漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

いちまん、さんぜん、はっぴゃくえ~ん

2021年09月02日 | 食べもの

やっと長雨が一段落して、
やれやれと思っていたらここ数日は夏の陽ざし、

きのうは我が同居人ドノがお出かけとあって、
近所のスーパーへ昼メシの買い出しに行ったんですが、

暑さ負けしたかどうも食欲が湧かず、
弁当や総菜売り場も見たんですがもうひとつ食指が動かない。

で、食べられそうなものを
テキトーにカゴに入れて行ったら、

食えるものは、
バナナとゆで卵と云うヘンな取り合わせになった。

ま、イイや、
誰かに見られる分けでもないから、

と云う分けで、
きのうのランチはバナナとゆで卵。 (笑)

バナナが二本で約60円、 
ゆで卵が35円ほどの割合で、

本日のランチ合計で95円なり。 

これ今なら、
「間に合わせ」ですが、昔なら大御馳走。

遠足のリュックに、
これらが入ってたら、それだけで浮き浮きしたもんです。

食べながらフト思ったんですよ、

この値段
昔とあんまり変わってないな、と。

で、思い出したのが、
昔はやった「13800円」と云うフランク永井さんの歌。

♪♪
 楽じゃないけど一万三千八百円
   たまにゃ一ぱい飲めるじゃないか ♪♪

昭和32年に売り出されたこの歌、
13800円は当時の大卒初任給の平均額だそうです。

現在では22万円強ぐらいだそうですから、約17倍。

当時も ゆで卵やバナナは、
きのう買った値段ぐらいはしていたと思うから、

つまりは、
バナナもゆで玉子も、実質17分のⅠに値下がりしたことになる。

もしもですよ、
これらが初任給や他の物価と足並み揃えて上がってたら、

きのうのランチは、
1600円と云う豪華版だったことになるんですがね。 (笑)

 

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【食指が動く】しょくしがうごく

《鄭の子公が人さし指が動いたのを見て、
 ごちそうにありつける前兆であると言ったという「春秋左伝」宣公四年の故事から》

 食欲が起こる。
 転じて、ある物事に対し欲望や興味が生じる。

[補説]
 文化庁が発表した平成23年度「国語に関する世論調査」では、

 「何かを食べたくなる、転じて、
 あることをしてみようという気になる」ことを表現するとき、

 本来の言い方とされる「食指が動く」を使う人が38.1パーセント、
 本来の言い方ではない「食指をそそられる」を使う人が31.4パーセントという結果が出ている。

 

 


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