficeに移行したからといって、今後開発が進むとは思えない。
ボランティアが作っているが、その人たちを生かしておくにはお金がかかるからだ。
Firefoxも結局は、MozillaがGoogleから収入を数10億/年得て、「コミュニティの開発者」
たちによって作っているだけなのだ(Mozillaは少々コミュニティというのをプロパガンダに
用いている気がしてならない。)

そもそもAbiWordや、Gnumericは、そこまで世界を動かす力になっただろうか。
OpenOffice.orgはハンブルグの連中が頑張ったから、ここまで大きくなれた。
問題点は - コミュニティリレーションというセクションを作らず、独立にコミュニティと
対峙してたから、個々の考え方の温度差も大きく、統一してコミュニティの支持を得られなかったし、
OracleもSUNもコンセンサスを得ることに対して頓着しなかった、そんなところにあるのではないか。

[*BSDだって、それまでの商用、大学での研究開発という非常に大きなコストをかけて存在している
わけで、何もかも無から生まれるわけじゃあないのだ]

まぁ日本はほとんど関係ない。只にする利害なんかほとんどない。弱小地方自治体の財政が破綻しても
そんなに日本には影響はないからだ。それにOOoで節約できる金は別にそんなに大きくはない。

OOoが嫌ならLibreOfficeの提灯持ちをすれば良い。いやいや、金があればMicrosoft Officeに戻れば良い。
米ならば、自分の責任で作る、歴史があるが、OpenOffice.orgは、なんかしらんが
おいしいものが空から降ってきた、そんな感覚でいるからだ。情けないとしかいいようがないが。

久しぶりにGaussian09 をIntel Fortran compilerで

2011-05-20 12:45:30 | 日記
ちょっと依頼を受けたので、Gaussian09 をIntel Fortran compiler
でコンパイルしてみた。この前自分でRICCでやったときは動かないバイナリが
できたので一寸ダメかなと思ったが、色々工夫するとビルドできた。

いつも思うが、これ、どうしようもなく汚いビルドシステムで、
そろそろ直しておくれよとか思うし、動作保障も公式ビルドしかないし、
しかもPGIだし...なんとかならんのかなぁ。

そういえば、hpc.co.jpってベンチ公開してたよなと思ったが、いつの間にか
公式バイナリしか置かなくなっているようだ。

いつぞやは、kyoto-u.ac.jpで公開していたが、Gaussianからクレームが来たあと
IPをみてサイトライセンスがあるとこしか公開してなかったのだが、ある先生に
チクられて、N辻先生に呼び出されておこられました。ので消したのでありました。
その後、スペイン(だったっけ)海賊版のページまで作られたよ..

ということで公開できません~

理研のRICCには入れられるかもしれない。が、どうなんだろうな...ベンチ
とれても公開できそうにもないしなぁ。
ま、だからfree softwareとかにハマったのかもしれないが。

色々Gaussianには問題があるので
あまり好きじゃない(リンクをたどるとPopleまでbanしたとあるのだ!!!!)

のだが、これより使いやすいのもないし、なかなか量子化学も政治が難しいね...

お役たち
http://topsecret.hpc.co.jp/wiki/index.php/Version10.0%E4%BB%A5%E9%99%8DMKL%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

ってかgoogleかけるとgaussian03のは出てきたぞ...