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第二次「国立女性教育会館の単独存続を求める申し入れ書」を提出しました。

2007年12月23日 | 活動
明日の24日の閣議決定に向けて、22日付けで、
第二次「「国立女性教育会館の単独存続を求める申し入れ書」を提出しました。

申し入れ書は、岐阜中央郵便局まで出かけて、配達証明付きの速達で郵送。
今日の午前中には、福田首相の元に届いているでしょう。



申し入れ書の第二次提出者は、
「自治体議員18名 14団体、市民104名」で、
第一次および第二次合計は、
「自治体議員 59名/ 市民団体 43団体/ 市民 306名」です。
呼びかけ人は29人、1団体にもなりました。

呼びかけ人の皆さま、呼びかけに賛同してくださった皆さま、
本当にありがとうございました。

以下は、申し入れ書と(別紙)提出者です。

                           2007年12月22日
内閣総理大臣   福田康夫 様
行政改革担当大臣 渡辺喜美 様
文部科学大臣  渡海紀三朗 様
       
独立行政法人・国立女性教育会館の単独存続を求める申し入れ書

 私たちは、今回、独立行政法人改革の有識者会議から提言された、独立行政法人・国立女性教育会館と国立青少年教育振興機構との統合縮小案は、男女平等政策の後退であると強く危惧しています。
 独立行政法人・国立女性教育会館は創立以来30年、男女平等社会の実現に向けて、全国各地の女性たちの活動拠点として重要な役割を担ってきました。また国際的にも、日本の女性差別撤廃の中核機関として高く評価されています。
 今回の独立行政法人改革は、「簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律(平成18年法律第47号)」によるもので、第2節「独立行政法人の見直し」第15条(国の歳出の縮減を図る見地からの見直し)では「・・・・これらの独立行政法人に対する国の歳出の縮減を図る見地から、その組織及び業務の在り方並びにこれに影響を及ぼす国の施策の在り方について併せて検討を行い、その結果に基づき、必要な措置を講ずるものとする。」とされています。
 「独立行政法人国立女性教育会館法」は、第3条(目的)として「独立行政法人国立女性教育会館は、女性教育指導者その他の女性教育関係者に対する研修、女性教育に関する専門的な調査及び研究等を行うことにより、女性教育の振興を図り、もって男女共同参画社会の形成の促進に資することを目的とする」と定めています。同法の目的を達成するために、国立女性教育会館は、研修、研究、紀要作成などを行い、特に全国の女性の人材を育成し、男女平等施策の推進に大きな役割を果たしてきました。
 また、男女共同参画社会基本法は、第8条に(国の責務)として、「国は、男女共同参画社会の形成についての基本理念にのっとり、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策(積極的改善措置を含む。以下同じ。)を総合的に策定し、及び実施する責務を有する。」と定めています。
 今回の、国立女性教育会館の統合縮小案は、同法の趣旨に反して、国の責務を放棄し、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策を決定的に後退させるものです。
 いま全国の地方自治体は、同法第9条(地方公共団体の責務)を果たすために、男女平等政策を推進しているところです。今回の統合縮小案は法の趣旨に反し、国の施策を後退させるばかりでなく、自治体における男女平等政策に大きな悪影響を与えるものです。
 今回の改革案は、目的も役割も違う国立女性教育会館と国立青少年教育振興機構を、国の施策として真に必要であるかないかを見極めず、「国の歳出の縮減を図る見地」からのみ、「おんな・こども」を一まとめにし、弱く小さいところを不要と切り捨てるもので、とうてい容認できません。
 よって、私たちは、独立行政法人・国立女性教育会館と国立青少年教育振興機構との統合縮小案に反対し、国立女性教育会館の単独での存続を強く求めます。
 なお、男女共同参画に関する施策はほんらい内閣府の所管であり、福田首相におかれましては、所信表明演説で「男女共同参画社会の実現に取り組む」と明言された施策を後退させることのないよう、あわせて申し入れます。                                            以 上 
寺町みどり(事務局・岐阜県山県市西深瀬208)ほか
自治体議員18名/団体14団体/市民104名(別紙)
-------------------------------------------------------------------- 

第二次「国立女性教育会館の単独存続を求める申し入れ書」(2007.12.22)
提出者:自治体議員17名/団体14団体/市民104名 (非公表)
 
■自治体議員 18名  ■市民 105名(非公表) 
いけぶち佐知子・大阪府吹田市議会議員、植田真紀・香川県高松市議会議員、大嶋薫・北海道札幌市議会議員、小川愛子・埼玉県ふじみ野市議会議員、尾崎かおる・鳥取県議会議員、片野令子・東京都練馬区議会議員、門脇邦子・鳥取県米子市議会議員、楠木ちよ子・愛知県尾張旭市議会議員、小枝すみ子・東京都千代田区議会議員、しのだ江里子・北海道札幌市議会議員、中村まさ子・東京江東区議会議員、原田伴子・神奈川県藤沢市議会議員、前田かおる・東京都江東区議会議員、水上久美子・和歌山県白浜町議会議員、水谷邦恵・愛知県三好町議会議員、山口祐子・静岡県浜松市議会議員、吉川ひろし・千葉県議会議員

■団体 14団体
(東京都)アジア女性資料センター、現代日本語研究会、戦争への道を許さない北・板橋・豊島の女たちの会、東京大学職員組合女性部、練馬24条の会、(神奈川県)湘南DVサポートセンター、ミクシテ「ちがさき男女平等参画プランを推進する会」(富山県)I女性会議富山県本部、(福井県)小浜ベアテさんの会、(岐阜県)くらし・しぜん・いのち岐阜県民ネットワーク、(大阪府)「グループとぉく」、(徳島県)アンの会、徳島県男女共同参画フォーラム25(高知県)特定非営利活動法人こうち男女共同参画ポレール
●よびかけ人
・寺町みどり(岐阜県・「む・しネット」事務局) ・小川まみ(前三重県桑名市議会議員) ・小川みさ子(鹿児島県鹿児島市議会議員) ・呉羽真弓(京都府木津川市議会議員) ・小林純子(長野県安曇野市議会議員) ・ごとう尚子(前愛知県日進市議会議員) ・今大地はるみ(福井県敦賀市議会議員) ・合田美津子(北海道・女性市民グループ代表) ・青木美智子(栃木県小山市議会議員) ・小磯妙子 (神奈川県茅ヶ崎市議会議員) ・五十嵐美那子(神奈川県・生活思想社) ・神永れい子(広島県・クオータ制の実現をめざす会) ・桑原糸子(神奈川県・かながわ女性会議)、・木村まり(東京都・会社員)、・中村彰(メンズセンター運営委員) ・寺町知正(岐阜県山県市議会議員) ・山下清子(富山県・女性市民グループ) ・小林明子(滋賀県・大学非常勤講師) ・植田真紀(香川県高松市議会議員) ・久津輪麻美(大阪市立大学大学院前期博士課程1年) ・中村まさ子(東京江東区議会議員) ・ミクシテ「ちがさき男女平等参画プランを推進する会」・熊田一雄・(愛知学院大学文学部宗教学科准教授) ・佐々木正徳(福岡県・九州大学大学院人間環境学研究院・助教) ・田中和子(東京都・国學院大学法学部教授)  ・宮口高枝(東京都・看護職) ・楠典子(東京都・宿屋業)  

第一次 および 第二次合計
自治体議員 59名 / 団体 43団体 / 市民 306名
  


追伸:12月22日のの閣議で、
国立女性教育会館の単独存続が決定したそうです。
まずはよかったです。


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{国立女性教育会館の単独存続を求める申し入れ」の呼びかけ

2007年12月10日 | 活動
みなさま

「国立女性教育会館(ヌエック)」が「独立行政法人の合理化計画」の対象になり、
統合・縮小されようとしています。
私たちは、国立女性教育会館単独存続を求めて、以下の申し入れをすることにしました。
一人でも多くの方に私たちの思いを広げていただき、
同じの思いの人たちの声を、関係閣僚に届けたいと思います。
ご協力、よろしくお願いします。

----------------転送、転載大歓迎です------------------

「独立行政法人・国立女性教育会館の単独存続を求める申し入れ書」のよびかけ  

「国立女性教育会館(ヌエック)」が「独立行政法人の合理化計画」の対象になり、
統合・縮小されようとしています。
「国立女性教育会館」の統合・縮小は、国の男女平等政策の後退であり、
このような暴挙を許せば、全国各地の女性政策や女性センターも深刻な影響を受けます。
わたしたちは、私たちの思いを国に届けるために声を挙げ、
「国立女性教育会館が単独存続を求める申し入れ書」を提出することにしました。
趣旨に賛同される方は、署名をして以下にご返送ください。

呼びかけ人  
小川まみ(前三重県桑名市議会議員)
小川みさ子(鹿児島県鹿児島市議会議員)
呉羽真弓(京都府木津川市議会議員)
小林純子(長野県安曇野市議会議員)
合田美津子(北海道・女性市民グループ)
ごとう尚子(前愛知県日進市議会議員)
今大地はるみ(福井県敦賀市議会議員)
寺町みどり(岐阜県・女性市民グループ)
五十嵐美那子(神奈川県・生活思想社)

申し入れの事務局/寺町みどり

●呼びかけ人になりたい方は、その旨を明記してください。
 賛同は超党派で、申し入れの趣旨に賛同される方はどなたでも参加できます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        
申し入れに加わりたい方は、以下の★必須事項を記入して返信してください。
 

★お名前(必須)
★議員の場合(必須)  (都道府県名)      (県・市・町)議会議員
★市民の場合(都道府県名、必須)       
(職業・所属等、任意)
★あなたのmailアドレス、またはtel(必須・非公表)
      
★団体の場合(団体名・必須)
(代表者・必須)
      (所在地および連絡先・必須、非公表)

■返信先アドレス■ midori@ccy.ne.jp
          Fax:0581-22-4989
■第一次集約の期限■ 12月12日(水)21時(必着)

※なお、いただいた個人情報は、申し入れ書提出に限定して使用し、
 目的外使用はしません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  

以下は、国立女性教育会館の単独存続を求める申し入れ書(案)です。

--------------------------------------------------------------------
                            2007年12月  日
内閣総理大臣   福田康夫 様
行政改革担当大臣 渡辺喜美 様
文部科学大臣  渡海紀三朗 様
       
   独立行政法人・国立女性教育会館の単独存続を求める申し入れ書(案)

 私たちは、今回、独立行政法人改革の有識者会議から提言された、独立行政法
人・国立女性教育会館と国立青少年教育振興機構との統合縮小案は、男女平等政
策の後退であると、強く危惧しています。
 独立行政法人「国立女性教育会館」は創立以来30年、男女平等社会の実現に
向けて、全国各地の女性たちの活動拠点として重要な役割を担ってきました。ま
た国際的にも、日本の女性差別撤廃の中核機関として高く評価されています。
 今回の独立行政法人改革は、「簡素で効率的な政府を実現するための行政改革
の推進に関する法律(平成18年法律第47号)」によるもので、第2節「独立
行政法人の見直し」第15条(国の歳出の縮減を図る見地からの見直し)には
「・・・・これらの独立行政法人に対する国の歳出の縮減を図る見地から、その
組織及び業務の在り方並びにこれに影響を及ぼす国の施策の在り方について併せ
て検討を行い、その結果に基づき、必要な措置を講ずるものとする。」とされて
います。
 「独立行政法人国立女性教育会館法」は、第3条(目的)として「独立行政法
人国立女性教育会館は、女性教育指導者その他の女性教育関係者に対する研修、
女性教育に関する専門的な調査及び研究等を行うことにより、女性教育の振興を
図り、もって男女共同参画社会の形成の促進に資することを目的とする」と定め
ています。同法の目的を達成するために、国立女性教育会館は、研修、研究、紀
要作成などを行い、特に全国の女性の人材を育成し、男女平等施策の推進に大き
な役割を果たしてきました。
 また、男女共同参画社会基本法は、第8条に(国の責務)として、「国は、男
女共同参画社会の形成についての基本理念にのっとり、男女共同参画社会の形成
の促進に関する施策(積極的改善措置を含む。以下同じ。)を総合的に策定し、
及び実施する責務を有する。」と定めています。
 今回の、国立女性教育会館の統合縮小案は、同法の趣旨に反して、国の責務を
放棄し、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策を決定的に後退させるもの
です。
 いま全国の地方自治体は、同法第9条(地方公共団体の責務)を果たすため
に、男女平等政策を推進しているところです。今回の統合縮小案は、同法の趣旨
に反し、国の施策を後退させるばかりでなく、地方自治体における男女平等政策
に大きな悪影響を与えるものです。
 私たちは、目的も役割も違う国立女性教育会館と国立青少年教育振興機構を、
国の施策として真に必要であるかないかを見極めず、「国の歳出の縮減を図る見
地」からのみ、「おんな・こども」を一まとめにし、弱く小さいところを不要と
切り捨てる、今回の改革案をとうてい容認できません。
 よって私たちは、独立行政法人・国立女性教育会館と国立青少年教育振興機構
との統合縮小案に反対し、国立女性教育会館の単独での存続を強く求めます。
 なお、男女共同参画に関する施策はほんらい内閣府の所管であり、福田首相に
おかれましては、所信表明演説で「男女共同参画社会の実現に取り組む」と明言
された施策を後退させることのないよう、あわせて申し入れます。     
                                   以 上
                    ○○○○   ほか   名   団体
                   (別紙)自治体議員         名
                       市民            名 
                       団体           団体
                    (事務局) ○○○○
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12.2上野千鶴子さん講演会・フォーラムの報告

2007年12月08日 | 上野千鶴子さん講演会
上野千鶴子さんを招いての講演会・フォーラム
「さまざまなマイノリティが生き延びるために」は、
愛知県のウイルあいちで午後1時から開催。
10時からプロジェクトスタッフ6人+2人が集合、
11時には当日スタッフ20人が集まって準備開始。
スタッフではない小浜の3人も駆けつけてくださいました。

12時に受付開始、30分を過ぎたころに、
上野さんから(なんと地下鉄で)到着されると連絡があり、
あわてて道に詳しい名古屋のスタッフと駅まで走りました。

午後1時、いよいよ開会。


上野さんのパワーポイントを駆使しての基調講演、
「市民セクターをつくる~さまざまなマイノリティが生き延びるために」は、
周到に準備された濃密なお話。

先にデータが届いていたので、上野さん自身の最新の研究テーマで
ちょっと専門的で難しいかなと心配したのですが、
素人にも分かりやすい言葉で説明され、高齢者介護の具体的な事例も満載。
終わってから駆けつけた友人も「目が開かれる思いだった」との感想。
期待通り、すばらしい講演でした。

第2部の「変えるのはわたしたち」は、わたしがコーディネートしたのですが、
心配していたとおり、参加者から36枚の質問票がどさっと手元に届き、
質問・意見は多岐に渡り、テーマに沿ったものが少なくて一苦労。
上野さんがフォローしてくださったのですが交通整理で手一杯。
わたしは、上野さんの「市民セクターをつくる」の講演を受けて、
準備していた話をして、高齢者介護から、
他のマイノリティ当事者の話につなげて、
当事者や実際に活動している人たちに話を聞きたかったのですが、
けっきょく、わたし自身が聞きたかったことも聞く時間がなくて、
テーマを深めるところまではいきませんでした。

準備から本番まで、なんとか終わりましたが疲れました。

楽しみは、講演会後の上野さんとプロジェクトスタッフとの交流会。

会場は名古屋・栄の禁煙で静かに話せるお店「今昔物語」。 
名物は、お豆冨と、和牛の炙り焼きと、美豚(ビトン)料理。
手作り豆冨と、生湯葉の刺身と、黒ゴマ豆腐、蟹あんかけ豆冨、
一番左は、上野さんが頼んだアンキモです。
  
名古屋名物の味噌串カツと、車えびの天むす、各種サラダモあるでよー。
   
和牛の炙り焼きとか、ほかにも色々頼んだのですが、
写すまもなくみんなのお腹のなかに。
締めは、ビトンのしゃぶしゃぶです。
  

デザートは、焼きプリンのアイスクリーム。
スイーツと言うよりは、ちょっと甘い卵焼きみたいな、不思議なお味でした。

帰ってから、さっそくアンケートの集計をしました。

参加者アンケートは、上野さんは講演会が終わってすぐから、
丁寧に目を通していらっしゃったのですが、
わたしたちは読む余裕がなく、わたしが集計するからと持ち帰りました。

 -----------------------------------------
参加者アンケート 回収枚数 74枚

何で知ったか?
新聞  9 
チラシ 21
18 その他 26

基調講演
とてもよかった 47
よかった    23
普通       5
よくなかった   0

第二部
とてもよかった 33
よかった    25
普通      13
よくなかった   2
-----------------------------------


上野さんの基調講演はとっても良かったのですが、
第2部はわたしとしては不本意なできで、内心かなり落ち込んでいたのです。
上野さんの講演会はわたしがやりたかった企画だし、
KJ法までやって準備した仲間にも、上野さんにも申し訳なくて、
そのまま寝る気にもならず、アンケートを読み始めました。
「普通」「良くなかった」には案の定、厳しい意見もあったのですが、
とはいえ、「とてもよかった」と「よかった」の順に多くて、
まずは大きなトラブルもなく、無事終わったことにホッとしています。

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