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真空管アンプ Raccoltaにチャンネルデバイダーを追加発売 vol.18

2019-05-17 | ラコルタ Raccolta
『真空管アンプ Raccoltaにチャンネルデバイダーを追加発売 vol.17』の続きです。

Raccoltaシリーズにフォノアンプとチャンネルデバイダーが発売されました。

今日はチェンネルデバイダーの『調整方法の応用編』です。

前回の調整編が完了し、音楽が問題なく再生されている2WAYマルチアンプシステムにおいて

マルチアンプシステムの特徴を生かした更なる高音質化の方法を考えてみます。

前回調整した内容を見直していきましょう。

(1)クロスオーバー周波数

前回はスピーカーシステムのカタログに掲載されている値をそのまま使用しました。

2WAYのスピーカーシステムであれば800Hz~3KHzあたりをクロスオーバー周波数としていることが

多いのではないでしょうか。

例えば、1KHzがクロスオーバー周波数のシステムを2KHzに変更しても

あまり良いことはありません。

ただし、クロスオーバー周波数はそのままにフィルターのカットオフ周波数を変更することは有効です。

前回設定した方法では、クロスオーバー周波数=カットオフ周波数でしたので

クロスオーバー周波数付近のウーハーからの低域とツイーターから再生される高域の合成特性は

フラットになります。



特殊な周波数設定法として

クロスオーバー周波数はそのままに、

ウーハーのカットオフ周波数を少し下げて

ツィーターのカットオフ周波数を少し上げるという方法があります。

この場合クロスオーバー周波数付近の合成特性は少しデップが生じます。



これをうまく使えばフローリングの洋間では中域が盛り上がって再生される

特性を補正し、耳に聴こえる特性をフラットに近づけることが可能です。

また、JAZZボーカルでは中域が張った音色が好まれますが

逆に、ウーハーのカットオフ周波数を少し上げて

ツィーターのカットオフ周波数を少し下げれば、クロスオーバー周波数付近にピークが生じ

中域の音圧を上げることも可能です。

このようにカットオフ周波数を微調整することで

あたかもトーンコントロールのような動作を指せることができます。

次に(2)減衰特性 ですが、・・・次回に続きます。



チャンネルデバイダー/バイアンプコントローラー Raccolta-control



クロスオーバー周波数 18Hz~22KHz(別売ユニットで設定)

外形寸法  W390mm × H68mm × D94mm

標準価格 ¥59,800(税別)

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