先日の『お花見オーディオフェスタ』で日本で初めて試聴していただきました
米国GRADO社のモノラルカートリッジ『MC+MONO』をご紹介します。
このカートリッジは少々ややこしいです。
まず、このカートリッジの日本国内での型名は『MC+MONO』ですが、MI型カートリッジで
使用するポジションはMMポジションです。
次にこのカートリッジは本国アメリカでは『Mono Phono Prestige 2 Specialty』という型名ですが、
日本では『MC+MONO』です。
さらにややこしいのはアメリカでモデルチェンジ前の旧製品の型名は『MC+MONO』でした。
つまり、
モデルチェンジはしたけれど、日本国内では引き続き旧型名の『MC+MONO』のまま販売されるのです。
きっとおとなの事情があるのでしょう・・・。
輸入元やメーカーにあまりつっこまないでください・・・。
とにかく、中身は変わりました。
ここでは『MC+MONO』を旧タイプ、『Mono Prestige 2』を新型として進めていきます。
JAZZとクラシックで音質の変化をチェックしました。
Just One of Those Things / Frank Sinatora
1953年録音のモノラル盤です。
ヴォーカルはもちろん素晴らしいのですが、
大きく変化したのはバンドの音です。
響きが明瞭で綺麗に再現されるようになりました。
とくにテナーサックスはリアルです!
Begin the Beguine / Jo Stafford
この録音は1949年前後だと思います。
いかにも古いモノラル・・・という感じだったのですが、
Mono Prestige 2では音数が増えたような気がします。
低音は良く締まってきてとても70年前の録音とは思えません。
ローマの松 / トスカニーニ / NBC響
シロホンでしょうか?高域の楽器が聴こえますが
澄んだ音でとても綺麗な音になりました。
今回ご紹介した3枚の中では最も変化の大きい録音です。
今までの中高域は濁っていたなぁ・・・と思わせる盤です。
ということですが、いったいどこが変わったのでしょうか?・・・次回に続きます。
旧タイプ『MC+MONO』の新品(当社在庫品)をアウトレットに出しています。
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次回のイベントは山寺レコードコンサートです。
今回は軽食での開催で、参加費は500円です!
場所は200年ほど前に建てられた山寺の本堂でアナログレコードをお楽しみください。
今日の上石津の桜です。
今日は7度しかありません。温度が低いせいか雨ですがあまり散ってはいません。
場所は3月22日の記事をご覧ください。