「む・しネット」~女性を議会に 無党派・市民派ネットワークblog

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明20日は「『おひとりさまの老後』を読む会」です。

2008年08月19日 | 上野千鶴子さん講演会
8月8日(金)から約半年間の予定で、
「『おひとりさまの老後』を読む会」をはじめました。

第2回は、明日20日10時から12時まで、
JR岐阜駅コンコースのすぐ東に続いている
「ハートフルスクエアG」(岐阜市女性センター・2F)で開催します。
名古屋から快速で18分、交通の便がよいところです。

「む・しネット」プロジェクト企画として、
会員制ではなくて、オープン参加でやりますので、
どなたでもお気軽にご参加ください。

『おひとりさまの老後』(上野千鶴子著/法研)の本を持ってきてくださいね。
(本をお持ちでない方には上野さんのサイン本があります)

『おひとりさまの老後』
はじめに
8月20日(水)  第1章「ようこそ、シングルライフへ」
9月29日(月)  第2章「どこでどう暮らすか」
10月 未定   第3章「だれとどうつきあうか」
11月 未定   第4章「おカネはどうするか」
12月 未定   第5章「どんな介護を受けるか」
2009年1月   第6章「どんなふうに『終わる』か」
2009年2月   あとがき・まとめ 


第2回の明日20日(水)は、前半の1時間は
第1章「ようこそ、シングルライフへ」を、小見出しごとに分担してレポート、
後半の1時間は、本の問いに対して、参加者それぞれが
「わたしは・・・」と、自分自身にひきつけて話し合います。

読書会終了後は、時間のある人は、近くのお店で、昼食を取りながらのおしゃべり。

次回以降も、基本的に、章ごとの問いに対して、
自分にひきつけて話す、という同じすすめ方をします。

以下、『む・しの音通信』66号に載せたインフォメーションです。

~「む・しネット」プロジェクト企画~
「おひとりさまの老後」を読む会
 
上野千鶴子さんの著書を読み始めて7年目。
今年度は、話題の75万部の大ベストセラー、
『おひとりさまの老後』がテーマ本です。
読みやすいけれど奥が深い本を一緒に読みましょう
会員制ではなくオープン企画なので、
参加したい方はご連絡ください。
会場はJR岐阜駅東の「ハートフルスクエアG」です。
◆第1回:8月8日(金)10~12時
 小研修室2(ハートフルG)
◆第2回:8月20日(水)10~12時
 小研修室1(ハートフルG)
◆第3回:9月29日(月)10~12時
 小研修室1(ハートフルG)
プロジェクトスタッフは新田幸子と寺町みどり。
お問い合わせは、058-272-2348(新田さん)。

(『む・しの音通信』66号より転載)



名古屋でお会いした上野さんから日本経済新聞に連載していらっしゃった
【やさしい経済学「21世紀と文明」】「エイジングとポストモダン社会」
というコラムの、全回分のコピーをいただきました。

最終回だけ、以下に紹介します。

読書会参加者には、全回のコピーをお持ちします。






「エイジングとポストモダン社会」【 やさしい経済学「21世紀と文明」】――[8] おひとりさま現象  
(2008.07.28 日本経済新聞)

 『おひとりさまの老後』(法研、2007年)という本を書いたら75万部に達するベストセラーになった。著者のわたしも想定外の、「おひとりさま現象」が生まれている。
 それも無理はない。高齢者の三世代同居率は五割を割って45%。代わって増えたのが夫婦世帯の35%とひとり世帯の16%。合計すれば51%と、同居世帯を越える。これから先はますます、ひとり世帯が増えるだろう。
 これまで「家族のなかの老後」がいちばん幸せと思われてきたが、ほんとうにそうだろうか?
 NHKのTV番組、『クローズアップ現代』が「おひとりさま現象」をとりあげた。キャスターの国谷裕子さんの「どうしておひとりさまが増えるんでしょうね」という問いに答えて、ゲストの樋口恵子さんが、ズバリ、「そりゃ、ラクだから」と答えた。
 樋口さんと言えば、1980年代、時の中曽根内閣が家庭基盤充実策をとなえ、「老後は、孫を膝(ひざ)に抱くたのしみを」と言ったのに対し、「そんなことをしたら、年寄りの骨が折れる」と返した人だ。当時すでに人生80年時代。80代の年寄りが20代の孫を膝に乗せれば、そりゃ骨折もするだろう。
 高齢者の同居率を経済階層別にブレイクダウンしてみると、おもしろいことがわかる。高経済階層ほど別居を維持する世帯分離派、低経済階層は、子世帯が親にまで手がまわらない「姥(うば)捨て」別居派。中間層に、かえって同居率が高い。二世帯を維持するのは、余裕と選択の産物なのである。
 「家族のなかの老後」は、場合によってはリスクにもなる。家族は、政府の言うように「福祉の含み資産」にもなるが、逆に虐待やストレス源などのリスク要因になる。介護関係の専門家は、ひとり世帯の方が同居世帯よりも問題に対処しやすい、と証言する。家族がたちはだかるために、みすみす問題があるとわかっている家庭に介入できないのだ。考えてみれば、「おひとりさま」は、家族に期待もできない代わり、家族がリスクになる可能性からもまぬがれている。
 後期高齢者医療制度は、高齢者を扶養家族からはずすという。それならいっそ、65歳以上になったらだれの扶養を受けないですむ「おひとりさま」仕様の年金・社会保障制度を設計してもらいたいもの。そうでなければ制度の一貫性に欠ける。
=おわり
…………………………………………………………
上野千鶴子(うえの・ちづこ)
48年富山県生まれ。京大大学院博士課程修了。
専門はジェンダー研究。
(2008.07.28 日本経済新聞)


「『おひとりさまの老後』を読む会」に参加したい方は、
新田さん、またはみどりにご連絡ください。


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