『パッシブアッテネーター・キット発売！vol.3』の続きです。
前回は抵抗体がノイズに晒られるため表面積の小さいものを・・・というお話でした。
ノイズが問題になるならば、金属で覆ってしまえば・・・というご意見があるかとおもいますが
そう簡単にはいきません。
ノイズ対策の定石は上から優先順位の高い順に
１、ノイズに強い回路を作る
２、ノイズの発生量を減らす
３、ノイズの影響を受ける回路にシールドをかける
というわけで
ノイズ対策においてシールドというのは最後の手段なのです。
シールドをしてしまえば確実なのですが、
シールドをかけるとなぜか音が悪くなるのです。。。
なぜ音が悪くなるのかは諸説ありますが、
多くのエンジニアの意見として、
できればシールドはかけたくない・・・と考えています。
アッテネーター部を金属の箱に密閉すればノイズは減る反面、
音に伸びがなくなり、詰まったような音になります。
面白みがなく、均一な音になってしまうのです。
これを称して『国産アンプの音』という方がありました。
（私が提唱しているわけではありません！！）
某オーディオメーカーでは、ノイズが乗るというクレームをなくすために徹底したシールドを行いましたが
音質は・・・でした。
では、音が悪くならないシールド法はないのか・・・ということですが
例えば、完全に４方を塞がずに・・・とか、いろいろなノウハウがあり
この部分はオーディオエンジニアの腕の見せ所なのです。
次回に続きます。
『パッシブアッテネーター・キット』発売！
att64に使用されているパッシブアッテネーターをキット化しました。
もちろん、入出力のRCAジャックも半田付け済みでそのままでも使用可能です。
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真空管はパトリオットミサイルを生産しているアメリカのレイセオン社の３極管で5703という真空管です。
基盤は完成品です。基盤には電源ジャックや入出力のRCAジャックも接続済みで、電源アダプターも付属しています。
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