大晦日の夜に食べる 年越しそば 細く長くという 縁起の意味で 日本では 古くから伝わる風習ですが 私は年越しそばに ある思い出があります。
小学校3年生の時 檀家まわりで お経を唱える 陀羅尼品(だらにほん) というお経を なかなか覚えられず 師匠(おじいちゃん)に怒られ 本堂の隅で泣いていた時
真っ暗な本堂で 「何だ そこに居たのか。 あっちこっち探したよ。 そばが伸びるぞ。」と おじいちゃんが私を 迎えに来てくれました。
涙を流しながら 食べたおそばは チョッピリしょっぱく でも30年近くたった今でも 嬉しくて 忘れることの出来ない 思い出の味です。
今でも 陀羅尼を唱えると 時々 しょっぱいそばの味を 思い出します。
おじいちゃん!! ありがとう!! これからも見守って下さい。
合掌 栄久山 妙善寺