25日(月)、うす曇りでしたが、大阪はまずまずの好天、曇りは黄砂の影響とか。昼からはかなり暑くなりました。
5月5日端午の節句(子どもの日)が近づくと、色々な鯉のぼりが出てきます。日本では、急流や多少の滝には鯉が逆流して遡る勢いを見せるので男児の逞しい将来に重ねて、江戸時代(武士社会の武者飾りと違い、庶民農民飾りとして)鯉のぼりができたと聞きます。一方で、鯉は捕獲されて重要な料理の材料にもなったようです。食用淡水魚の代表でもあったのでしょう。現在も(養殖物でしょうが)揚げもの、煮物、蒸しもの等を食した人は多いはず。私も若いころ「鯉こく」で一杯やった覚えがあります。珍しいものでしたが正直あまり美味しいとは思えませんでした。ある時、若い中国人に鯉料理について尋ねると、中国遼寧省出身のこの人は、「鯉と言う淡水魚は食べたことがありません。鯉魚というのはいますので、それが日本の鯉と同じかも。でもこれは、普通の穏やかな河川の流れとか、湖沼等の中にいて、そういう所はかなり前から汚染が激しく、とても食用にはできませんよ。」とのことでした。彼の薦めでは日本では悪魚のように言われる「草魚」(以前日本へ持ち込んだ時、他魚の餌、幼い水草を食いつくす所業で悪魚)でした。味は分りませんが、名を聞く限り美味しいとは思えません。鯉のぼりを眺めながら「空を眺めて黄砂を思い、歴史を振りかえり鯉料理を懐かしむ」を感じました。
小さな鯉のぼり
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