漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

昭和天皇の手の振り方

2019年04月18日 | 政治・経済・こぼれ話
これが「在位中最後の」地方訪問だとかで、

朝からテレビが、
伊勢神宮を参拝される天皇皇后 両陛下の道中を映している。

出発地の東京でも、
現地の伊勢でも大変な人出で、

高齢の両陛下が、
その歓迎の人波に応え、律儀に手を振っておられる。

そう云えば、
皇后がむかし、初めて皇族としての歓迎を受けた時、

“人波を通り過ぎたあと、
 何気なく後ろを振り返ったら、

 歓迎してくれていた人同士が仲良く話してる。

 おそらく初対面の人同士が、
 私たちへの歓迎で共感、仲良くなったのだと思うと、

 これこそが、
 「皇族としての務め」なのではないかと気づいた。”

と、そんなこと言っておられたな、と
思い出しつつ、

皇后さまの手を振る画面見ていて、オヤッと思った。

昭和天皇が振る姿に似てきているのだ。

むかし、昭和天皇は、手を前後に振られていた。

つまり、軽く手を挙げ肘を起点として、
普通は左右に振るところを、この方は前後に振る。

それが独特で、
昭和天皇とは、ああいう振り方をする方なのだと思っていた。

ところが美智子さまもそれに似てきている。

試しに私も振ってみて気づいたのだが、

左右に振るより前後の方が楽なのだ。

ことに皇后さまのように、
長い時間振り続けようとすると自然にそうなる。

なるほど、
人間、自分が年をとって分かることもあるもんだ、と、

妙な処で感心している今朝のワタクシなのであります。(笑)




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