「む・しネット」~女性を議会に 無党派・市民派ネットワークblog

市民自治と市民派女性の政治参加をすすめる「む・しネット」の情報発信ブログ。
4月の統一選には市民派議員をふやしたい!

「議員の仕事・市民の仕事 ~ まちをかえるのはあなた」~「M&T企画/議員と市民の勉強会」のご案内

2009年05月25日 | 『む・しの音通信』
8月から始まる「M&T企画/議員と市民の勉強会」の3回の内容が決まりましたのでお知らせします。

今年度は基礎編で、市民のかたや、次の選挙で立候補しようと思っている方も参加できます。
とはいえ、参加者には毎回課題がでて、提出期日は2週間ほど前なので、お問い合わせは早めに。
今年の窓口はみどりです。



★2009年「M&T企画/議員と市民の勉強会」のご案内
テーマ「議員の仕事・市民の仕事 ~ まちをかえるのはあなた」

◆第1回 8月7日(金)~8日(土)
「議会で働くために必要な各種の基本を身につける
 ―知っておくべき役所の支出や文書の「基本のき」―」
 

1.議会の基本/議会の流れ、議会の構造、各議会の実態

2.役所の支出の基本/役所の仕事は公文書主義。情報公開との関係
 ・支出の分類と定義/
ex. 委託料・補助金の違いと基本。人件費・給与等
 ・支出に関連してどんな文書が作られているか
~文書の作られ方/仕事を定義づけるもの

3.一般質問と議案質疑の基本/議会での実効性のある発言の手法

◆第2回 11月7日(土)~8日(日)
「実践編 まちをかえるのはあなた~基本は情報公開・議会改革」
 
1. 議員の仕事・市民の仕事~まちをかえるのはあなた
2. 基本は情報公開--第一回の文書を情報公開請求してみる
~公開度/公開文書の評価/非公開のときの対応
3. 一般質問の組み立て方/さらなるスキルアップのために
4. 議会改革 あなたの議会の納得できない慣例を変えるには

◆第3回 2010年 2月6日(土)~7日(日)
「予算の見方、市民派議員としての切り口」
 

1. 予算の基本、予算審議の流れ、
2. 取り組みたい予算の修正 増額 減額 新規に追加  
3. 一般質問と議案質疑の「事後評価」
4. 住民監査請求の実際~現場で使える直接民主主義の手法

●いずれも会場は「ウィルあいち」(名古屋市)、
前日13時から翌日12時まで

※ 各回とも日程終了後に、個別の相談に対応。

《講 師》 寺町みどり&ともまさ 
《対象者》「無党派・市民派」の議員および市民
     (初参加者は別途、誓約書の提出が必要)

《参加費》 45000円を事前振込み(3回分)
《申込み》 先着順で定員15名
《お問い合わせ》寺町みどり  
   e-mail midori@ccy.ne.jp tel 0581-22-4989  
 ・初参加の方はまず電話でお問い合わせください。
 ・原則として部分参加はお断りしています。
《担当スタッフ》島村紀代美


自分でいうのもなんだけど、参加者の顔ぶれに合わせての、オーダーメイドのセミナーです。
定員までの空きはあと数人です


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堺市でなぜ特定図書排除が起きたのか(呉羽まゆみ『地方自治 職員研修』)/『む・しの音通信』69号

2009年05月10日 | 『む・しの音通信』
『む・しの音通信』69号の後半は、前号につづいて、
堺市立図書館の特定図書排除事件に関する記事。


まず、月刊『地方自治 職員研修』2月号(「公職研」発行)
に書かれた呉羽まゆみさんの「堺市でなぜ特定図書排除が起きたのか」。

呉羽さんの許諾を得て、全文を転載させていただきます。

 

 堺市でなぜ特定図書排除が起きたのか
  木津川市・呉羽まゆみ


 京都府最南端の市で議員をしている私の元に堺市立図書館の事件が伝わってきたのは、9月5日。その内容は「BL(ボーイズラブ)(1)関連の書籍が開架を中止し書架に移され、処分される予定」「冊数5499冊、購入金額366万8883円」(市のホームページ「市民の声」)というもので、「『ジェンダー図書排除』究明原告団」の事務局の寺町みどり氏からの連絡であった。  
福井県、北海道に続いての事件に、私は「女性センターではなく図書館が狙われ、『青少年にとって悪影響』ともっともらしい理由をつけるとは、バックラッシュの人たちはなんとも巧妙だ」と感じるばかりだった。

堺市立図書館で起こったこと
 まず、「原告団」14人で堺市教育委員会が排除した図書リスト、会議記録などを情報公開請求した。堺市情報公開条例は、何人も公文書の公開を請求することができるとなっており、市民でなくとも情報公開請求ができる。
 寺町みどり氏の手元に届いた公文書と「バックラッシュ」側のインターネット掲示板の書き込みを時系列を追って見ると、事件の全容がよくわかった。
 発端は7月24日、利用者が北図書館へかけた一本の電話。「「BL図書は、セクハラではないのか。子どもへの影響を図書館はどう考えているのか。購入、開架の基準は何か公表してほしい」というものであった。さらに翌日、同一人物と思われる男性から南図書館への「(BL本が)普通の本と並んでたくさんある。子どもを行かせたくない」という電話に続き、同日市会議員から中央図書館に問い合わせがあったことが、公文書から明らかである。
 同日開かれた第2回図書館事業調整会議では「BL資料の扱いについて」が案件として取り上げられ、BL図書の各館開架状況が呈示され、購入、開架していることについて図書館の公式見解を早急にまとめる必要があると協議されている。
 また、7月30日、31日には、47歳の男性から市へ「特定図書排除を求める」匿名のメールが届いている。前者は「大量に開架している本について」であり、後者は「BL図書を購入した趣旨や目的、またこれまでに購入した冊数及び購入費を教えてください」という内容である。  
 この匿名メールなどを受け、8月8日の定例館長会議では「BL図書を全て閉架(書庫入)とする、今後は収集しない、青少年には貸出さない」と決定され、8月20日の第3回図書館事業調整会議では、匿名メールである「市民の声」の説明、今後の方針の確認がされている。
 その方針とは「資料購入に際しては今後厳密な内容確認を実施する、収集基準の改定も必要である、開架は配慮不足であり書庫入れとする、青少年へは提供を禁止する」であった。これらは「BL資料の取り扱いについて(案)」としてまとめられ、9月3日に各図書館長宛に通知された。
 た、この頃、市ホームページ「市民の声」Q&A(図書館)に「BL図書の購入~冊数及び購入費を教えてください」という市民の声と、それに対する市の考え方が掲載された。この時点で初めて特定図書排除問題が市のホームページという公式な場所で公開されたのである。

今回の図書排除の問題点
 そもそも図書館とは、国民の知る自由を守り、広げていくことを責務として、あらゆる資料の要求に答えるべく、みずからの責任において作成した収集方針に基づいて資料を収集し、提供する自由を有するとされる。その際、個人・組織・団体からの圧力や干渉に屈してはならないと「図書館の自由に関する宣言」(日本図書館協会・1954採択)にうたわれている。
 堺市図書館に対して私が直感的に感じた疑問は、「BL本がなぜそんなに多くあったのか」ではなく「なぜそんなに急に処分が決まったのか」であった。図書館側は「掲示板」の存在を知らないで、市民の意見に真面目に丁寧に対応していたのであろう。公文書には「有害図書?をどういう観点から購入しているのか」という議員からの問い合わせが記され、同時期の匿名市民本人が書いたと思われる「掲示板」には、「市議会議員さんに、このBLの一件を伝えた」「その議員さんが動いてくれ」「市会議員さんからも、結果について連絡があり~BLを書庫へ収納するとのこと」とある。個人もしくは議員の圧力に屈し、短期間に方向転換をした図書館の混乱ぶりが明白となった。
 そもそも、「堺市立図書館資料収集方針」に基づき図書館が対応していたなら、問題はこのように拡大しなかったはずである。しかしながら、今回の問題点は、最初は匿名市民(市民かどうかは不明)からの電話で始まったものの、議員の介入があり、図書館が個人や議員の圧力に混乱したことにあると思われる。また、Web上でこれらの経過や報告が一種煽動的に扱われ、組織的な図書排除運動が展開されていることが明らかとなるにつれ、図書館本来のあり方が問われる問題に発展しているにもかかわらず、堺市のその意識は希薄であったといえる。

排除を受けて、市民の抗議
 「宣言」前文3には、「図書館は権力の介入または社会的圧力に左右されることなく」「自らの責任にもとづき」「図書館の総力をあげて、収集した資料と整備された施設を国民の利用に供する」とある。しっかりとした収集基準を持つ堺市でこのような混乱が起こったことから、我がまちでも充分に同様の事態が起こりえる、これはほってはおけないという思いを私たちは持っていた。
 そこで、福井事件でも行ったように、不当な公金の処分の差し止めを求め、住民監査請求を「原告団」で行うことになった。本件図書館の図書は「市民の貴重な税金で購入され、相応の目的と手続きを経て、取得し図書館で管理されてきた」ものであり、「図書選定基準等に従って購入した図書を合理的な理由や必要性もなく」「突如、一律に利用者の目に触れない閉架場所に排除したこと」は、「図書本来の目的を無にするもの」で「今回の不当な圧力に起因する思いつきの閉架扱いは、著しく恣意的で管理者あるいは職員らに許された裁量を著しく逸脱した違法な行為」であるから、その行為の差し止めを求めるというものである。
 民監査請求は、市民1人からできる法的手法。共感する堺市民が必要だった。ちょうどその頃、この事件を知り、なんとかせねばとの思いの市民の方が事務局の寺町みどり氏に連絡してきたことで、請求することができた。
 また、私たちはこれとは別に、堺市長・教育長に「堺市立図書館における特定図書排除に関する申し入れ」をすることにした。福井事件で図書排除を迫ったK氏が「政治家の力で図書が撤去できた」と言っていたのと同じ構造であることから、議員の介入に抗議することとした。知り合いの議員にも呼びかけ申し入れ人は、41人の議員(元・前職含む)と2団体となった。
 問題が報道されるにつれ、私も何かしたいと思いを寄せる方もいて、第2次申し入れは市民も含めて行った。申し入れ人総数は、市民97名・議員46名・7団体。代表の上野千鶴子・東京大学大学院教授に届いた堺市教育長の回答は、「廃棄が前提の処置ではない」と明記され、ひとまず廃棄は食い止められた。

特定図書排除はなぜ起きるか、特定図書排除を防ぐには
 08年10月28日付けの『世界日報』で「堺市図書館に大量の同性愛小説5500冊、過激なイラストも」とセンセーショナルな題字で報じられたことからも明らかなように、今回の特定図書排除も福井事件同様「ジェンダー図書排除」であり、ジェンダーバッシングに他ならない。今年、堺市で予定されている「全国女性会議」を意識しての運動と思われる。
 基準に従って収集したものは、図書館が総力を挙げて守る。「図書館の自由」のため、いかなる外圧に対しても毅然とそして粛々と闘うこと、が必要であり当然なことであろう。
※(1)男性同士の同性愛を題材とした女性向けの小説や漫画のジャンルのこと。 
(月刊『地方自治 職員研修』2月号から転載)
(『む・しの音通信』69号)


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「スキルアップの連続講座」報告(島村紀代美)/桑名市・政務調査費返還請求事件、逆転勝訴(小川まみ)

2009年05月09日 | 『む・しの音通信』
『む・しの音通信』69号の続き、島村きよみさんと小川まみさんの記事です。

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第3回「M&T企画/議員としてのスキルアップの連続講座」報告
             プロジェクトスタッフ・島村紀代美
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 1月30日(金)31日(土)、ウィルあいち(名古屋市)にて、第3回「議員としてのスキルアップの連続講座」を開催した。参加者は13名。寺町知正さんとみどりさんを講師とするスキルアップ講座の最終回である。今回のテーマはこれまでの講座の内容をふまえ、「一般質問と議案質疑のまとめ、情報公開、支出、予算審議など」。
 【セッション1】の「一般質問を深める」では、前回の講座で取り組んだ「12月議会の一般質問」のテーマについて各自が事後評価し、講師がコメントをする形で進められた。「獲得目標に届いたか?」、「その理由は?」を分析することがいかに重要かが見えてくる。講師からは質問のゴールをしっかり認識すること、必ず想定問答をすること等、多くのポイントが示された。
 【セッション2】は2部構成で、前半のテーマは「議案質疑を深める」。課題で提出した議案質疑の事後評価をもとに、よかった点、悪かった点を洗い出す。 
質疑は意見として述べるのではなく、一般質問と同様に意図をはっきり示すべきという講師からのアドバイスに、自分の質疑の問題点が明らかになった。
 後半の「一般質問、質疑のまとめ」では、参加者が事前提出した課題「一般質問でつまづいているところ」について整理した資料が用意され、講師のみどりさんからコメントがあった。テーマ選び、事前調査、目標設定、立論など各項目の「つまづいているところ」に即して、改善のポイントが的確に指摘されていく。
 【セッション3】も同じく2部構成で、前半は「3月議会に向けて=予算審議のために」。まずみどりさんから総論として「どこに軸足を置いて予算を評価すべきか」についてレクチャーがあり、続いて知正さんから具体的な予算審議の観点について細かいアドバイスがあった。 
 こんなに注意すべき観点があるのかと、まさに「目からウロコ」。後半は「情報公開を高めることは自分の仕事に返ってくる」ということで、参加者各自が作成した非公開情報への異議申立てについて知正さんがチェック&アドバイス。
 2日目の【セッション4】は、「情報公開を広げるには」をテーマとして、前日に引き続き、情報公開のレクチャー。後半は「まちの支出を斬る」として、住民監査請求の立論と展開について実践的に学んだ。講座の中でも、もっとも参加者のニーズが高いテーマとあって、情報公開条例の対象になっていな第三セクターの公開をどう引き出すか、住民訴訟を視野に入れた監査請求書の書き方など、より深い内容について学ぶことができた。個別な「まちのおかしい支出」について情報共有できたのも大きな収穫だった。
 まとめの【セッション5】では、参加者が3回の講座で得たことや、次に学びたいことをコメントして終了した。 「すぐに使える」実践的な講座を受講したことで、みな議員として「スキルアップできた」と実感していた。講座終了後、住民訴訟の勝訴を勝ち取った人や、あらたに監査請求を提出された参加者もあることからも、現実に獲得したものは大きい。
 わたしは、2008年度の講座はプロジェクトスタッフを1年間担当した。主体的に関わったことで、わたし自身が前向きな強い気持ちで議会活動ができたと感じている。今後は学んだことをさらに議会の場で、市民と組んで、どう生かすかが重要。また常に基本に立ち帰りながら新しい視点を獲得し、情報共有できる場が自分にとってもまだまだ必要だ。
 ということで、2009年度も勉強会プロジェクトスタッフとして手を挙げた。市民派として学びを深めたいという方は、ぜひ参加をお待ちしています!

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「永六輔講演会」政務調査費返還請求事件 逆転勝訴しました!   
                三重県桑名市・小川まみ
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【事件の経緯】
 桑名市議会の会派「緑風・無所属クラブ」は、2006年1月16日に会派所属議員9名の氏名を記載した講演会のチラシを新聞折込で市内全域に配布し、入場整理券を、市役所、各地区市民センターなど11箇所で、希望する市民に配布した。
 「緑風・無所属クラブ」は2月1日、桑名市民会館で「あの世の妻へのラブレター」と題して永六輔講演会を開催し、同時にロビーで電子投票模擬体験も実施した。 
 入場無料の講演会には983名の市民が参加し、その経費1,743.204円を政務調査費から支出した。
 6月14日、私は、約174万円の政務調査費の返還を求める住民監査請求を行った。監査結果は「棄却」。
 9月8日、津地方裁判所に住民訴訟を起こした。11月に桑名市議会議員選挙が迫っていたが、新聞でも報道され、多くの市民がおかしいと思うこの問題を見逃すことは市民派議員としてできないので、裁判を選んだ。

【私の主張】
・ 有権者向けに無料講演会を開催することは、利益供与で公職選挙法違反であり、不当利得である。
・ 会派所属議員全員の名前の入ったチラシの全戸配布、壇上での挨拶等は政治活動であり、政治活動に政務調査費は使えない。
・ 電子投票模擬体験には政務調査費からの支出はなく、返還請求には含まれていない。電子投票の調査をもって講演会を研修とはいえない。
・ 自治法の趣旨は、政務調査費は議員の調査研修のためにあり、市民向け講演会は使途基準に当てはまらない。
・ 公金の支出について、市長には調査する権利と義務がある。

◆証人尋問
 この尋問からは、議員らが市民のために講演会を開催したこと、参加者の心が豊かになっただけで政策や議会活動に反映されていないことが、はっきりした。この時、私は、勝てるかもしれないと思った。
 しかし、判決は「棄却」。政務調査費を問題にした住民訴訟はいくつかあったが、政務調査費を使って講演会を開催した事例は初めてだった。そのためかどうかわからないが、津地方裁判所は判断を避けた。

◆地裁の判決理由の概略
・ 電子投票制度の問題点を調査するために、著名人を招き、大量のチラシを配り、入場無料にするなどして多数の市民の参加を募り、講演会を聴講させたことが、明らかに市政と無関係であるとか、調査研究の方法・態様として極めて不相当とは言えない。
・ 支出がその必要性・合理性を欠くことが明らかとは言えない。

【名古屋高裁で逆転勝訴】
 負けたままでは、選挙前に税金を使って有名人の無料講演会を開催し、有権者に自己PRできるという悪い前例を作ることになるので、控訴した。控訴審では、私の主張がほぼ認められた。
 講演内容に関して抽象的な関連性があるだけでは、直ちに市政や議員活動に関連性があるとは言えない。電子投票模擬体験は別個独立した活動である。議員らが講師から調査研究に資する具体的な成果を得た証拠がない。講演会は市民向けに開催されたものと認められ、かかった経費(全額)が使途基準に反する違法な支出とされた。

◆裁判を終えて
 住民監査請求を出してから、約2年半。寺町知正さん、みどりさんに助言を受けながら、初めて住民監査請求に挑戦し、住民訴訟を弁護士なしの本人訴訟で乗り切った。裁判は、敷居が高いし、プロの弁護士に太刀打ちできないし、とうてい無理だと思っていたが、案ずるより産むがやすし。
 みなさんも、是非、チャレンジして!


「島村きよみの活動日記」 

まみのちょっと一言



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「む・しネット」スタッフ会の報告(事務局・寺町みどり)/70号からweb版に移行します!

2009年05月05日 | 『む・しの音通信』
『む・しの音通信』69号、P1,2,3はスタッフ会報告、
会計からのお知らせ、前号の通信の反響です。



http://gifu.kenmin.netとのアクセスができないので、
ホームページの「みどりのwebページ」は更新不能、
ブログで順次、紹介します。

70号からweb版に移行します!
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「む・しネット」スタッフ会の報告
事務局・寺町みどり
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4月1日に、ハートフルスクエアGで「新旧スタッフ会」を開催し、2009年度の活動方針、プロジェクトなどについて話し合いました。
以下、「む・しネット」スタッフ会の報告です。

●2008年度の事業報告

①議員のためのスキルアップ講座」(島村)
・8月23~24日、10月24~25日、
1月30~31日の3回連続講座として開催。
・「M&T&企画」と共催のプロジェクト企画なので「む・しネット」は会場費だけを支出。
・参加者の受講料はちょくせつ講師に支払い、宿泊費などは各自負担。残金はゼロ。
・講師との共催だったので「む・しネット」としては楽だった。
・「む・しネット」のプロジェクトとしての事務局は必要。
・実践に基づいた内容で、中身が濃くて議員として働くのに役立った。
・新しい人との出会いがあり、よかった。
・今年度のスキルアップ講座は会員と会員外を区別していないので、講座参加者からの新規入会はない。
・「今年も勉強会をやりたいので」引き続きプロジェクトスタッフを引き受ける。
・できれば、会員同士が顔を合わせて交流するオフ会のようなこと、議会ウォッチングや自治体視察などもやりたい。

②読書会のプロジェクト(新田)
・テーマ本は、上野千鶴子さんの『おひとりさまの老後』。開催は7回。
・会場費を「む・しネット」が支出。
・参加者限定だったので、会場費を出してもらってよいのかと気が引けた。
・新しい参加者もいて、読みやすい本で毎回話が盛り上がりよかった。

●2008年度の会計報告(小川)

・新旧スタッフ会の交通費までを、2008年度会計に編入。
・事業がすべてプロジェクトになったので、会計がすっきりして、支出が減り、次年度への繰越金が多くなっている。
・いちばん多いのは、通信の発送費。
・今年度と同じプロジェクト方式なら、引き続き会計をやってもよい。
・会員の動向は、講演会やイベントをすると、市民会員が増える。
・会員数は、発足当時と変わらない。毎年、数人が入り、数人がやめていく。
・議員会員は増えている。4年の選挙ごとに若干の入れ替わりがある。

【2009年度スタッフ】

 事務局・寺町みどり
 会計・小川まみ
 勉強会スタッフ・島村きよみ
通信および情報発信スタッフ・寺町みどり

【2009年度運営方針・決定事項】

☆2009年度は会費を徴収しない。
☆『む・しの音通信』の紙媒体での発行は69号まで。今後はwebでの発行に移行する。
☆2009年度もプロジェクト事業方式にする。
☆プロジェクトは「やりたい人がやる」という基本で、会員が自主的に事業を企画する。
☆プロジェクトスタッフは「企画、実行、報告」までを担当。事業は独立採算とする。
☆会場費は「む・しネット」が負担する。
☆女性総合サイト「WAN」(ウイメンズ・アクション・ネットワーク)をサポートする。

●『む・しの音通信』について(みどり)

・2008年度の通信の発行は3回。昨年は個人的な事情で発行が減った。回数が減ったのでページを増やしているが、編集作業に一週間ほどかかる。発行が少ないと、勉強会報告も含めて、タイムリーな記事が間に合わない。
・「編集・発行はみどり、発送は別の人」という分担になっていたが、実際には、みどりが編集から(校正は新田さん)印刷・発送まで一人で担当していて、負担が大きくなっている。
・記事は会員以外にも広く送っているが、反響はよい。ここ数年、「webで見るので送らなくてもいい」という人が増えている。
・「む・しネット」は、積極的に情報発信する運動体なので、情報発信は続けたいが、タイムリーな記事を随時、ブログやHPで発信するほうがよいと考えている。とはいえ、生原稿をそのままアップするわけではなく、通信としての編集作業は必要なので、引き続き、通信スタッフを担当する。
・ということで、紙媒体での『む・しの音通信』発行を今月号(69号)までとし、今後はweb発信にしたい。なお、会員にはメールで通信の発行を知らせるようにする。
・紙媒体の通信をやめるもうひとつの理由として、5月31日に発足する「ウイメンズアクショクネットワーク(WAN)」(チラシをご覧ください)の「女性と政治」のページ作成にかかわることになり、前半はそちらのプロジェクトにウェイトを置くことになりそう。
・WANと相互リンクすれば、通信をweb発信することでより多くの人に読んでもらえる。
・デジタルデバイド(webにアクセスできない人)をどうするのか、という問題も残るが、「む・しネット」はもともと運動体で、会員を増やすことを志向してこなかった。
・発足から10年目になるが、会員は相互関係ではなく、通信を読むだけの一方通行の人が多いのが現状。「む・しネット」を支えるスタッフのなり手も少なく、一度、整理したほうがよいのではないかと思っている。

●「WAN」(ウイメンズ・アクション・ネットワーク)のサポート

・上野さんを中心に関西の女性(研究者)たちで準備してきて、女性のための総合webサイトとして5月31日に発足予定。
・「む・しネット」として、「WAN」をサポートすることを決定。
・「WAN」にweb団体登録し、同時にNPO法人会員(年会費1万円)になる。
・今年度は、「む・しネット」の会費を徴収しないので、会員のはWANのNPO個人会員(年会費1万円)になって支えてもらいたい。
・7月末をめどに開設するP-WAN(女性と政治)のページに相互リンクを呼びかける。NPO会員になれば、RSSで新着記事がP-WANに自動的に届くシステムにする予定。
 
●P-WAN(女性と政治のページ)

・みどりがP-WAN(女性と政治) のページの責任者を引き受けてきた。
・7月末をめどに、WANサイト内に開設。
P-WANプロジェクトを始動させたところ。
・「む・しネット」スタッフが全員、呼びかけ人およびWAN会員になっている。
・WANサポートプロジェクトとして、P-WANの会議の際の会場を「む・しネット」で予約、会場費を支出する。
(文責:みどり)      

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会計から会員のみなさんへ
       会計スタッフ・小川まみ
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 2003年度から6年間、私は会計を担当してきました。その間、「上野千鶴子さん講演会」、シンポジウム「政治を市民の手に!」、「さまざまなマイノリティが生き延びるために」フォーラムなどを開催し、「議員と市民の勉強会」(一泊二日・年4回)を「む・しネット」の主催事業として行ってきました。正直いって会計を担当するのも大変なので、2008年度限りにしようと思っていました。
 ところが、2008度から「議員と市民の勉強会」が講師と共催のM&T企画「スキルアップ講座」となり、独立採算の事業として、島村さんがプロジェクトスタッフを担当しました。「む・しネット」は会場費を負担しただけで、会計もとてもシンプルになりました。これなら私でもできると思い直し、引き続き会計を担当することにしました。
 2008年度の「む・しネット」の事業は、通信の発行(3回)と、スキルアップ講座と読書会の2つのプロジェクト事業に会場費を負担しました。約40万円の収入に対して約16万円の支出だったので、今年度の繰越金は、約43万円あります。(詳しくは会計報告をご覧ください)
また、『む・しの音通信』の発行については、作成・発送経費が最も多くかかります。今年度から、通信をwebでの発行にかえることで、限られた紙面に収めるという編集の手間と印刷・発送経費がかからなくなります。

【2009年度の会費について】
 2008年度末で1年分以上の繰越金があり、通信をweb判にすることで、印刷・発送経費がかからなくなります。
 よって、「2009年度の1年間は会費を徴収しないこと」をスタッフ会で決定しました。

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『む・しの音通信68号』の反響
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会員の平井紀子さんから、「ジェンダー図書排除事件」について、お手紙が届きましたので紹介します。



『む・しの音通信68号』をご送付くださり、ありがとうございました。・・・・(略)・・・・・排除されていたのは、ほとんど女性だったのではないでしょうか? 論点がズレているとは思いますが、「これだけたくさんの作家を排除しておいてなんで渡辺淳一の著書が一冊も含まれていないんだ?!」と怒りで震えました。
 みどりさんの今回の記事を読ませていただくと、朝日新聞の記事の内容とは全く違うので驚くと同時にショックを受けました。これはみどりさんのブログよりも先に朝日新聞の記事を目にしたときに、目に飛び込んできた見出しを見て「ああ、私には関係ないわ」と見落としていた記事でした。実際にはこのような問題が潜んでいるとは思わなかったのです。確か、見出しにとても大きな字で「悩ましい、ボーイズラブ」と書かれていました。実際には、ボーイズラブよりも、言論弾圧や人権侵害の問題が大きいはずなのに、どうして好奇心をわざと煽るように「ボーイズラブ」を強調したのでしょうか。・・・・(略)・・・・  
同時期に、国連人権委員会から「性的マイノリティへの人権侵害、差別を止めよ」と日本政府に対して警告されていたにもかかわらず、こうやってボーイズラブだけを槍玉に挙げるのは時代錯誤だとも思います。
 「性」に関する問題は、私自身が異性愛、同性愛にかかわらず全て「タブー視」しておりました。(正確には過去形でなく現在形です)。昨年初めて上野教授の講演会に参加したときに、「セックス」と何度もおっしゃって仰天したくらいです。そして、自身の体を大切にする意識も希薄です。
 「性」を否定することは、「生」を否定することと同義なのでしょうか。とにかく、この問題は、まだ何一つ私の中でも解決していません。これからも、自身に突きつけられた問題として考えていきたいと思います。
・・・・・ (以下略) ・・・・・・・・・



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【イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン の ペ ー ジ】

ウィメンズ アクション ネットワーク設立記念

~今始まる!ウェブがつなぐ女たち~
特別講演:上野千鶴子さん 「女から女たちへ
ウェブ時代の新しいシスターフッドを求めて」 
日時:5月31日(日)13:30~16:30
会場:キャンパスプラザ京都
参加費:1000円(WAN会員は無料) 
《要申し込み》「お名前・所属・メールアドレス」を明記してWAN事務所 info@wan.or.jp へ。
(詳細はチラシをご覧ください)
-------------------------------------------
★5/31オープンのWANサイトに「女性と政治(仮)」ページをプロジェクトで準備中。
※開設はまだ先(総選挙後の予定)になります。

「自治体議員および市民・団体との相互リンク」および「NPO会員(個人・団体)のブログ・HPのRSS自動更新」などのコンテンツを予定しています。
あなたもぜひWANにご参加ください。

●HP・blogをWANと相互リンク(無料)
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上記送り先:寺町みどり midori@ccy.ne.jp 

【編集後記】  
○上野さんに誘われてWANの「女性と政治(仮)」ページの責任者を引き受け、深くかかわることになりそうな予感(笑)。「女から女たちへ」ネットワークを拡げる活動はおもしろい。あなたも仲間になりませんか。 
○『む・しの音通信』は今後、紙版からwebに発展的に移行。紙に愛着があるのですが、続きはタイムリーにwebにアップ。希望される方にメールでお送りする予定です。引きつづきご愛読いただければうれしいです。(みどり)



M&T企画/議員と市民の勉強会~「議員の仕事・市民の仕事~まちをかえるのはあなた」

2009年05月04日 | 『む・しの音通信』
『む・しの音通信』69号の発送を終わりました。

WAN(ウィメンズアクションネットワーク)のオープンイベントの
チラシと呼びかけ文も同封しました。


69号は16ページ立て。前半は、スタッフ会報告がメーンで、
後半には堺市立図書館のジェンダー図書排除事件の記事を入れました。

インフォメーションは、2009年度の「議員と市民の勉強会」の案内と、
WAN開設イベントのお知らせ。
紙版の『む・しの音通信』は次回から、ウェブ版にする予定です。

以下は、「議員と市民の勉強会」の案内です。
定員は15人で、定員になり次第締め切りますので、
参加したい方は、お早めにみどりまでお問い合わせください。


★2009年「M&T企画/議員と市民の勉強会」ご案内
テーマ「議員の仕事・市民の仕事 ~ まちをかえるのはあなた」

◆第1回 8月7日(金)~8日(土)
「議会で働くために必要な各種の基本を身につける
 ―知っておくべき役所の支出や文書の「基本のき」―」

1.議会の基本/議会の流れ、議会の構造、各議会の実態
2.役所の支出の基本/役所の仕事は公文書主義。情報公開との関係
・支出の分類と定義/ex. 委託料・補助金の違いと基本。人件費・給与等
・支出に関連してどんな文書が作られているか~文書の作られ方/仕事を定義づけるもの
3.一般質問と議案質疑の基本/議会での実効性のある発言の手法

◆第2回 11月7日(土)~8日(日)
「実践編 まちをかえるのはあなた~基本は情報公開・議会改革」

◆第3回 2010年 2月6日(土)~7日(日)
「予算の見方、市民派議員としての切り口」


いずれも会場は「ウィルあいち」(名古屋市)、
前日13時から翌日12時まで。
※各回とも日程終了後に、個別の相談に対応。
《講 師》 寺町みどり&ともまさ 
《対象者》「無党派・市民派」の議員および市民
(初参加者は別途、誓約書の提出が必要)
《参加費》 45000円を事前振込み(3回分) 
《申込み》 先着順で定員15名
《お問い合わせ》寺町みどり  
e-mail midori@ccy.ne.jp tel 0581-22-4989 
・初参加の方はまず電話でお問い合わせください。
・原則として部分参加はお断りしています。
《担当スタッフ》島村紀代美



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