
トルコの首都アンカラにある城跡。ごつごつとした溶岩が突起する丘の上に建つこの城は、古代ローマ帝国時代にガラテヤ人によって建築が始められ、7世紀に東ローマ皇帝ヘラクレイオス1世により、アラブ人の侵攻に備えて内側の城壁を築き、ミハイル2世の時代に外側の城壁が増築された。その後、ビザンチン帝国とセルジュク朝によって修復や増築が行われています。城の位置する地域はアンカラで最も古い地区で、城壁内には伝統的な建造物が数多く見られ、緑も豊かで心休まるところです。、、、だそうだ
城壁内には伝統的、、、で、この辺りは市街地から離れていてガラが悪いらしい。マイクロバスからさっさと降りて、写真を撮って、さっさと撤収しました。特に見どころも無いようです。
お城の近くの路上で羊の解体を見かけました(注意:マウスオーバーで画像が表示されます)

私が撮った写真じゃないですけどね、こんな雰囲気でした。地元では日常の光景なのでしょう。心休まるか!
※追記
2013年10月15日は「イード・アル=アドハー」の祝日だそうだ。イブラーヒーム(アブラハム)が進んで息子のイスマーイール(イシュマエル)をアッラーフへの犠牲として捧げた事を世界的に記念する日。この日は世界中のムスリムによるサウジアラビアのメッカへの毎年恒例の巡礼においてアラファト山を降りる日の翌日にあたり、すなわちハッジの最終日である。また、巡礼に参加していないムスリムも動物を1匹生贄として捧げ、この日を祝う。路上で羊を屠っていたのには理由があったのですね。
※不定期連載「心のコラム」
日本でも「解体ショー」とかでお客さんの前でマグロをサバいたりしますが、私は苦手です。反って食欲落ちます。あと、活造りも。食べ物といっても命があったわけですから、見世物にしたり玩んだりしていいのだろうか。イスラムでは祈りを捧げてから屠るのに。大きなお世話ですかね。
トルコツアー最後のホテル ESENBOGA AIRPORT HOTEL トリップアドバイザー33点

暗い、照明が点いていない

内装は豪華なのですが

部屋も疲れた感じ
トリップアドバイザーの点数の通り。建った当時はまっとうな5つ星のホテルだったのでしょう。大箱のホテルは経営が厳しいのかもしれません。ごはんも美味しくない。ツアー最後なので、いい(マシな)ホテルに泊まりたかった
2013年10月15日
親日国トルコ
義理人情を重んじる国民性が故に、親日国については手放しで歓迎してしまう。親日の理由として、資金提供・技術提供し国際貢献している、にもかかわらず内政干渉をしない、だそうだ。未開のアフリカは知らんが、韓国を除いて、世界のほとんどが親日国。中国でさえ「どちらかといえば好き」を入れると、過半数が日本が好き。韓国逝ってよし
先般発生したカルト・テロ組織ISIL による邦人拉致・誘拐について、同じく親日国ヨルダンを巻き込んだ最悪な結果となりました。

結果、失敗ということで表には出ませんが、トルコ政府は邦人解放に尽力してくれた。大変ありがたいことです。
この逸話をご存知だろうか。30年前、1985年イランへ侵攻したイラク軍との、“イラ・イラ戦争”のさなかのこと。とんでもバカテロ組織ISIL も、この戦争を根にすると思うとやるせない

イラクの大統領サダム・フセインは、戦争の長期化にしびれをきらし、「3月29日をタイムリミットとして、この期限以降にテヘラン上空を飛ぶ航空機は、軍用機であろうと民間航空機であろうと、いかなる国の機体、すべて撃墜する」と布告した。ドイツやイタリア人は自国の航空会社で次つぎに退去していく、どこの航空機も自国民優先なのだ。日本外務省は日本航空に緊急の救援機派遣を求めたが、「安全が保証されていない」ことを理由に尻込みする。このような中、トルコ大使は「ただちに本国に救援機を派遣させましょう。トルコ人ならだれもが、エルトゥールル号の遭難の際に受けた恩義を知っています。ご恩返しをさせていただきましょうとも」。トルコ航空は、すかさず2機の航空機をテヘラン空港へ飛ばし、215名の日本人全員を乗せ、タイムリミットぎりぎりにトルコ領空へとって返した。私はこの手の話に弱い、涙腺崩壊。
前述、親日の理由として、金は出すけど口(手も)は出さない。しかし、この国際貢献のあり方も、時代に合わなくなってきているのでは。親日国の中にも独裁制を戴く政権があるのも事実。日本は世界に向けて強く発言すべき。日本の良心、日本の価値観は世界を良い方向に動かすと思う。
2013年トルコで反政府運動がオリンピック候補地立候補を気に起こったことを覚えていますか(結果2020年東京オモテナシ)。国是の世俗主義「政教分離」を捨てイスラム価値観への回帰、大統領に強大な権限の付与(2014年8月大統領に就任)、強権主義的独裁者エルドアン大統領に対する反政権デモでした。「男女不平等は当たり前」と言ってのける人物

例えば「白い宮殿」大統領官邸(ボーリング場があるとか、ないとか)

同官邸内でのエルドアン大統領(右)と、パレスチナ自治政府のアッバス議長(左)と記念撮影

後ろに立つのはオスマン帝国からの甲冑の衛兵。アベンジャーズのコスプレではない。余談だが日本政府、他主要国はパレスチナ自治政府を国として認めていない
いずれにしろ、常軌から外れているのではないか
そして情報統制。下図はサイトがブロックされた時のパソコン画面

トルコがネット規制に積極的な背景には、政権の元閣僚による汚職事件の捜査に関する情報の隠ぺいや、デモの呼びかけに使われたSNS の遮断。私も、ESENBOGA AIRPORT HOTEL から某サイトにアクセスできませんでした。
私は見えなものが怖い。もののけ、放射能、そして権力。親日だからこそ見て見ぬ振りしてはいけない。内政干渉上等!権力の暴走でトルコという国が混乱、あるいは偏狭することは避けなければならない。なぜなら、トルコはヨーロッパとアジアや中東との仲介役として重要な存在なのだから
※おまけ
日本もネット規制があります、自殺サイトです。自殺は絶対ダメです、お願いします
私がトルコでアクセス遮断されたサイトとは違法mp3 ダウンロード。てへぺろ