漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

切り干し大根

2022年05月23日 | 食べもの

きのうは我が同居人ドノがお出かけ、
ちょっと忙しくしていて買い物に行く時間がないまま昼も過ぎ、

空腹を覚えたので、
何か無いかと冷蔵庫を覗いたら、切り干し大根の炊いたのがありましてね、

ああ、これでいいやと取り出して、
鯖の缶詰を開け、これだけじゃちょっと寂しいかなと思い、

湯を掛けるだけのインスタント味噌汁を追加。

腹が減ってたことも有ったんでしょうけどね、
これがケッコウな御馳走、思わぬおいしさでした。

子供の時、
切り干しなんて見るのも嫌になるほど食べさせられ、

「ああ、早く肉が食べられるようになりたい」と思ったものです。

働きだしてからは、
乾燥野菜なんて見向きもしなかった。

それが不思議なことに、
年齢を重ね、体力が衰えると共に干物や乾物の味が舌に馴染むようになる。

今では漬け物や野菜の煮物が常備食。

子供の時は、
年寄りがそう云う物を有難そうに食べ、

「うまいなぁ」などとと言うのを変に思ってたんですけどね。

今は、せっかくの焼き肉もそこそこに、
切り干し大根や漬け物をうまそうに食べるお爺ちゃんを見て、

孫が不思議そうな顔をしております。(笑)

 

 


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