確定申告の季節を迎えた。我が家は給与のほかに農業と不動産所得があるため確定申告を行っている。昨年も国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用していたが、申告は会場で行った。しかし今年から電子申告「e-Tax」に変更した。
理由は2つ。
一つは税額控除が5千円受けられること。妻と2人で1万円。これが最大の理由だ。しかしそのための投資もある。ICカードリーダライタ(1個)、電子証明書付き住民基本台帳カード(妻と2人で2枚)。2人で合計5千円の支出。1人だとメリットが無いが2人だと5千円の得。しかし住基カードと電子証明書は有効期限がありそれを過ぎるとまた500円が必要となる。
もう一つの理由は、添付書類の提出が省略されたこと。今までは電子申告しても添付書類を郵送、または持参しなければならず、電子申告の意味が無かった。今年からはそこが改善された。
今日はそのパソコンの設定を行い確定申告を済ませた。本来なら申告できない日曜、しかもまだ申告期間前に終わらせてしまった。なんとなく得した感じ。
でも初めてだったので結構面倒だった。特に事業所得は「確定申告書」と「収支内訳書」を別に作成し、最後にデータを結合し送るのだが、はじめ「確定申告書」のみを送ってしまい、あわててその直後に結合データを再送した。
今回の作業で、「個人の電子申告は進まない」との結論に達した。理由は1年間に1回の申告のわりに準備が面倒。税理士のように1回のセットアップで何回も申告できるのであればメリットはある。しかし個人ではその効果は無い。
せっかくマスターした知識なので、e-Taxで電子申告したい人にそのノウハウを伝授したい。