インシュレーターあれこれ vol.6

『インシュレーターあれこれ　vol.5』の続きです。

インシュレーターの最後はアンプ用インシュレーターhb88tとhb88sです。

アンプ用のインシュレーターはトランジスターアンプ等の半導体アンプ用と



真空管アンプ用に分かれています。



増幅素子としての仕組みが異なるために振動対策も異なります。

特に振動に弱い真空管アンプには振動対策が大きな効果をもたらします。

真空管の増幅率は内部の電極の位置によって決定されます。

電極の位置が0.1ｍｍ変化しても音量が変わってしまうデリケートな電子部品です。

そのため真空管アンプ用のインシュレーターhb88tには

三層構造の中間層には比較的柔らかなイソプロピレンゴムを使用しています。



半導体アンプ用には中間層にエチレン・プロピレンゴムを使用しています。



エチレン・プロピレンゴムは国道等にも使用されている

硬くて耐久性のあるゴムです。

これまで6回にわたって用途別のインシュレーターを解説してきました。

最後に、インシュレーターの優先順位ですが、

レコードプレーヤー＞スピーカー＞真空管アンプ＞CD＞半導体アンプです。

初めてインシュレーターをお使いになる場合は

レコードプレーヤーまたはスピーカーから試してみてください。


このモデルは当社ネットショップと

YAHOOショッピング　ムジカ店（真空管アンプ用、半導体アンプ用）で販売しています。

次回に続きます。


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