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点の記

今年の目標は剱岳へ登ること
虎視眈々狸のン玉と機会を窺っていた
そのときがきたべさ

9月11日(金)22時、馬場島に到着

9月12日(土)1時、寒くて目を覚ます
早月尾根は人の少ないルートだと聞いていたが
つぎつぎクルマがやってくる
シュラフに潜り込んで安眠

3時15分、起床

0.5リットルの湯をサーモスに詰める
水はこれとは別に3リットル
もしものツェルト
鎖場で強風に吹かれたらどーする?
でスリング長短2本とカラビナ2個
実際に使ったことはない



4時1分、登山口



7時4分、山と書かれた三角点?
国土地理院の地図にも表記がある、標高1920.9m
GPSでは1877m

8時21分、早月小屋前に到着
ここまで随分と追い抜かれたべ

みんなここでヘルメットをかぶりだすんで、ほなわしも
ここまで使ったストックは邪魔になるだろうと片付ける 

9時5分、早月小屋前を出発
??
ヘルメットまだいらなくね
暑い
着たばかりのウインドブレーカーを脱ぐ

わかっちゃいたけど苦しいねー
この分だと頂上は13時頃だなー
1時間休憩して下山完了は19時ってとこかな



11時51分、2800m地点
GPSでは2779m
下りてきた若者の話では
「この上鎖場が続くのであと1時間」
わーい、足の負担が軽くなるべ

NEX-7をザックから引っ張り出してb-gripに装着
11時57分、いざ岩山へ!



早月尾根から仰ぐ剱岳
いまいちかっこよくないなー



ガラガラガラッと不気味な音
ラクーッ ラクーッ
ひとかかえはありそうな石が落ちた
人為的な落石だ
下に誰もいなくてよかった

落とした本人に聞いてみた
まさかあんな大きさの石が浮石だとは・・・

じつはわしも落としたことある
もちろん人のいないところで

とにかく上に人がいたら要注意



よっしゃーもーちょいー



12時59分、着きましたー剱岳、2999m



ふたつ食べようと思っていたけど食欲なし
とり雑炊にしよ
・・・
おいしくない
味ひとすじだよね



南には立山
こちらは来年かな



東に見えるあのカッコ良い山は
きっと鹿島槍ヶ岳
再来年かな



ヘルメット曲がってますよ
というべきだったかな

三角点はどこでしょう?
どこ
どこだ



あった、こんなとこ



仲村トオルが苦労して埋めたんだよねー



まだ前劔のほうから登ってくるんだね



13時54分、下ります



気が遠くなるよ



下りは上りより慎重に

ビールどうしよーかなー
途中で真っ暗になるのに飲んでいいのかなー
そればかり考えながら
16時31分、早月小屋着
スーパードライ350ml缶600円也

ひと組のカップルが一足先に立っていったけど
女性がかなりしんどそうだった



水を1リットル捨てて
16時51分、早月小屋を出発
まだ1500mちかく下りなければならない



あーもーだめー
さっきのカップルを追い越してしまった
大丈夫かな
ヘッドランプ点灯
ヘッドランプのことヘッテンとかいうのね

水捨てたけど重いね
カラビナとスリングなんて使わなかったね
食い物もまだいっぱいあるよ

真っ暗闇、木の根っこと石と湿った土が絡み合った急勾配
歩きにくいね
登山口に着くのは20時過ぎるねこりゃ

1時間ごとくらいに休憩
ヘッドランプを消してるとクマが出てきそうで消さない
うしろのふたりの気配が微かに感じられたら出発

あれ、水が・・・
捨てたの失敗だったかな

武士は飲まねど高楊枝?

わっ、滑った
肋を石に強打するかと思ったら
どーしたものか石を抱え込むように落ちて・・
痛くない、セーフ

勾配がゆるやかになってベンチでひと休み
もうあと少し
ふたりの気配はもうしない・・
愛があれば大丈夫さ!?

21時26分、ようやくクルマに到着
きょうは真っ暗闇を4時間以上歩いてたなー



剱岳への最短ルートですが
標高差2200mちょい
もーーいいです



もーいいです


留守中
次男が免許とりたての長男の運転で学校まで行ったそうです
兄貴のクルマには絶対1年は乗らないと言ってたのですが
いい度胸です
それとも兄弟愛

長男の助手席は
大キレットよりジャンダルムより
怖かったのですが


あ、仲村トオルはライバルでした
三角点設置したのは浅野忠信・・
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