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11月のイベント『オーディオアクセサリーの使い方』に
ご参加いただきありがとうございました。
12月もイベントを行う予定です。
詳細はこのブログやムジカ公式WEBサイトで発表します。
先日100年ほど前の電圧計を手に入れました。
0～５０ｖと0～10ｖの直流を計測するものです。
一般的な電圧計とは異なり
この電圧計はラジオ用のバッテリーの電圧を測るものでした。
この電圧計は1920年代中期のものですが
この当時は１００ｖのコンセントからラジオの電源をとることは少なく
バッテリーを使用して聴いていました。
なぜ？と思われるかもしれませんが
当時の電気は電灯用であり
電圧は不安定で停電も多かったようです。
そのためバッテリーが重宝されたのですが
バッテリーは使えばなくなります。
一般的な家庭で２～３ケ月くらい持ったようです。
その電圧を計測するための電圧計です。
現在の一般的な電圧計は
内部インピーダンスが高く、電流を流さず計測しますが
この電圧計はバッテリーの状態を見るための電圧計ですので
ある程度の電流を流した上で電圧を計測するというものでした。
上からケーブルで出ている端子がマイナス側、
下の2本の脚の左側の端子が0～５０ｖ計測用のプラス端子
右側が0～10ｖ計測用のプラス端子です。
よく見ると0～５０ｖ計測用の端子にはB、
0～10ｖ計測用の端子にはAと書かれています。
当時ラジオを鳴らすためには
真空管のフィラメント点火ようの電圧の低いA電池と
プレートにかける高圧のB電池を使用していました。
当時の真空管は直熱管でそれを２つの電池で動作させていました。
現在では２A3や３００Bといった古典的な直熱管を交流点火して使用することが多いのですが
本来の使い方ではありませんのでハムも多く、
それでもありがたがって使いますが
当時の適正な使用方法であるA電池とB電池を使用すれば
ハムは皆無で回路もすっきりしたものになります。
現在でも真空管のプレートにかける電源を『B電源』と呼びますが
これはB電池を使用していたころの名残です。
この電圧計が動作するのかテストしてみました。
モバイルバッテリー（５ｖ）を接続してみました。
６ｖを指しています。
高めに表示されますが動作はしていることが判りました。
100年たっても大丈夫なのですね・・・。
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