moving(連想記)

雑文(連想するものを記述してみた)

猫に生イカを与えるはダメらしい

2007-07-22 | エッセー(雑文)
昔、祖母の家には、何匹も猫が住み着いていた。
田舎なので、ネズミ対策もあって、猫が自然と家に住み着く。
それを追い出すわけでもないので、子猫が勝手に生まれて
増えていくというパターンであった。
親猫は、野良猫だから、人間に用心していてなつかないが、
家の物置部屋で生まれた子猫は、自然と祖父、祖母になつく。
夏休みなどで遊びにいった子供の自分にもなついてくれた。
なつく子猫は、可愛いので、飼い猫のように餌を与えてしまう。
(しかし、猫は犬に比べると記憶力が悪いのか
半年後に再会したら、他人のように用心している。
だが、現金なものでご飯時になると、愛想を振りまいてくる。
水商売のお姉さんみたいな性格だったw。)

食事時になると御膳の下とか、祖父の側にチョコント
座り込んで、祖父の酒のおかずのおこぼれを待っている。

猫にイカを与えると腰をぬかすからダメといわれていたが
迷信という説もあったため
刺身のイカをもの欲しそうに見つめている誘惑視線に勝てず、
何気に与えてみたら、しばらくして、やはり腰を抜かしたように
フラフラした足取りになった。

やはり、猫にイカ(特に生のイカ)は危ない。
さらに、玉葱も危ないらしい。
玉葱の味噌汁のぶっかけごはんも危ないようだ。


生のイカ・貝などの一部の魚介類は、ビタミンB1分解酵素を
含んでいるため、ネコの体内でビタミンB1を分解してしまう。
ビタミンB1が欠乏してしまうため、マヒ(足のふらつき等)を
起こしてしまうとされているようだ。
「ネコにイカを食べさせると腰が抜ける」のは、このため。
この酵素は、加熱処理をする事で効力を失うので、
加熱処理をした物は食べさせても大丈夫のようだ。
イカや貝類にはネコに必要なタウリンが多く含まれているため、
ネコは好んで良く食べるが、消化によくないらしいので、
食べ過ぎないように注意・・・ということらしい。