(裏)長男の荷物

それどこで買ったの?いくらしたの?Where did you get It? How much was It done?

車検

2016年10月26日 20時15分18秒 | 乗り物
「お菓子をくれないと、いたずらするぞ、トリック オア トリート!」
「4万キロ走ると、イグニッションコイル交換しちゃうぞ、スパークプラグ!」
ハロウィンじゃないぞ。でも血の気が引いたよ。
4万キロ走るとイグニッションコイルを交換するのはポルシェのお約束というのは知っていた。

お題はハロウィンではない、「車検」だ。

ポルシェセンターに予約を入れたのは3週間前だったろうか。サクサクっと見積もりがPDFで送られてきて、期間は1週間で出来上がるという。
コンピューターを搭載していない時代の車は、まず電気系統が故障、イグニッションコイルやオルタネーター、で原因不明のミスファイヤ。次にクラッチがすべる抜けるで交換。最後にタイミングベルトが切れてエンジンブロー...と一周して振出しに戻る。また電気系統の故障から始まって、クラッチ、エンジン…とグルグルと何周もしたものだ。ああ恐ろしい。スポーツカーじゃなかったが、私もずいぶん昔に東名高速でエンジンブローさせたり、車を首都高のど真ん中に止めた(動かなくなった)ことがある。今、思っても嫌な汗が出る。
ボクスターもオートマチックだが、デュアルクラッチ式のPDK(ドイツ語だとペーデーカー。「ポルシェ」「できる」「子」の略)でメンテナンスフリーだそうだ。
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PDKオイルも交換できるようになっているが、しなくてもかまわないレベル。デュアルというからに、クラッチが2個あるので壊れにくいのだろう(適当)。アメリカ調べでは一番故障が少ない自動車メーカーがポルシェらしい。
黎明期のデュアルクラッチは乾式?でメカニズムが複雑なだけに酷かったらしい。そういえば今のホンダのフィットも初出からデュアルクラッチのリコールぶっ放したが、制御プログラムが原因らしい。
しかしさすがにタイヤは減る。この手の車はタイヤが消しゴムのように柔らかいのだ。
「タイヤの溝が残り3ミリですが交換しますか?車検は通りますが」とポルシェセンターから電話。
「え? おいくらですか?」
「15万円」
「4本で?」
「いいえ、リア2本」
「またにします…」
新品のタイヤの溝は8ミリ。交換から2万キロ走って5ミリ削れたわけだ。スリップサインが出る1.7ミリまで、あと1.3ミリ・・・単純に計算すると、まだ5千キロも走れるじゃないか。しかし小憎らしいことにタイヤはポルシェ指定(N仕様。ボクスターはN4)。指定はBridgestone Potenza RE050A 、Continental SportContact 3、Michelin Pilot Sport 2 。Michelin だけN4で静かでウエット性能がいい。
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N4だから勝手にそこいらのタイヤを履けない。だって200キロで走っているときにパンクでもしたら大変じゃないか! ウソです、ちゃんと法規は守っています。出しても180キロくらい。よそのタイヤ屋で見積もってもらったら9万円だそうだ。6万円安いけど溜息が出る。ちな定価72,280円だって。
とりあえずイグニッションコイルとプラグ交換したから、今後はフィルター類の消耗品、寿命が来たらバッテリー、年一でエンジンオイルを交換しておけばいいらしい。まあ、大物といえばブレーキパッドとタイヤか…消耗品だもんね。
ポルシェに車を取りに来た。
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で、お支払。いただいているのはカフェラテ。
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総額○○万円!その内訳、重量税や自賠責保険など諸費用が54,240円
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クリックで拡大画像になります。興味のある方はどうぞ。まあ今回は前述のイグニッションコイルとプラグ交換が入っているからね。イグニッション・プラグ交換が無くて、エアコンフィルタを自分で買ってきて交換すれば11万円安くなるね。

この足でIKEAに行くぜ。部屋に平積みしてあるマンガを片付けるために本棚を買うのだ。
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まずは遅いお昼ごはん。安いって聞いてたけど、これだけ食べると2,264円。
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メインはスウェーデン・ミートボール。ローストビーフにしとけばよかったかな。デザートはクリームチーズのムース。グラスの黒い液体は醤油だ、茶色いビンは・・何でもない。ドリンクバー入れて飲み物代が約1,000円。
本棚以外に色々ちまちまと買っちまった。ちなみに本棚は6,999円。
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同じような本棚を無印で買うと19,000円だが、IKEAで買った総額が無印と同じになってしまった。IKEA恐ろし。
ウォールシェルフがいきなりトランクに入らない。
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これは想定外だ。
2メートルの本棚は、始めっからルーフを開けて積んで帰ろうと思っていた。「ポルシェ」「できる」「子」だ(マネしないでくださいね)
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一応シートベルトしてみた。
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上に飛び出てるけど、高速の入り口はETCだから止められないし(その通りだ、この状態で高速道路を走った)。
到着。お疲れ様、私。
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笑っているように見える。でも煽るなよ、煽ったところでブッチ切るから

“記念”にもらって帰ってきたスパークプラグとイグニッションコイル。もちろん各6個だ。1セットで14,000円が6セットだ。もち交換費用は別だ。
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4万キロ走ったスパークプラグ
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イグニッション
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パーツリスト載せておきますね
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(クリックで拡大画像)
なぜ、持って帰ったかというと、そもそもボクスターのエンジンってどこに積んであるのかわからない。どうやら運転席の後ろらしいが、一生エンジンを見ることがないだろうと思って。