今年の稲作は明暗を分けた。
稲の収穫期を迎えても、台風と長雨の影響で稲刈りができない農家がある。このままでは刈り取ること自体ができなくなることも懸念される。
一方、順調に収穫できた農家では近年になく収量が多かった。通常、群馬では1反8.5俵程度の収量だが、今年は10俵もあった。この辺では1反から10俵取れることを1畝1俵に当たることから、畝俵「せだら」と表現する。
ところで、我が家では自宅用に2.5俵、親戚用に2.5俵、合わせて5俵を自家米として保管している。
計算は次のようになる。
1家族3人が食べる白米は1日2.5合、1合は150グラム、玄米から白米への精米歩合は90%、1俵は60キロ、1年365日に必要となる玄米のキロ数は・・・
2.5合×150グラム×365日÷90%=152083グラム=152キロ≒2.5俵
つまり1人が1年間に自宅で食べる米の量(家庭内消費、玄米換算)はわが家の場合50キロとなる。
ちなみに、公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構によると、日本人1人がが年間に消費するコメの量(白米換算)は、平成28年度で、56.0キロ(家庭内消費38.6キロ、中・外食消費17.4キロ)で、我が家では白米換算で家庭内が45キロとなることから、内食依存型であることが分かる。