海の見える家から

瀬戸内海の見える家から、日々の出来事をつづります。

知らなかった世界

2020年06月22日 17時30分00秒 | 日記
父や母の付き添いで、病院に行く。
色々な病院に、タクシーで。
ゆっくり歩く父が後ろからついてきているか振り返る。いつから、こんなにおじいさんになっちゃったんだろう。
母は、杖をついて一歩ずつ。
色々なお医者さんがいるもんだ。
ずっとパソコンをたたいていて、父の様子や話はあんまり聞いていない。心がこもってない感じ。
綺麗な女医さんは、とっても気さくで、ゆっくりな母に、急がないでね。ゆっくりでいいですよ。すてきな洋服ね。これから、買い物とかどうする?大丈夫?と、色々お話ししてくれる。
今日の父の手の先生は、若いけれど年寄りに敬意を払ってくださっている感じ。
母と歩くと、ちょっとした段差が気になる。タクシーの運転手さんは、乗り込む時に運転席から降りて頭が入り口に当たらないように手でガードして下さった方がいた。優しい気遣いが嬉しくて、私はそんな事ができていなかったんじゃないかと反省。
杖をついて歩くおばあさんを見ると、母より歩けていいなぁ。なんて、眺めている。
今まで気づかなかった事に気づかされる毎日です。


そしてひと月実家にいましたが、明後日広島へ帰る事にしました。
岡本太郎さんの書かな。
濃厚な一ヶ月が終わろうとしています。

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介護

2020年06月09日 23時25分00秒 | 日記
介護って大変なんですねー。
7ヶ月余りの入院生活を経て、母が3日に退院しました。うれしそうです。
そして、介護生活が始まりました。
母は、左半身の麻痺が残り4点杖でゆっくり歩けるようになり帰宅しました。事前のリハビリ病院からのアドバイスで歩行できるものの転倒の危険があり常時見守りが必要という事で、夜中トイレへ行く母にはっと気づき見守りをしますが、朝まで爆睡してしまう日もあります。倒れる前は、何でも自分でやりたがって私に手出しされるのを嫌っていた母なのに、自由に手が使えず料理や洗濯の練習をリハビリ病院でしてきたのに、やる気が出ない様子です。それから、ケアマネさんと契約し福祉サービスや介護用品の選定と契約などなど。やる事がたくさんあり、そしてそんな生活がまだ軌道に乗っていない状態です。一番の問題は、床に腰を落とすと立ち上がれないこと。高齢の父では、小さい母でも持ち上がれない事です。私が後ろから抱えて何度か介助しましたが、私の腰も悲鳴をあげています。今日は、訪問リハビリの先生が来て立ち上がりの方法を一緒に考えてくださり、練習しましたが上手くいかずイライラ。私は障害者だから。そんなに簡単にはできないわ。と家族に言います。
そんな気持ちもわかるのですが。やるしかないでしょう?!と、言ってしまう娘。だけど、お母さん、私がこどもだった時、私にも、そーいう対応だったから仕方ないよね?なんて、ひとり思って納得したり。
立ち上がれないと私は広島へ帰れない気がしています。老人二人でどうやって暮らすのか?まだイメージが持てません。老いるってこういう事なんだな。と、しみじみ感じます。
ずっと家にいるとケンカになるので、今日は食材の買い出しにでました。


一人ティータイム。
レスパイト機能の大切さをしみじみ感じながら、いただきました。
介護つらい。

コメント (2)
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