まだ2月になったばかりだけど、今年の私のナンバー1かもしれない。
『テラビシアにかける橋』
監督:ガボア・クスポ
脚本:ジェフ・ストックウェル、デヴィッド・パターソン
原作:キャサリン・パターソン
出演:ジョシュ・ハッチャーソン、アナソフィア・ロブ
主演の男の子がよかった。
おとなしくて学校ではいじめられっ子、
家でも姉二人、妹二人に挟まれて、
なんとなく居場所がない感じ。
空想好きで、絵を描くことが好きで、
でもいつも自信なげ、
自分のことを決して好きではない。。。
こういう内向的なタイプの男の子は、
特にアメリカ映画では主役に据えられることが多いですね。
私、ヨワいんだな~、このタイプに。
めんこくてたまりません
なかなか大人に良さを認めてもらえないのよね、こういうタイプは。
それがもどかしくてさ。
たまに理解してくれる役回りの大人が出てくると、
それが特に女性だと、
「あ、私はこの人!」とがっつりその人物に感情移入して観たりします
で、こういう男の子が主役の映画の場合、
話が終わる頃には一皮むけて精神的にも肉体的にも強くなり、
boyからmanに変わりつつあることを感じさせてエンドロール、というのがお約束。
そしてまた、それを感じさせなきゃ台なし、駄作!ということでもあります。
今日のは大丈夫、ちゃんとそうなってました。
映画の始めと終わりとで、見事に男の子の顔つきが変わっています。
よーしよーし、よくやった
演じた彼もエラいし、それを引き出した監督もエラいです。
一方、相手役の女の子の方は、それなりに悪くはなかったけど、
容姿やファッションがあまりにもアカ抜けすぎてて、
あまりこの映画の雰囲気には合わなかったような気がしました。
もうちょっと、純粋な感じがあった方がよかったな。
緑豊かな田舎の話なのに、
もろ、ニューヨーカー!!Yo!Sis!って感じなんだもの。
まぁ、都会から転校してきてちょっと浮いてる、っていう設定なのはわかるけど、
それにしてもさ
あと、声がアニメ声
この年頃の女の子の声ってみんなあんなキンキン響く声なんでしたっけ。。。
ちょっとツラかった。
はは、どーしても男の子にアマく、女の子にカラくなってしまう村野です
10代前半の、「manになり始める一歩手前の男の子」が好きな
ショタコンの方には特におすすめしたい映画です。
って、あれ、なんかヘンな紹介の仕方になっちゃったな
ジャンルとして「ファンタジー」と紹介されてる場合があるようですが、
これは「ファンタジー」ではないです。
現実の、ある少年の成長物語、
気持ちのどこかがちょっと切なくなるような、なつかしい痛みを感じるような、
そんな物語です。
大昔、小学生の頃、恋をしていた男の子は、ETの主役をしていた男の子でした。その子の、主演した<ウインターローズ>機会がもしあったら、みてみると良いかも(^^。当時、おお泣き、おお泣き
でした。 今みたら、どうかなあ??ハンバーグかつ弁当かなあ?? (^^
作品の傾向はだいぶちがうけど、『グーニーズ』の主役の男の子が
私は好きでした(^^)