漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

マッタケの人工栽培

2017年10月26日 | 食べもの
韓国の新聞が
「マッタケの人工栽培に成功した」と伝えていると、

今朝のサンケイニュースに出ていました。

なんでも、
国産マツタケの年間生産量は、

昭和20年代には6千トン程度あったものが、
いまでは、わずか約70トン、だそうで、

なんとまぁ、
半世紀ほどの間に、約百分の一近くにまでの急降下、!!

我が家のような貧乏所帯には回って来ない分けだ。 (笑)

マッタケは小枝を除去するなど、
松林に人の手が入らないと、生産量が落ちる。

山間地帯にある農村の燃料が、
それまでの薪や柴からプロパンガスに変わりだしたころから、

マッタケがとれなくなりだした。

なにしろ今は、大学の講義で、
「お爺さんは山へ、シバ刈りに」と云う出だしの

昔話を教材にしたら、
大学生のほとんどが、「シバを刈る」と云う意味が分からず、

説明したら、
「ゴルフ場の芝を刈るのかと思った」と言い出す始末。

そう云えば、最近は、
秋の味覚の代表として、

テレビのグルメ番組で紹介される頻度も落ちてるかな。

食べたことない人が増えすぎては、
テレビで放映しても視聴率に繋がらないのかもしれない。(笑)

一時は韓国産が、
不振の日本マッタケの代用として盛んに輸入されましたが、

このごろはその韓国でも、
マッタケは取れなくなっているらしく、

つまりは、
マッタケが消えるのは文明病で、先進国となった証明。(笑)

あとは中国ですが、
この国も御存知の通りの経済発展中で、

いずれは中国のマッタケも絶滅危惧種になる可能性、大。

残る頼りは北朝鮮ですが、
ここは経済発展で・・・、と云う心配はないが、

あんな事情で、輸入が規制されてますしね。

もっとも、
マッタケをありがたがるのは日本人だけのようですから、

何世代かの後、
日本人が完全にマッタケの味を忘れたら、

山奥のマッタケは、
ナメクジの餌と云う古代に戻るのかもしれない。

あ、韓国のマッタケ栽培ですが、
「10年前に一本はえて以来の一本が生えた」だけの話で、

長年の研究で、
やっと二例目、だそうですから、

ま、あまりアテにしない方がよさそうかな。

少なくとも、
私が生きてるうちに食卓に並ぶことはないでしょうね。(笑)





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