静岡3日目は待望の晴れ。
昨日雨だった日本平に行き、夢テラスから富士を眺めたが雲に隠れ、わずかしか見えない。残念だが富士は諦め、ロープウェイで久能山東照宮へ向かった。
久能山へは海岸からの石段を徒歩で登るルートと日本平からのロープウェイで行く2つのルートがある。
今回は心房細動になってしまったこともあり、迷わずロープウェイを選択。しかし往復で1人1,100円、夫婦2人で2,200円とちょっと高い。そこで、クーポンを持参し一割引きで乗車した。
車体には「三つ葉葵」の御紋が入り、車中では「刀剣乱舞」ソハヤノツルキの声優、浅利遼太が案内していた。
社務所を通過し初めに見えてくるのが楼門。時節柄、観光客はすべてマスクをしていた。
楼門付近では、観光ボランティアの人か案内人がいた。
楼門の内部には金の狛犬が設置してあった。
狛犬はいろいろ見てきたが、この金の狛犬はなかなかいい感じだ。
狛犬の前には、家康公の手形が置いてあった。思わず、自分の手の大きさを比較してみたくなった。
楼門を振り返ると、こんな感じである。
次に見えてくるのは唐門。ここは拝殿の前に位置し、通過することはできなかった。
ちなみに、唐門とは屋根が唐破風造りになっている門のことで、全国各地にある。そういえば日光東照宮にもあった。
正面の唐門は通過できないので、脇の門を通過し拝殿に入った。
拝殿は国宝に指定されているようだ。「国宝」の看板があった。
調べてみると、今からちょうど10年前の平成22年に国宝に指定されたとのこと。
拝殿を通過し、さらに奥に進むと、家康公の墓所の前には「金のなる木」があった。
「金のなる木」とは家康公が臣下に説いた、「よろづ程よ木(すべてほどよき)」「慈悲ふか木(慈悲深き)」「しやうち木(正直)」の3本の木のことで、これを常々信用すれば富貴が得られるというもの。
見上げると、確かに3本の木に分かれていた。
一番奥にあったのが、家康公の墓所「神廟(しんびょう)」。
日光東照宮奥宮にあるものと似ている。
ところで、埋葬後1年で日光に移されたとされる家康公の遺体は、本当は久能山に残されているのか。それとも日光に移されたのか。本当は?
東照宮博物館の前からは、太平洋と石垣いちごのハウスが眺望できる。
次回来るときには、ロープウェイでなく一の鳥居から歩いて登りたい。そして、教科書にも出てきた久能山の石垣いちごも食べてみたい。