「む・しネット」~女性を議会に 無党派・市民派ネットワークblog

市民自治と市民派女性の政治参加をすすめる「む・しネット」の情報発信ブログ。
4月の統一選には市民派議員をふやしたい!

緊急の呼びかけ「東京がかわれば、地方自治がかわる」浅野史郎・応援ネット

2007年02月21日 | 浅野史郎さん関連
みなさま
浅野史郎さんの決意を期待し、
促すための呼びかけを始めました。
緊急のことです。

(以下、転送転載・大歓迎)              
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「東京がかわれば、地方自治がかわる」   

「浅野史郎さんを勝手に応援する無党派ネット」
  【呼びかけ人】
   寺町知正(岐阜県山県市議)
   ごとう尚子(愛知県日進市議)
   寺町みどり
   若桑みどり
(「浅野史郎・応援ネット」参加者名簿にリンク)

いま、浅野史郎さんを都知事にという声が
どんどん広がっています。
滋賀県の嘉田由紀子知事、今年1月の
宮崎県の東国原英夫知事をはじめ
無党派市民の支持を受けた知事たちが誕生しています。

わたしたちは、地方自治の現場ですぐに活躍できる
政治的手腕と実力をお持ちの浅野史郎さんに
都知事として自治の現場で働いてほしい。

石原都政8年は、「強者の政治」でした。
そんな日本の首都・東京を、浅野さんの
障害者や女性、子ども、お年よりや若者を大切にする
「弱者の政治」に変えたい。
東京が変われば、地方が変わる。
地方が変われば、地域にいきる弱者の暮らしが変わります。

浅野史郎さんの言葉のかずかず。
「しがらみの無い選挙をしなければ
しがらみの無い政治はできない」、
「選挙のやりかたが、その後の政治の姿勢を決める」、
「トップの資質は選挙で試される」・・・
浅野さんは
「選挙は後の政治姿勢にも影響を与える。
重要案件の決断を迫られるときに、
目をつぶると支援者の群像が頭に浮かんでくる。
いい選挙は勇気も与えてくれる」
と語っています。

浅野史郎さんは、2期目の選挙から、
完全にどの政党や組織の支援も受けない
「無党派」を宣言して実践しました。
そんな浅野さんが政党の立候補要請を断ったのは
当然のことです。
先日は、
「どなたから要請されても受ける状況にない。」
と報道されました。

でも、
浅野さん流に言えば、断られてからが勝負。
まさに、わたしたち無党派市民の真価が問われています。
決意が必要なのは、ひとり候補者だけありません。
わたしたちは、告示の日までメッセージを送り続ける、
浅野史郎コールを続ける、
そして、スタートからゴールまで浅野さんを支える、
そう決心しました。
わたしたちは、浅野史郎さんをあきらめません。

浅野さんは、最初の宮城県知事選に出る時、
意思表明をしたのは告示のたった3日前。
そのことを考えれば、話題にあがっている今回は、
なんと状況が整っていることでしょう。

いま足りないのは、市民ひとりひとりの強い思い。
浅野さんの心を動かすことができるのは、
政党でも組織でも団体でもない市民の思いです。

いま必要なのは、あなたの強い思いと、
浅野さんが「目をつぶると浮かんでくる群像」としての
ひとりひとりの市民の広がりです。

これからの一週間から10日間が勝負です。
あなたから、どんどん呼びかけの輪を広げてください。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「浅野史郎さんを勝手に応援する無党派ネット」
(略称「浅野史郎・応援ネット」)       
メール返信先 midori@ccy.ne.jp     
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


(1) お名前はお一人ずつ、議員と市民にわけて返信してください。
   (集計も別々にします)。
(2) 集まったお名前を、毎日、浅野さんに届けます。
    浅野さんに送るのは「名前と自治体名(所属等)」だけのリストです。
(3) 輪を広げるために、無党派議員は、一律にインターネット等に公開します。
    無党派市民は、公開可の人だけ「お名前と自治体名(あれば所属等)」を
   インターネット等に公開します。
-----------------------------------------------------------
●議員返信用●
「浅野史郎さんを勝手に応援する無党派ネット」に参加します。
・お名前(必須)  → ・自治体名(○○○議会議員)(必須)

・住所(必須・非公開)


・連絡先(必須・非公開)
Tel             Fax            Mail
-----------------------------------------------------------
●市民返信用● 
「浅野史郎さんを勝手に応援する無党派ネット」に参加します。
・お名前(必須)   → ・所属等

・住所(必須・自治体名のみ公開)


・連絡先(必須・非公開)
Tel             Fax            Mail
・公開の可否     
 --------------------------------------------------------------
以 上。


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「当選祝」の酒樽の鏡割りは公選法違反です/神田正秋愛知県知事への公開質問状の呼び掛け

2007年02月10日 | 活動
みなさま

+++++++++++++++
神田真秋愛知県知事の当選時の「当選祝」として酒樽の鏡割りが
公選法に抵触するということについて、以下の行動を呼びかけます。
(報道ステーション、朝日新聞社会面に写真あり)

私たちは選挙運動期間中の「飲食の提供」やそれ以外のときも
「供応、寄附」などにはノーを突きつけてきました。
それは、有権者の心や票を「政策、議員活動への共感や信頼」以外のもので
集めようとする古い選挙をストップさせたいからです。
選挙公職選挙法も同様な方向に強化されています。

そうした中で、政治家の手本となるべき県知事において、
公職選挙法に違反する行為を堂々と行い、それがテレビ報道によって、
文字通り全国に報道された事実は、驚きと同時に
政治にかかわるものとして、怒りを禁じえません。

下記のように「神田知事」と「愛知県選挙管理委員会委員長」あてに
公開質問状を出すことにしました。
「無党派・市民派の現職議員のみなさん」と「政治に関する市民団体」には
是非ご賛同をいただきたくお願いします。

現在のところ賛同団体としては次の三団体です。
女性を議会に!ネットワークあいち・ぎふ・みえ
女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク
無党派・市民派 自治体議員と市民のネットワーク

賛同の意思は
日進市議会議員 ごとう尚子 naokogo211@ybb.ne.jp
 または    寺町みどり midori@kenmin.net
までお寄せください。
----------------------------------------------

●お名前(               )

●自治体名(○○県○○市町議会議員)

-------------------------------------------------
締め切りは2月12日(月)夜8時までです。
よろしくご賛同ください。

お知り合いの「無党派・市民派議員のみなさん」にお知らせください。

 転送、転載歓迎!!
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                         2007年2月 日

愛知県知事 神田真秋様
(同文にて提出)
愛知県選挙管理委員会委員長 水野祐一様

  愛知県知事選挙、開票日の神田事務所での酒樽の鏡わりに関する公開質問状(案)

 私たちは、選挙による民主主義を実現するため、地方議員を中心として「公職選挙法に則った、公正な選挙を進めようとする」ものです。
 私たちは、去る2月4日愛知県知事選挙に関してのテレビ(2月5日(月)メ~テレ22時~「報道ステーション」)、新聞(2月5日(月)朝日新聞朝刊)などの報道から神田知事の事務所前ステージにおいて、酒樽の鏡わりが行われたことを目の当たりにしました。驚きです。
 この酒樽を神田氏が「受け取ること」も、その後その酒を支持者や同席者に「提供すること」「ふるまうこと」も、公職選挙法違反というべきです。しかも、ごく数人の乾杯の場合なら言い訳がとおるとしても、神田事務所のあの状況では、言い訳はとおりません。
 また、飲酒運転による痛ましい事故が後を絶たず、飲酒運転を撲滅しようという社会の良心が動き出したところです。道路交通法以上に飲酒、酒気帯び運転者に対する処分を厳しく課している自治体、企業もあります。今年の新年会では酒の提供をやめたところもあるほどです。
 こうした中、公職選挙法とは別の意味で、愛知県警察のトップにある新知事が衆人の面前で4斗もある酒樽の鏡わりをすることは軽率の謗りをまぬがれません。
 よって、以下、質問いたします。

《公職選挙法の諸規定》(規定の本文の一部は要約した)
(1) 当選祝いの禁止
「(選挙期日後のあいさつ行為の制限)第178条 何人も、選挙の期日後において、当選又は落選に関し、選挙人にあいさつする目的をもつて次に掲げる行為をすることができない。
2.自筆の信書及び当選又は落選に関する祝辞、見舞等の答礼のためにする信書を除くほか文書図画を頒布し又は掲示すること。
5.当選祝賀会その他の集会を開催すること。」

 公選法178条でいう「選挙の期日」とは、投票日の投票所が閉められた時点からをいう。つまり、開票のタイミングは、祝賀会などの禁止期間に入る。

(2) 政治家の寄付の禁止
 「(飲食物の提供の禁止)公職選挙法139条 何人も、選挙運動に関し、いかなる名義をもってするを問わず、飲食物(湯茶及びこれに伴い通常用いられる程度の菓
子を除く。)を提供することができない。」

 この規定は、選挙期間中の規定である(選挙事務所での振る舞いの禁止)。
 投票終了後は、一般原則の「寄附の禁止」規定が適用される。
 現職の政治家や候補者に対しては次のとおり寄附が禁止されている。

「(公職の候補者等の寄附の禁止)第199条の2 公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者(公職にある者を含む。)は、当該選挙区内にある者に対し、
いかなる名義をもってするを問わず、寄附をしてはならない。」

 政治団体、いわゆる後援会については、次の規定の本文のとおりに基本的に寄附が禁止されている。その例外を定めた「ただし書き」の規定においても「祝儀その他これらに類するもの」として寄附の禁止の対象として位置づけている。

「(後援団体に関する寄附等の禁止)第199条の5 政党その他の団体又はその支部・・は、当該選挙区内にある者に対し、いかなる名義をもってするを問わず、
寄附をしてはならない。ただし、政党その他の政治団体若しくはその支部又は当該公職の候補者若しくは公職の候補者となろうとする者(公職にある者を含む。)
に対し寄附をする場合及び当該後援団体がその団体の設立目的により行う行事又は事業に関し寄附(花輪、供花、香典、祝儀その他これらに類するものとしてさ
れるものを除く。)をする場合は、この限りでない。」

《この質問の趣旨・目的》
行政のトップでありかつ政治家の範たる神田氏が、(愛知県)知事選挙における当選者として、自らの事務所での酒樽の鏡わりを行ったことは、多くの政治家
や有権者に当該行為あるいは同種の行為を適正なことであると印象付けます。
 しかし、これは、前記のとおり、公職選挙法に抵触すると解されます。かつてわが国の選挙や政治活動において、飲食物や酒食の提供、現金等の供与などが氾濫していたことから、同法は各種規制を強める方向で改正を進めてきた歴史
があります。このことは、旧自治省時代から各種の周知策がなされてきたところです。
 これに対して、巷では、十分な理解がないままに旧慣習が繰り返されている実態もあります。現在の公職選挙法は、立候補届出後の事務所開きや出陣式の際の乾杯も禁止しています。当選祝いでの乾杯や酒の振る舞いは、すみやかにやめるべきです。
 私たちは、今春の統一地方選前にこの問題を指摘して、各地選管から同種の行為を行わないように徹底させることが必要だと考えます。
 よって、私たちは、愛知県知事に対し、以下の項目について、関係者の話も含め、具体的かつ納得できる説明を求めます。
 なお、3月1日(木)までの文書での回答をお願いいたします。

              記

1.酒樽を持ってきた(買ってきた)のは、だれか。神田氏本人の名義でなのか、神田氏の後援会名義でなのか。それとも、第三者名義なのか。第三者名義であるなら、それは誰か。

2.酒は当然、飲まれたと考えるが、飲んだのは誰か。神田氏本人のみか、その他の人も飲んだのか。飲んだのは、いつか。

3.その酒が、神田氏の後援会もしくは第三者から、神田氏個人に対して当選祝い的な主旨で持ち込まれたと解釈するとしても、そうであるならその酒を飲むことが
できるのは神田氏本人だけである。4斗もある酒を一人で飲めないということは、常識的に判断できることだ。知事及び選挙管理委員会委員長におかれては、前記引用の公職選挙の規定から導かれる解釈として、標記の鏡わりという事象をどのように評価するのか。
今後、県会議員選挙、市町村議会議員選挙、市町村長選挙が続く。公正で明るい選挙を推し進めるために、知事及び選挙管理委員会の解釈をお聞かせいただきたい。

4. 飲酒運転についての社会の目が厳しく、またその撲滅について警察のみならず、県民が懸命に取り組んでいるときにあって、新知事誕生を鏡わりで祝う様子を県民のみならず、日本中に放映されたことについてどのように考えるか。
                                  以上
 
連絡先/愛知県日進市議会議員 ごとう尚子
    岐阜県山県市議会議員   寺町知正
(別紙)      団体     議員  名 
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「選挙公営」を見直そう!

2007年02月07日 | 『む・しの音通信』
事務局・みどりです。

『む・しの音通信』59号の「選挙公営」の特集です。
今大地はるみさんの原稿は、朝日新聞のリレーエッセイ、寺町知正さんは「選挙公営の条例を廃止する」、ごとう尚子さんは「日進市の条例改正」についてです。

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《リレーエッセイ あしたは晴れ》
選挙の公費負担、再考を
   敦賀市議・今大地はるみ 
 

 今年は選挙の年。敦賀市は県内で唯一、統一地方選で4つの選挙が行われることになる。選挙につきものといえば、まず思い浮かべるのはだれしもお金。今回はそのお金の話である。
各自治体には、公職選挙法に基づいた「選挙運動の公営に関する条例」があり、公費負担でまかなわれるガソリン代やポスター作成費、車の借り上げ料などが、定められている。
ポスター代は印刷会社、ガソリン代は給油所から直接、選挙管理委員会に請求する仕組みになっている。
2003年の敦賀市議選では、37人の立候補者があり、ポスター代で1,243万円、ガソリン代で90万円が公費負担だった。
 昨年の12月議会には、この選挙公営の費用負担の見直しを求める議員提案や一般質問が、東海地方を中心とした市民派・無党派の議員によって数多く出された。
わたしも「ポスター代の上限額の引き下げと、ガソリン代を実費請求にする見直し」の一般質問をした1人である。
 市長答弁は「議会から提案してもらいたい。実費請求が当然だと思う」だった。12月議会では、議員提案での条例の見直しには至らなかったが、3月議会には、ぜひ実現させたいと思っている。
 今や夕張市を引き合いに出すまでもなく、どこの自治体も財政難にあえいでいるのが現状だ。
経費削減が当然の状況のなか、財政のチェックが仕事のひとつである議員みずからが、自分たちの選挙費用の公費負担の見直しを図るのは当然のこと。
当選すれば、市民の大切な税金から多額の報酬を受ける身でもある。
 ぜひみなさんも、自分が支援する議員に、公費負担の費用の見直しを図るように、求めてはどうだろうか。
仲間のひとたちと、議会に「選挙費用の公費負担の見直しを求める請願」を出すという手段もある。
 わたしたちの大切な税金がどんな使われ方をしているのか、わたしたちが選んだ議員がどんな仕事をしているのか、それをチェックするのは、選挙権を持った市民としての責任でもある。
 あなたの1票がまちを変える大きな1票であることを忘れないでほしい。
(2007.1.23 朝日新聞)
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選挙公営の条例を廃止する
   直接請求を開始  岐阜・寺町知正 
 

「選挙公営」は、首長や議員の選挙の時のポスター代、選挙カーの賃貸料やガソリン代、運転手の日当などを負担する制度だ。候補者から請求があったら税金で負担する。都道府県や市では各自治体が条例を制定すれば実施でき、ほとんどの自治体は国の基準額をスライドしている。他方で、公職選挙法は、なぜか、町や村での制度化を認めていない。
全国を見ると、市民の批判もあり、基準の変更や額の引き下げなどの改革が始められている。1999年、栃木県栃木市では選挙ポスター代の水増し請求が見つかり、市で印刷代の相場などを調査し、あいまいな企画費をゼロとし、印刷代のみの「12万円を上限」とした。愛知県内では、額を引き下げたり、方法を改善した自治体もある。
ここ山県市は合併して導入。3年前の市議選は22人の定員に27人が立候補し、25人が利用、交付総額は1000万円を超えた。

《ポスター代は一番問題が多い》 ポスター作成費について、各地の多くの選挙を知る私の経験からは、国や各地の条例の基準額は、相場の3倍ほどとみる。しかもこれは、「高級」なポスターを作った場合の話。
例えば、企画費をゼロにして、単価を1000円程度とするよう条例改正も考えられるし、「入札」のように、ポスター作成の見積書・内訳書を添付させて公正を図ることもできる。
ちなみに、山県市の市議選で、限度額の95%以上の額を請求したのは6人、50%以上の単価で請求したのは計10人だった。

《選挙カーの燃料費は》 選挙カーの燃料費として、条例は1日当たり7350円の上限を規定している。普通車の燃費で計算すると、1日500キロ以上走れる。選挙運動で、1日500キロ以上の走行はあり得ないこと。
選挙期間の最初と最後の走行距離の表示キロ数とその写真を添付させれば公正になる。

《果たして必要な制度か》 市民のほとんどが、ポスター代などが税金で払われているということを知らない。話すと、「自分で選挙に出るのだから自分で払うべき」という意見だ。
山県市は、財政状況が大変厳しく、市民生活にしわ寄せしている。他方で、市長や議員の選挙のあと、「候補者として自分が使った分を税金で出してくれ」とは、あまりにずうずうしく、市民に対して無責任だ。

《市長や他の議員の考えは》 私は、昨年12月議会で一般質問した。市長の答弁の基本は「制度には意義がある」というもの。私以外の議員全員が利用しているので、議員間での相談も成立しそうにない。

《直接民主主義の手法で》 冬休みに考えてみた。今年4月には市長選、来年4月には市議選があり公費負担の局面も来る。私の結論は、向くべきは市民、組むべきは市民。市民の皆さんとともに直接請求を行うことにした。
市民の共通した意志の集まりが、「条例廃止の議案」となり議会で審議される。 
1月15日に手続きを開始。通常は1ヶ月間の署名収集期間。しかし、今年は4月8日に県議選の投票日があることから特例法の規定で、その60日前の2月6日(火)までのわずか20日間(と、開始して初めて知った)。
 署名運動が始まって、署名簿を送ってという連絡が来る一方、満タンになった署名簿を届けてくれる人もいる。それら反応から、ここ山県市では、大きな「世論の広がり」が出てきたことを感じる。状況からして、成算は十分にある。
ローカルな自治の姿の一つを実現したい。
 ※ 直接請求という制度とは
地方自治法第74条で定める条例の制定・改正・廃止の手続きで、受任者が持つ定められた署名簿に有権者が自ら署名して集まった署名簿を提出、首長が議会を召集し、請求された条例案を議会が審議・採決する制度。
有権者の50分の1以上の署名を集めて請求する。署名集めは、市町村では1ヶ月間、都道府県では2ヶ月間。署名簿は、提出から20日以内に「選挙管理委員会による署名簿の審査、効力の決定及び証明」を得て、7日間の「署名簿の縦覧」、その「確定した署名簿をもって市長に条例制定や改廃を請求」する(これを「本請求」という)。首長はこの請求についての意見書を添えて議会に送付、本請求から20日以内に議会を召集し、議会が可決すれば条例は、制定や改廃される。
住民投票条例の制定などでよく利用される。
             (2007.1.16中日新聞記事)

《条例廃止請求の趣旨・本文》 市長や議員の選挙の時のポスター代、選挙カーの賃貸料やガソリン代、運転手の日当などについて、選挙後、候補者から請求があったら税金で負担する制度がある。山県市は2003年(H15年)の合併時に導入した。選挙はがきの経費負担は義務的であるし、有権者に候補者の政策を周知するための選挙公報の頒布の(経費負担の)意義は高く評価されている。しかし、ポスターなどの公営には多様な議論がある。
(1) 市長は、選挙公営の趣旨はお金のかからない選挙を実現するとともに、候補者間の選挙運動の機会均等を図る手段として制度化されているというが、そうであれば町村の選挙では選挙カーやポスターなどの選挙公営を採用できない法制度であることの説明がつかない。
(2) 選挙に出ても、適法かつ適正な政治活動、選挙運動をするなら立候補に必要な総経費は、大都市でなければ何百万円にもならない。お金のかからない選挙を実現することは、候補者が努力すべきことであって、税金で負担することは、選挙経費を減らすことに逆行するだけだ。選挙は、意志を持って立候補するのだから、経費は候補者が自分で出すべきで、贅沢なポスター代などを公費で認めることは筋違いだ。
(3) 過去に、選挙ポスター代の水増し請求が見つかった自治体もある。実際に、制度の趣旨に厳格に従って請求すれば、請求可能な金額は低いといわれる。現在の規定のポスター印刷単価は世の中の実勢価格と合致しておらず、大幅に引き下げる自治体もある。選挙公営は本来の制度の趣旨を逸脱して、高額な選挙経費の単なる一部補填制度だという人もいる。
(4) 山県市では、3年後の2009年(H21年)に財政破綻(可能な基金を崩しても財源が不足すること)の予測が出ている。水道料は一律に5割も引き上げ、保育料も大幅に引き上げるなど、市民の生活全般の負担を大幅に引き上げざるを得ない山県市にとって、「選挙に金がかかるから候補者の経費は税金で負担を」というのは、不合理である。選挙公営を廃止することこそが、市民に対する答えであり、責任である。
(5) 多様性は自治や分権の基本である。財政に余裕のある自治体はともかく、財政の著しく困窮した山県市においては、市民の理解を得られない選挙の候補者の費用を税金で負担するというこの条例は、4月の市長選挙の前に廃止すべきである。 
(請求方法などの資料は、ブログ「てらまち・ねっと」の「07年1月17日」に掲載中)
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選挙公営 ~日進市議会の場合
市民の願いはどこへ?
   愛知県日進市・ごとう尚子 
 

 前回「む・しの音通信」で「選挙公営に注目してください」と呼びかけた。その結果、いくつかの議会での一般質問や議員提案による条例改正の上程が行われた。
 私は日進市議会に、「ポスター代368,290円を246,815円に、ガソリン代1日7,350円を4,200円に引き下げる」条例改正案を提出した。それぞれの数字は、写真や印刷の実勢価格から積算し、かなり余裕を持って設定したものだ。また、愛知県内2市ですでに条例改正がされ、1市で同じ12月議会に改正案が上程されるという情報も入手した。これは追い風になるものと喜んだ。
 上程までは、次の手順で行った。
① 改正案の精査の時間を確保するため2週間前に議案を提示し、賛成者を募る。② 内容がよくわかる説明書を3回にわたり配布。県内3市での改正内容も情報提供。
 しかし、結果は賛成10:反対14で否決となった。
 当日の議案質疑や反対討論をまとめると反対の理由は次のようなものだ。どれも、反対のための反対理由であり、「公営費用が税金であり、『最小の経費で最大の効果』を求めようとする」ものではないことは明らかだ。
(→それぞれに私のコメントをつけた)
① 選挙公営は憲法で認められた被選挙権なので、上限を性急に引き下げるべきではない。(共産党)→不必要に高い上限を改正するのに早すぎることがあるはずない。
② ポスター代を引き下げると「新人が不利、現職が有利になる」。例えば「自分は顔で票がとれるような年齢でもないので、写真は古いものをつかったが、新人は顔から知ってもらわないといけない。現職が有利になるのはいけない。議員の身分にかかわる問題だ。(共産党)→現職有利の中で新人が思いっきり闘うのが選挙の鉄則。党内での議論をそのまま日進市議会にもってきたもの。共産党の新人と9期目議員の請求額の差、23.3万円は写真撮影代ということになるが、市民はこれを許容できるのか。
③ 議員提案で出す前に、協議会などにかけるべき。(自民・共産)→2000年の地方自治法改正で議員提案のために必要な賛成者数は8分の1から12分の1となった。これは「議会が立法行為を進めるように」という社会の要請。正式な議員提案より協議会での根回しが良いと本会議で発言するとは、市民になんと失礼なことか。
 たいへん残念だったのは、議員提案議案に対して、内容での反論、または修正案の提出などの議員としてすべきことでの議論、提案がなかったことである。
 しかし、その後市民のみなさんが、選挙管理委員会に対して「透明性を高めるための提出書類の整備を求める要望」を1764名の市民の署名を付けて提出された。今後、選挙管理委員会がきちんとした書類を作れば、無駄遣い、水増し請求の抑止力となり、自ずと請求額は下がり、公費の無駄遣いは防ぐことができるはずだ。
『む・しの音通信』59号(2007.1.30発行)
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以下は、インフォメーションに掲載した「市民型選挙集中セミナーPart2」の案内です。

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統一選直前~市民型選挙集中セミナーPart2
あなたも「市民派議員」になろう!
~勝てる選挙「市民型選挙」のノウハウ」
日時:2月24日(土)13時~20時
   2月25日(日)9時~14時まで
会場:ウイルあいち・視聴覚ルーム
講師:寺町みどり&寺町知正
Part2《告示日から投票日まで》  
     ~選挙運動の手法~
【セッション①】 基本編
告示日までに準備すること~選挙の流れを理
解する/選挙でできること、できないこと~ 
公選法上の留意点
【セッション②】 実践編
選挙チームの考え方~ヒトとモノの動かし方
 /当選するために必要な要素~あなたの選挙 
の現状分析
【セッション③】話しことばのメッセージ
選挙本番のメッセージ/選挙カーの具体的な 
回し方のコツ/頭演説の基本とスキル
《対象》無党派・市民派の立候補予定者およぴ
そのスタッフ(政党関係者は除く)
《参加費》会員5千円/会員外1万円
    (オプション講座は別途1万円)
●お問い合わせは、寺町みどりまで

 ◆選挙オプション講座(2月25日・日)
 ・全2回の「集中セミナー」で、2月のみ参加される方は、
「オプション講座」の参加を条件とします。
個別の政治活動、選挙運動で抱えている問題を、具体的に
出していただき解決方法を個別にアドバイスします。
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特集「統一選直前~市民型選挙集中セミナー」Part1

2007年02月05日 | 『む・しの音通信』
事務局兼編集スタッフのみどりです。

『む・しの音通信』59号を「みどりのwebページ」にアップしようとしたけれど、プロバイダーがメンテナンスのようで、少しの間、使えないみたい。
ということで、とりあえず先に、選挙セミナーの特集をブログで紹介します。
セミナー参加者による、レポートをかねての、粒ぞろいの原稿です。

(無断転載・転送は禁止)。
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特集「統一選直前~市民型選挙集中セミナー」Part1
「勝てる選挙~市民型選挙の手法」


選挙セミナーの報告
担当スタッフ・小川まみ
 

 1月20日(土)~21日(日)、「市民型選挙集中セミナー」Part1「公示日までにすること~政治活動の手法&選挙の準備行為」を「ウィルあいち」で開催した。
 候補者予定者本人とその選挙スタッフ向けの実践講座で、講師は、寺町みどりさんと知正さん。参加者は関東、関西、四国、九州まで13名。飛行機で飛んできた人も3人いた。

●【セッション1】「ルール編」
 「市民派議員」と「市民型選挙」の基本的な考え方、政治活動と選挙運動の違い、「公職選挙法」の違反になることとならないこと、について学んだ。
 まずは基本の「選挙の仕方が議員のスタイルを決める」。「どの政党とも組織とも関係せず、利益誘導をしない」市民派議員になるには、有権者とダイレクトにつながる市民型選挙を実践する必要がある。選挙で組織から応援を受けると、それがしがらみになり、結局のちの利益誘導につながってしまうからだ。「市民派議員は一日にしてならず」。立候補の決意をした時からがスタートである。

●【セッション2】「メッセージ編」
 「メッセージをどう届けるか」ということで、リーフレット・ニュース・選挙ハガキの作り方と使い方について、実践的なワークショップを行った。候補者等は選挙の「事前運動」は禁止、でも政治活動をすることはできるので、言葉をよく吟味して「公職選挙法」に抵触しない文書を作る必要がある。実際に各自持ち寄ったリーフ、ニュースなどを使って、講師から「この言葉は公選法違反になる」と具体的な指摘があったのでよく理解ができた。メッセージは質と量の両方が必要。中身が濃いメッセージを、繰り返し届けることで思いが伝わる。発信者はたくさん出している気になり勝ちだが、メッセージは受け取る側がどう思うかが重要で、市民の立場にたって考えなければならない。
 「選挙ハガキ」の使い方については、参加者から「こんな使い方ができるとは思わなかった」とおどろきの声もあがった。

●【セッション3】「実践編」
 いま、どれくらい準備ができているのか、を参加者それぞれが認識するために、「現況チェック表」と、「当選するために必要な要素」を「レーダーチャート」に書き込んで目に見える形にした。漠然と大丈夫なんて思っていても、やらなければならないことを逆算すると、明日から何をどれだけ実行しなければいけないのかが一目瞭然。参加者は「のんびりしていられない」という気分になった。
 最後は「選挙本番の街頭演説」。立候補予定者8人が一人3分の演説をした。張りのある声で自信を持ち、他の候補者とは違う独自性をアピールして、「だから私でないと!」と有権者に思ってもらえることが重要である。
 今回私は、担当スタッフも兼ねて参加した。
 「む・しネット」の選挙講座に初めて参加する人が多く、数日前に参加者が増えたため、担当としてはうれしい悲鳴。新しい人との出会いはやっぱりよい。

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市民派の基本
  愛知県日進市・島村紀代美
 

 この「直前講座」は私にとって、まさに最終確認の重要な場。今は切迫した気持ちの中で毎日を過ごしていることもあって、一つひとつ確実に自分の中に刻んで帰るという気構えで、講座に臨んだ。
 【セッション①】は「ルール編」。講師の寺町みどりさんから「総論および基本的な考え方」を、また寺町知正さんからは「実践的な手法」についてレクチャーがあった。
 まずは前半。みどりさんは『市民派議員になるための本』(寺町みどり/学陽書房)の中で、「無党派・市民派議員とはなにか?」について書いている。講座では理解をより深めるために、ホワイトボードを使って、「市民派議員」と「それ以外の議員」の対比を具体的に図で示した。ここではその内容の詳細については書けないが、この講座のテーマ「選挙の仕方が議員のスタイルを決める」という意味がよくわかった。
 また、みどりさんから「議会の場できっちり仕事をするのが議員」と、「議員の基本」についての話があったが、議会で仕事をしない議員が多い現状の中で「市民派」にとって活動の基本だと感じた。今後なにか迷うことがあったら、常に帰らなければならない原点。この場所、この時間のことを、けっして忘れないでおこうと決めた。
 その後の「実践的な手法」では、知正さんから「知識・知恵を身につけること。ルールを知らなければ活動はできない」と「手法の原則」について説明があった。法にのっとり、正当な議論を展開するのが市民派議員の手法。しかし、ルール通りに仕事をしようとすれば必ずあつれきが起こるということも、覚悟しておかなければならないようだ。それは私がこれまで自分の目で見てきた事実でもある。
 具体的なノウハウももちろん大切だが、わたしにとって「市民派の基本」をきちんと確認できた【セッション①】。参加して本当によかったと心から感じている。

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「自分を信じること」
   愛知県武豊町・小寺岸子
 

 わたしは講座を受講するまで、現実から逃げていた。「公職選挙法」をよく理解していなかったからだ。しかし、受講までの事前の課題と講座で、自分と向き合うこととなった。
この講座でわたしが得たものは「自分を信じること」、「着実に広げること」、「選挙が議員をつくる」ということ。
 【セッション2】「メッセージ編」の演説のテーマは、「自分の思いを仲間に向けて、切羽詰まって頼む状況で話すこと」。わたしの演説では、寺町さん、みどりさんのお二人から、「自信のなさは演説にでる。自分を信じてください」といわれ、はっとした。頼れる人だと思うから、託してくれる。あたり前のこと。議員は話すことが仕事。この4年間どう過ごしてきたのかと問われ、プロ意識が欠けていたことを自覚した。
 演説は、わたしからの有権者へのダイレクトなメッセージ。自分の想いを言葉にできるように毎日練習すると決めた。演説中には、自分の名前を覚えてもらえるようにフルネームを随所に入れる。具体的に何をしたいのかを話す。失敗を恐れず、わたしの気持ちを届けることができれば、力強さがでると信じて、現在、毎日風呂の中で練習中。寺町さん、みどりさんは、欠点を的確に指摘してくださるので理解しやすい。
 【セッション2】では、メッセージをどう届けるのかも学んだ。演説のほかに、文書によるメッセージとして、リーフレット、ニュースがある。いずれも、自分の言葉でメッセージを書くことが大切。でも、文書違反には気をつけて・・・とていねいにリーフのチェックをしていただいた。
 そこで印象的だったのは、「あなたの政策はあなたのものです」というみどりさんの言葉だった。わたしのメッセージは、わたしの中にある。わたしは車いすの議員。議員は、わたしのメッセージを伝えられる素敵な仕事。

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演説で大切なことは
   兵庫県伊丹市・あいざき佐和子
 

 知人から「こんなセミナーがあるよ。あなたにピッタリじゃない?」と教えてもらい参加した「市民型選挙集中セミナー」。準備が遅れており、いまひとつ自分自身に自信が持てずにいた私にとって、まさにピッタリで非常に有意義なセミナーであった。
 特に【セッション③】。「街頭演説で自分の考えを訴える」という設定のもと、参加者が3分間のスピーチを行ったが、自分の長所・短所がすっきりし、大きな収穫となった。私は演説に関して「上手くない」と不安を抱いていたのだが、講師に「話し方は悪くない」とコメントをもらい、自信につなげることができた。演説はとにかく堂々と話すことが重要である。基本的な自信を持つことができたのは大変ありがたいことであった。
 同時に短所も明確化した。「リポーターっぽい」とのこと。つまり全体的に客観的で、自分が変えていくという気持ちが伝えられていないのだ。自覚が薄く、考えが甘いことのあらわれであろう。これは大問題である。早急に意識の切り替えを行い、毎日イメージトレーニングをすることにした。大切なことに気づくことができ、これもありがたいことであった。
 また他の参加者の演説を聞けたのも非常に勉強になった。ベースに強い信念や熱意がある方は、雰囲気や話し方も堂々として説得力があり素晴らしい。小手先のテクニックより、大事なのは「何がやりたいか」という思いがどれだけ強いかである。それは伝わるものなのだと気づかされた。相手の心に訴える演説を目指そうと強く決心した。
 とにかくやみくもに焦っていた私だが、内容の濃い充実の1日を通して、良い点・悪い点・今後の方向性がはっきりし、頭の中をスッキリまとめることができた。あとは前進あるのみである。自分のやりたいこと訴えたいことを今一度練り上げ、一人でも多くの方に届けられるよう、残りの期間をフル回転で走っていこうと思っている。

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オプション講座に参加して
   埼玉県越生町・田島公子
 

 私は4年間、議会では会派に属さずひとりで懸命に活動してきた。今も三セク温浴施設の岩盤浴設置、温泉掘削の問題や、ゴミ焼却場の更新施設の問題で頭がいっぱいで、どうしても議員活動のほうに力がかかっている。その他のことは無意識のうちに手をつけたくない気があるのかもしれない。
 今回の講座では政治活動のすすめ方を勉強したが、一緒に活動してくれる仲間はいない。今は議員活動の一環として議会報告を新聞折込にし、駅頭でも配布しているが、個配はしていない。
 家々に配っているところを見られると、同僚議員から何か言われそうなのが嫌だ。後援会の看板を出しているのも、公明党以外はほんの2,3人なので、これも何か言われそうでしたくない。
 「人になにか言われることばかり気にしている。頭の中でできない理由ばかり挙げている。あなたの声は市民に届いているのですか。 市民の声をちゃんと聞いているのですか。レーダーチャートにゼロの項目が複数あれば面積はとれない。それでは可能性はない」とみどりさんと知正さんに指摘されて、気づかされた。一方で、議会報告を出しているのだから、特に何かしなくてもいいかなという甘えがあったことも確かだ。
 まずひとりでできることから始める。私が活動してきたことや、今後の4年間にしたいことをできるだけ多くの人に伝える。やると決心すれば、できないことはないはずだ。議会では十分目立ってきたのだから、今さら恥ずかしいもない。
 できるだけ人に会って意見を聞く。私と直接話したい人も結構いるだろう。幸い、まだ時間は多少あるのだから、実現したい政策の中身をもう一度検討し、まずはひとりから始めることを決心した。

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とにかく行動を!
   長野県下諏訪町・青木利子
 

 「集中セミナー」翌日のオプション講座の課題は「あなたが今抱えている問題」である。
 オプション講座は、まず事前に出された課題に対峙することから始まる。「自分が今抱えている問題に対して「①テーマ、②具体的な状況、③あなたは、その問題をどう解決したいのか?④解決できないのはなぜ?」 問いに答える作業をするなかで、自分の現状を把握し、何が問題か、問題を解決するための障害は何なのかを、自分自身で気がつくことができるのだと、講座のなかで解った。
 例えば、わたしのテーマは「リーフレットについて」であるが、状況についてのわたしの答え「リーフレットに自信を持ちたい」に対しては「リーフレットを使って行動すれば自分が変わる。具体的な反応を貰えば必ず自信につながる。自分が踏み出すことでテンシ
ョンを上げる」と講師からアドバイスをもらった。
 また、他の参加者からも「見栄えがよくなるように、紙の色を変えた方がいい」「自分で作ったと自信を持つ」「他の人に感想を聞く」等、アドバイスがあった。
 今回のオプション講座で獲得したのは、事前に提出したテーマの答えだけでなく、私がグレードアップするための処方箋は「まずは行動することだ」とつかめたことだ。目の前の問題を自分で解決することで、強くなれると改めて理解した。
「一歩踏み出すことからがスタートだ」という講師のことばを、肝に銘じて進みたい。自分の行動が答えをだす。もっと言えば、今の状況を好転にもっていけるのは、自分だけということだ。
 また今回の講座の中で、他の参加者のディスカッションを一緒に聞くことができ、さらに自分のものとして参考にしたことは収穫だった。
そして何よりも、日頃の活動がいかに重要かと改めて感じた。

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スタッフとしての心がまえ
    市民スタッフ E・T
 

 私は市民スタッフとして参加しました。
 この講座で私は、「無党派・市民派議員」とは、①政党や組織に関係ない人、②我々の収めた税金のチェックが出来る人、③利益誘導しない人、④弱者の立場で考えられる人、⑤「議会報告」を市民に届けることができる人、⑥政策を提案できる人、⑦議員のもつ権力を正しく行使する人、⑧市民の一人ひとりの声に常に耳を傾けられる人、であると理解しました。
 議会を変えたいと願う私は、この条件を満たすと信じられる友人を応援していく決心をしました。共感してくれる仲間を増やし、スタッフと共にしっかり見守り続けなければならないと、肝に銘じています。
 また「選挙で自治会推薦は、実質的にあり得ない」と、ともまささんが言われました。自治会の総会において全員一致で認められなければ、使えない言葉だと聞いて、この自治会から出るのだから、と安易に「推薦」と書くことが間違いであると知りました。地域を越えてこのまちの人々のために、議員は何をするのか姿勢が問われています。この視点を大切にして利益誘導型にならないよう、問題を普遍化し追及して欲しいと思いました。
 選挙にはやって良いこと悪いことが「公選法」で定められているとのこと。昔とはさま変わりして、選挙事務所での茶菓の提供すら規定されています。ボランティアは湯茶とお茶うけ(せんべい・くだもの・漬物など)程度だそうです。選挙には誰でも志をもてば出られる、そのための法律だと思いました。
 「公選法」を守れば、選挙に莫大なお金がかかりません。私たちは、カンパもお願いしていくつもりです。
 講座に参加して知らなかったことや疑問に思っていたことが解決しました。仲間と話し合い、ルールにのっとり、多くの市民に理解していただけるよう頑張っていきます。

『む・しの音通信』59号(2007.1.30発行)
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明日は、後半の「選挙公営」の特集ほか、をアップする予定です。
以下は、インホメーションに掲載した「市民型選挙集中セミナーPart2」の案内です。

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統一選直前~市民型選挙集中セミナーPart2
あなたも「市民派議員」になろう!
~勝てる選挙「市民型選挙」のノウハウ」
日時:2月24日(土)13時~20時
   2月25日(日)9時~14時まで
会場:ウイルあいち・視聴覚ルーム
講師:寺町みどり&寺町知正
Part2《告示日から投票日まで》  
     ~選挙運動の手法~
【セッション①】 基本編
告示日までに準備すること~選挙の流れを理
解する/選挙でできること、できないこと~ 
公選法上の留意点
【セッション②】 実践編
選挙チームの考え方~ヒトとモノの動かし方
 /当選するために必要な要素~あなたの選挙 
の現状分析
【セッション③】話しことばのメッセージ
選挙本番のメッセージ/選挙カーの具体的な 
回し方のコツ/頭演説の基本とスキル
《対象》無党派・市民派の立候補予定者およぴ
そのスタッフ(政党関係者は除く)
《参加費》会員5千円/会員外1万円
    (オプション講座は別途1万円)
●お問い合わせは、寺町みどりまで

 ◆選挙オプション講座(2月25日・日)
 ・全2回の「集中セミナー」で、2月のみ参加される方は、
「オプション講座」の参加を条件とします。
個別の政治活動、選挙運動で抱えている問題を、具体的に
出していただき解決方法を個別にアドバイスします。
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