10日(火)は好いお天気で、気温も上がって来て、幾らかポカポカし気の早い春の兆しを感ずるほどでした。
「なんば」でボランティアをやっていてふと気づき、昼休みに近くの「今宮戎(いまみやえびす)」の10日戎に行ってみました。歩いて、20分ほどの今宮戎神社です。大黒(戎)様を祀る総本社ともいえる所でいっぱいの屋台も出ていて、強烈というか、すごい人数の参拝です。毎年1月9日から11日まで開かれるお祭で、飲食や衣料などの商売繁盛、金儲けのための商人が集まります。前にいた会社時代、近くにあり毎年休み時間に出かけたものですので、何となく習慣みたいに今日も行ってみました。なんとその時、10日にしかないという「宝恵駕(ほえかご)」の行列に偶然出合いました。昔、南新地の芸妓さんが旦那かお大尽(商売で儲けたスポンサー)に代わって駕籠で参詣したのが始まりと聞ききました。ちょうど行列がやってくる時間だったのです。何十年もここへ参詣していてもこの宝恵駕に出合うのは初めてでした。いまは福娘(ミス今宮戎)とかタレントが乗っているようですが、私の見た駕は参詣後の帰り道でしたから誰が乗っているのか見えませんでした。行列は数十メートルあるそうで、歩く福笹を持った福娘などが続き賑やかな声を張り上げていました。ホエカゴ、ホエカゴという大きなスピーカーの声が先導していました。これを見ていたどこかの屋台のおやじが、若い人に「これはホエカゴと言っているのや。コエタゴ(肥えたご)とか吠えたご、と言っているんでないよ」と言っていました。本当は、「ほうえかご」が正しいのでしょうがね。
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