漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

ブラジャーの人権

2017年12月07日 | 事件
大阪の弁護士会が、
警察署に勾留中の女性被告人が裁判に出廷する際、

「ブラジャーの着用を認めるよう」大阪府警に申し入れたそうです。

なんで、こんな申し入れをしたかと云うと、

或る被告女性からの、
「着用したいと言ったが認められなかった」と云う訴えがあったから、とのことで、

「公開の法廷に下着を着けずに出廷するのは、女性にとって人権侵害も甚だしい」と批判しています。

対する警察の言い分としては、

「首をつるなどの自傷行為を行う危険物であるとの認識で、原則着用させていない」。

ただし、「本人から要請がある場合は着用させている」そうです。

まぁ、どちらの言い分が正しいのか知りませんが、
この話で思い出したのが、

北朝鮮で「喜び組」と呼ばれる、
国家により選抜された舞踊団に所属していた経験のある女性の手記。

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舞台に上がった曲芸組の衣装は、
ブラジャーで胸をすれすれに隠し、
下半身は何もはかないで、赤のショールを巻いただけだった。

そんな身なりで刺激的な動きをすると、
一部の酔っ払った幹部らは舞台に上がり、

曲芸組の赤いショールをこっそりめくってみたり、指で陰部を突ついてみたりした。

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う~む、北朝鮮で、
国家により選ばれた美女たちより、

日本の拘置所に捕われている女性の方が、
その人権状態は、まだマシなのかな、・・・なんてね、

今朝のニュースを読んで、そんなことを思いました。


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申英姫・著『私は金正日の「踊り子」だった』




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