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マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

なぜ玄米先生なのかしら?

2005年09月18日 11時05分33秒 | 子育て講座 ココロビオティックセミナー
よねです。

松見歯科診療所の院長(診療所なので所長が正しいとは思うのですが、)、松見哲雄先生はもうかれこれ20年前から玄米食を患者さまにすすめています。

それは一冊の本との出会いでした。

片山恒夫先生 訳
「食生活と身体の退化 ~未開人の食事と近代食 その影響の比較研究~」

原著は歯科医のW・A・プライス博士の著で、北極圏、アフリカ大陸、南米など14種族23万キロに及ぶ調査旅行から得た諸部族の食習慣と口腔の実態の刻明な記録と調査結果が書かれています。諸部族の近代文明との接触による食生活の変化が、その歯列、ウ蝕、顎などに与えた恐るべき影響が実証されています。

1939年にアメリカで出版され、その研究の重要さにうたれ片山恒夫先生が臨床のかたわら長い歳月をかけて翻訳し1978年に出版したものです。

専門用語などはまだ私には判らないので写真とそのキャプションを眺めるだけですが、自分たちの食文化を捨て、他民族(特に白色人種)の近代的な食文化を取り入れていった結果は歯だけではなく骨や遺伝、生態能力にまで影響を及ぼしているのがよくわかります。

それを片山先生は「退化病」と名付けています。アメリカ文化と食生活がもたらした、広く深く災いしている恐ろしい危機的状態。日本人の早急な食習慣改善をすでに30年近くも前から訴えておられました。玄米食を日本人の適切な食事として推奨されて、感銘をうけた院長はそれから玄米食を推進していくことになります。


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