雨上がりの今は穏やかです

前回に引き続き“世界一貧しい大統領”の記事を
観てみましょう。

2012年、環境問題や貧困問題を扱ったブラジルの
リオデジャネイロ国際会議で、ムヒカ氏は世界に向けて、
飾りのない言葉で語った。
会議の参加者をはじめ、世界中で人々に感動を与えたそのスピーチを、
子ども向けに意訳し、優しいイラストを添えたのが
『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』である。
　
リオ会議でのムヒカ氏のスピーチのポイントは2つだ。
1つは、「人類が瀕している本当の危機とは何か」。

「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、
限りなく多くを必要とし、もっともっと欲しがることである」
「人より豊かになるために、情け容赦のない競争を繰り広げる
世界にいながら、“心をひとつに、皆一緒に”などと
いう話ができるのでしょうか？」
「誰もが持っているはずの、家族や友人や他人を思いやる気持ちは、
どこに行ってしまったのでしょうか？」と、ムヒカ氏は会場の人々に問うた。

「目の前にある危機は地球環境の危機ではなく、
私たちの生き方の危機なのです」と。・・・今回はここまで…

正に、人間が思考に囚われない生き方を
ご指導されています。
「私たちの生き方の危機」は私(思考)が創作しているのですね。
誰かが危機を煽っているのではありません。

このことを、１人でも多くの方が気付いていかれると
“絶対安心”が開けてきます。


只の道…淡々と歩く

心の研究もされている禅師、井上御老師のホームページから
一節ずつを、私(思考)が観てみましょう。
あくまで私(思考)から観たものです。
このことは信じないで、常に“実践”で明らかにしていってくださいね。

　　・・・感情満足の遊びは直ぐ引き込まれるが、この道の努力は簡単ではない。
　　　　　　　そこを努力することを修行と言う。…前回まで

　　　　　『生半可なことで心の癖が解決できるはずがないではないか。
　　　　　　さて、畢竟どの様に修行努力したら自己矛盾のない
　　　　絶対世界に達することが出来るか。常に言っている通り、
　　　　　　即今底を錬るのみ。即念を離しては解決の道はない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　今、本当に「只」行ずるのみ。』

いかがでしょう。
おわかりになったでしょうか？
“自己矛盾のない絶対世界”は
私(思考)が無いということです。
私(思考)が無い“今この瞬間・無思考”です。

ですから私(思考)が在る以上
目覚めてくることはありませんね。
心配、不安、悩み、苦しみ、恐れもあるところに居続けることになります。
もちろん同時に楽しみのあるところも望み居続けることになります。

『苦楽ある人生』とはよく言ったものですね。
その『苦楽ある人生』を“絶対安心の人生”で
過ごして行かれた方がお気楽そのものです。

それには“実践” “実践” “実践”です。