「む・しネット」~女性を議会に 無党派・市民派ネットワークblog

市民自治と市民派女性の政治参加をすすめる「む・しネット」の情報発信ブログ。
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緊急の呼びかけ「男女共同参画審議会の公開を求める申し入れ」

2006年10月28日 | スタッフから
五月に福井県のジェンダー図書排除事件が起きて以来、
半年間、この問題に取り組んできました。
11月上旬には、男女共同参画審議会が開かれるなど、
この問題に関してあらたな局面をむかえています。
今回は、男女共同参画審議会の公開を求めて、緊急に申し入れ書を
提出することになりました。
ぜひみなさまのご賛同をお願いいたします。
また、呼びかけ文と申し入れ書を添付しましたので、
関心のある方に転送していただければ、幸いです。

みどり

-------------------- (転送・転載歓迎) -----------------------------

みなさま          
            福井「ジェンダー図書」排除究明原告団および有志
              今大地はるみ・寺町みどり

わたしたちが、8月29日に80人で提出した「福井県男女共同参画推進条例」に
基づく「苦情申出」を審議する「福井県男女共同参画審議会」が、
11月に開催の予定だということです。
しかし、福井県ではこれまで一般市民・県民の傍聴を認めておらず、
マスコミで報道されることが、県民に公開していることである、
との見解を示しています。
わたしたちは、審議会開催の日時を今もって知らされていないだけではなく、
このままでは、審議会の傍聴すらできなくなるのではないかと危惧しています。
ということで、いまだに隠蔽体質から脱却できない福井県に対し、
審議会の公開を求める緊急の申し入れを行うことにしました。
審議会の公開という当然のことがなされず、わたしたちの知らない間に
非公開で進められているのは、福井県のみではないとおもいます。
ぜひ全国各地でのジェンダーバッシングに対抗する仲間として、
みなさまのご賛同をお願いいたします。

ご賛同いただける方は、10月29日中に「お名前・自治体名・所属(職業)等」
を明記の上、下記アドレスまでお送りいただきますようお願いいたします。
なお、お送りいただいた個人情報についての目的外使用はしません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  
(返信先) 事務局:寺町みどり midori@ccy.ne.jp
(返信期日) 10月29日(日)中に必着

【おなまえ】

【自治体名】

【職業・所属等】



 ---------------- 申し入れ書(若干の変更の可能性あり) ------------

          男女共同参画審議会の公開を求める申し入れ書(案)
福井県知事 西川 一誠 様
             福井「ジェンダー図書」排除究明原告団および有志
                 (代表・上野千鶴子、事務局・寺町みどり)
              今大地はるみ ほか賛同者 ○○名(別紙)

 5月に発覚した福井県生活学習館での図書排除事件は、この6ヶ月間に、
全国に福井県行政の事なかれ主義や隠蔽体質を広めるにとどまらず、情報公開
においても後進県であることを露呈するにいたりました。
 今回の事件に関して、わたしたち福井県民ら80人で提出した「福井県男女
共同参画推進条例」に基づく「苦情申出」は、11月開催の「男女共同参画審
議会」に諮って、審議会委員の意見を聴く予定だとのことです。
 しかし男女参画・県民活動課によると、審議会の公開については、一般の人
の傍聴はこれまで前例がなく、公開で行ったこともないとの回答でした。審議
会は毎回マスコミの傍聴は認めています。わたしたちは8月29日に、審議会
に対し、「この事案については審議の公正さと透明性を保つために、審議内容等
を広く公開されることを要望する」としていますし、11月の審議会の傍聴を
当事者として強く希望するものです。
 現在、担当課は一般の傍聴も認める方針でいくそうですが、県行政の上層部
との話し合いの結論が出ていないとのことでした。
 また次回審議会の日程についても、11月上旬に迫っているにもかかわらず、
「まだ決まっていない」と繰り返すばかりです。これらのことから、福井県行政
の隠蔽体質は改善されることなく、まだ続いていると言わざるを得ません。
 審議会等の公開は当たり前の時代において、いまだに一般の市民・県民を排除
して審議会が開催されてきたことに、わたしたちは強い憤りを感じると同時に、
福井県行政に対する不信感をさらに深めています。
 わたしたちは、男女共同参画社会の実現のためにも、また開かれた福井県行政
を目指すためにも、福井県知事に対し審議会の公開を求めて、下記の点について
申し入れをおこないます。
                  記
1.男女共同参画審議会は、公開の場で開催すること
2.公開とは、マスコミのみが対象ではなく、一般市民・県民を対象とすること
3.一般市民・県民の傍聴を認めること
4.審議会の日程については、ホームページ及び広報誌、新聞紙上等マスコミを用い
  て広く県民に知らせること
                                 以上
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福井県監査請求「門前払い」に/新聞各紙の報道より

2006年06月02日 | スタッフから
生活学習館の図書排除事件の続報です。

一昨日の今大地さんの「声明」と福井県監査委員の監査請求結果が、昨日の新聞各紙に報道されました。
今大地さんからFAXが送られて来たので、以下に紹介します。

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(朝日新聞2006.6.1)
ジェンダー書籍撤去問題
「図書移動は対象外」
県監査委 市議の請求を却下

県生活学習館(福井市)が男女平等やジェンダー、性教育などを論じた書籍約150冊を一時書架から撤去し、敦賀市議の今大地晴美さんが「県費で購入した閲覧用図書の排除は県有財産の放棄に当たる」などととして県に監査請求していた問題で、県監査委員は29日、請求を却下した。
 却下理由について監査委員は「住民監査の請求対象となる財産とは財務的な管理にかかるものだが、今回の請求である図書の移動は行政的な管理に当たり請求対象とはならない」としている。
 今大地さんは「憲法に定められた基本的人権の侵害など、職員の行政的な管理への認識の甘さや怠慢が引き起こした事件なのに、監査委員は請求に踏み込んで精査したとは思えない」との声明文を出した。

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(中日新聞2006.6.1)
共同参画本撤去
監査請求 門前払

県生活学習館(福井市)の蔵書のうち、男女共同参画関係の約150冊が書架から一時撤去されたことについて、今大地晴美・敦賀市議が30万円の返還または、書籍の原状回復などを求めた住民監査請求で、県監査委員(井上圭充代表監査委員)は29日付で請求を却下した。
 監査委員は、本を撤去した行為が「住民監査請求対象となる『財務的な管理』当たらない」と判断。今大地市議の請求が「地方自治法の要件を満たさない」として″門前払い″にした。
 今大地市議は「請求内容に踏み込んで精査したとは思えず、遺憾。図書が(元に)戻ったからよいというのでは決してないということを、県は肝に銘じてほしい」との声明文を発表した。

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県生活学習館:性差書籍撤去 監査請求を却下--県監査委「対象外」と/福井(6.1)

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(毎日新聞2006.6.1)
性差書籍撤去 監査請求を却下--県監査委「対象外」と

福井県生活学習館(福井市下六条町)が所蔵するジェンダー(性差)関係の書籍約150冊を一時撤去した問題で、今大地晴美・敦賀市議が「県職員による財産放棄だ」などとして職員に30万円を返還させるよう求めた住民監査請求について、県監査委員は31日までに、「監査請求の対象外」として却下した。

 監査委員は「(職員の行為は)書架から他の場所に移動させた『行政的な管理』にあたる」と認定。今大地市議は「公務員としての認識の甘さや怠慢が引き起こした事件だ。監査委員が内容を精査したとは思えず、遺憾だ」と反論している。【平野光芳】

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福井県監査委員より「却下」通知届く/福井発~焚書坑儒現代版のその後

2006年05月31日 | スタッフから
みなさま
「福井発~焚書坑儒現代版」のその後をお伝えします。

5月29日付で、福井県監査委員より通知が届きました。
5月11日付「男女共同参画関連図書隠蔽事件に関する住民監査請求」に対するものです。
「却下」ということは、門前払いということであり、その監査委員の判断は、地方自治法第242条第1項の要件に係るのみであり、内容に踏み込んでの判断がなされたとはいいがたく、また福井県の事なかれ主義が監査委員にも及んでいる現実に請求者として遺憾に思います。
よって今回の通知に対し「声明文」を出しました。
「福井県監査委員からの通知文」と併せてお読み下さい。
今回の問題を福井県の事なかれ主義のまま終わらせないためにも、今後の動向にご注目をお願いします。

PS;近況
地元のテレビ局が制作していた敦賀のゴミ問題の番組が今日の午後2時から放映されました(県内のみ)。
1時間のドキュメンタリーでした。
「匿された日誌~密室のゴミ行政」と言うタイトルで、わたしの情報公開で明るみになった、県と業者との癒着がこの番組の主題となっています。
放映後、電話が鳴りっぱなしです。
そんなわけで今日は、(声明文の問い合わせもあって)携帯と事務所の電話にかじりついています。

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今大地はるみ
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              声  明  文
                         2006年5月31日
                  敦賀市議会議員 今大地 晴美

「男女共同参画関連特定図書隠蔽事件に関する住民監査請求」に対する福井県監査委員からの通知について

 監査委員からの通知に対し遺憾の意を表明します。

 今回の通知は、地方自治法第242条第1項の要件にかかる判断のみが却下の理由として記載されています。
 「図書隠蔽事件」は行政職員による違法な行為、憲法に定められた基本的人権の侵害など、職員の「行政的な管理」に対する公務員としての認識の甘さや怠慢が引き起こした事件であると言っても過言ではありません。       
 請求者が請求の要旨のなかで述べている、違法性については監査委員の言及はなく、監査委員がどのようにこの事件を捉えているのかは、通知から読み取ることはできません。
 福井県の住民として、また福井県行政に監査と言う立場でかかわりを持たれている監査委員として、「却下」の判断を下すにおいても、住民の意思を尊重し、福井県に対する住民の不信感の払拭につながる通知をするべきです。
 請求の内容に踏み込んで精査したとは思えない、今回の監査委員からの通知は遺憾に思います。図書が戻ったからそれでよいと言うのでは決してないということを、今一度、福井県は肝に銘じ、今後の対応策や住民への情報公開に活かすことを強く望みます。
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福監第138号

                    平成18年5月29日
  今 大 地 晴 美 様

                    福井県監査委員 高 島 寛 正
                       同    安 居 喜 義
                       同    井 上 圭 充
                       同    朝 山 美樹雄

           福井県職員措置請求について(通知)

 平成18年5月11日付けで提出のあった福井県職員措置請求については、下記の理由
で請求を却下します。
                 記
1 請求の要旨
  監査請求書および請求書添付の事実を証する書面から、本件請求の要旨を次のよ
うに解した。

  福井県生活学習館において、本年3月に、150冊の図書が書架から排除された。
  生活学習館の図書は、県民の貴重な税金である県予算の一般財源のうちの備品
購入費で購入されたものである。それらの図書のうち150冊が、県民の目に触れない
場所に排除されていることは、県民の閲覧に供する備品として図書購入された本来の
目的を無にし、県費を無駄にする行為であるとともに、本件は、行政職員による県有
財産の管理を放棄する(怠る)違法な行為である。
  請求人は監査委員に、職員に連帯して金30万円を返還するよう勧告すること、
もしくは、同図書資料を直ちに正規かつ本来の管理状態に復帰させるよう勧告するこ
とを請求する。

2 地方自治法第242条第1項の要件に係る判断
(1)地方自治法(以下「法」という。)第242条第1項において住民監査請求の対象
としている「財産」とは、法第237条第1項に規定する財産の意であって、公有財産の
ほか、物品、債権および基金である。
  その管理については、一般公衆の用に供するという公共の目的のための「行
政的な管理」とそれ自体の財産的価値の保全を図る「財務的な管理」の二つに区分さ
れる。
(2)法第242条第1項の規定による住民監査請求は、地方公共団体における財務会計
上の非違を是正する制度であり、請求の対象は、「財務的な管理」に係るものに限ら
れている。
(3)本件請求が対象としている行為は、事実証明書類の報道のとおり、当該図書を
書架から他の場所に移動させた「行政的な管理」に係るものである。
  また、請求人自らも「同図書資料を直ちに正規かつ本来の管理状態に復帰さ
せるよう勧告することを求める」としており、本件請求は財産の「行政的な管理」を
対象としている。
(4)本件請求は、財産の「財務的な管理」に係る請求とは認められず、住民監査請
求の対象とならない。

3 結論
  以上のとおり、本件住民監査請求は、法第242条第1項の要件を満たさない請求で
あるから却下する。
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福井県の生活学習館・150冊の図書が排除問題への呼びかけ

2006年05月02日 | スタッフから
「む・しネット」スタッフの今大地さんからの呼びかけです。

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みなさまにご賛同のお願い

福井県敦賀市の今大地はるみです。
4月28日付けの世界日報の記事で福井県の生活学習館
(男女共同参画センター)から、上野千鶴子さんの著書10冊を
はじめとする150冊の図書が排除されたと報じられました。

県側過激図書を排除(サンデー世界日報4月30日号より)

昨年の11月に一県民の苦情を受け、一度は担当課長が
「情報の提供は学習するうえで必要」と回答を出しながら
今年の3月に歯、150冊の図書が一般の人の目に
触れないように倉庫にしまわれたというのです。

この問題を黙って見過ごすことはできません。
事の発端・経緯及び排除された書籍リスト等の情報公開請求を
行い、公開質問状を福井県に提出し抗議のアクションを
起こします。
ぜひ多くのみなさまにこの問題を広めていただき
抗議にご賛同いただきたいと思います。

公開質問上等の文書が整い次第、順次発信
させていただきますのでよろしくお願いいたします。
転載大歓迎です。
*************************
今大地はるみ
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ご賛同いただけるかたは、「む・しネット」事務局(みどり)まで、
お名前・自治体名・所属団体等(市民・議員・学校名など)
をお知らせください。
midori@ccy.ne.jp

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2006・「む・しネット」スタッフ大集合

2006年04月15日 | スタッフから
2006・スタッフ大集合

現在、乳がん治療中のため休職状態のスタ
ッフです。一日もはやく現場復帰をして、
「む・しネット」のなかまたちとの活動を
再開したいと願っています。休職している
ほうが、つらく思えるほどわたしにとって 
「む・しネット」はかけがえのない存在で
す。         (今大地はるみ)
-----------------------------------
有権者の約3分の1の1,191人の署名、
その思いを真摯に受け止めるとの町長の言
葉はいったい何だったのか。意見書は、住
民投票条例必要なし、議会は否決。寒い冬
の熱い思いを今後どうしていくか、それが
今の私の最大の関心。   (呉羽まゆみ)
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体力に自信がないので「仕事を引き受けて
も」迷惑をかけてしまう。ぐっと我慢しな
がらスタッフ会を傍聴していると皆さんの
熱気につい、「それ、わたしやります」。
ひさびさの大きなプロジェクトを7月に控
えて、今からわくわくドキドキです。  
             (新田幸子)
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ひさしぶりに、会社員時代の友人から電話
があった。5月と7月につっこみ役やパネ
リストをやると言ったら、「ぜったい行く
!チラシも配る」だって。さらに「市民派
議員を増やそう」という趣旨を伝えたら、
「もし高瀬さんが出るなら、応援するよ」
と言ってくれた。仲間が一人あらわれたよ
うだ。         (高瀬かおる)
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私が浅野史郎さんにはじめて出合ったのは 
1998年2月。松島で開催された、ある 
フォーラムだった。「宅老所は大型施設へ 
のアンチテーゼだ」と言いきった浅野さん。
新しいケアを生み出そうとする参加者の背 
中を押したのは言うまでもない。7月のシ 
ンポもきっと「何か」が起こる。(甘利てる代)
-----------------------------------
講師の浅野史郎さんとの交渉担当を任され
た。紹介者もなし、ツテもなし、もちろん
面識もなし。気持ちをこめた手紙と資料で
「快諾」を得た。うれしかったし勉強にな
った。浅野さん、ありがとう。  (ともまさ)
-----------------------------------
今年は、5月公開講座、7月シンポジウム、
11月には自分の選挙。とても忙しい1年
になりそう。でも、スタッフ会でシンポを
企画しているうちに、「これ、ゼッタイ面
白い!」と思った。この1年フルスロット
ルでがんばります。    (小川まみ)
------------------------------------
通信も、8ページのつもりが、ついついリ
キがはいって12ページだてになってしまう
ほど、魅力の企画が満載。神谷さんのおか
げで、よいチラシもできた(ありがとう)。 
念願の浅野さんの話をちょくせつ聞けるの 
が、とてもたのしみ。来年4月は統一自治 
体選挙。バックラッシュをはねかえして、 
議会で発言し行動する、「無党派・市民派 
議員」をふやしたい。    (みどり)