11月7日の日記です。
残念ながら前日のようなお天気にはならずいつものどんよりロンドンでしたがまあ雨は降りませんでしたのでようございました。
まずClapham Junctionまで行ってLeedsまでの電車賃を確認したらいくらだったか忘れましたけど確か30ポンド以上だったと思います。予想よりずっと高かったのでMちゃんも私もちょっと行く気なくしました。これに入場料とか食事代がかかることを考えるとかなりの出費ですので。結局かわりにHampton Court Paleceに行くことにしました。
そうそう、私今気がつきましたが「前にレゴランドに行ったときにもっと電車代安かったのに・・・」とかずーっと思ってたらレゴランドはウィンザー城の近くですね。リーズ城とウィンザー城を混同してました。リーズの方がはるかに遠かったんだ。
ちなみにBR(国鉄)は1週間以上前にチケットを購入すると随分安くなるそうなので電車でのお出かけが決定したら早くチケットを買うべしです。今回も分かっていれば買っておいたのですが・・。
Hampton Court Paleceはぎりぎりロンドンですからさほど交通費も高くありません。こちらのイングリッシュガーデンも定評があるようなのでお勧めですね。
さてさてさて、入場ですが、「宮殿と庭と迷路」「庭だけ」「メイズ(お庭にあるちょっとした迷路)だけ」というパターンがあって、実は随分前にKとTちゃんと当時Kが住んでいたSurbitonからテムズ川沿いをひたすら歩いてここにきたことがあったんですが、その時は宮殿には入らずお庭をうろうろして写真撮ったりしただけなんですけど、お金を払った記憶がないのでお庭だけならタダだと思ってたんですが・・・私達不法侵入したんだっけか?としばらく考えちゃいましたが、夕方になったら柵が空きっぱなしで宮殿だけ閉まっていたので多分あのときはこの夕方時間帯だったのだ。と納得しました。
私達は「宮殿と庭と迷路」のチケットを買いましたがなんと£12.30.これ日本のカードで支払っているので引き落とし金額を確認したら2,807円でした。すごいですね。宮殿とお庭の観光で約3000円。7月に行った大阪城の入場料は600円でしたよ。
でもこの宮殿の見学は意外と充実していました。充実しすぎて時間が足りなくなっちゃったくらいですかね。最初はとりあえずどこから何をみていいのかわからなくて先に庭にでたりしてたんですが、
その後、ヘッドフォーンをつけてガイドを聞きながら回ることが可能なことを発見。2人で日本語のガイドを借りました。
あらためてその時もらった日本語パンフレットを参考にしてちょっと解説させていただきますが、宮殿の中は
ヘンリー8世のステート・アパートメンツ
チューダーキッチン
ウルジールームス
キングス・アパートメンツ
クイーンズ・ステート・アパートメンツ
ジョージアン・ルームス
てな感じに分かれてるんですけど、どこかとどこかがくっついていたりしてちょっとイマイチわかりませんでした。音声案内では4つにわけてあって、毎回宮殿の中庭の時計台のところからスタートで、
ヘンリー8世のステート・アパートメンツ
チューダーキッチン
キングス・アパートメンツ
ジョージアン・ルームス
の4つを案内してくれます。
中庭の時計台
最初チューダー・キッチンて・・・なんだか連日「チューダー」づいてます。しかし一体チューダー時代っていつ頃なんだろうとかふと思って今ネットで検索したら「1485~1603」だそうです。だから何って感じですが500年くらい前ですか。
このチューダーキッチンは結構面白かったんですけど、音声案内の解説をまともにきいて、オプションの詳しい説明まで聞いて、しかも子供達の見学とかち合って火起こし実演&レクチャーとかやってたから見ちゃったりとかしてたらキッチンだけで2時間近く費やしちゃって後の部分はテープ早送りで急ぎ足で見て、それでも「メイズ」は閉館してしまい見逃しました。
すでに閉まっているメイズ入り口
宮殿の中は撮影禁止が殆どでしたが、キッチンは撮影OKだったのでちょっと撮影しました。
宮殿のなかはなかなかきらびやかでステキでしたが、時々「あれ?来たことあったっけ?」て思ってしまいました。私の前世は王だったのか?なんつって。ヨーロッパの宮殿て私にとっては似たり寄ったりなんでしょうね。「違いの分かる女」ではないわけです。
有名どころではフランスのベルサイユ宮殿も見学しましたし、イギリスの別の宮殿もいくつか見ているはずですし、ヨーロッパも色々旅行したので結構いろんな宮殿見てるんですよね。あまり覚えていないけど。だから「こんなん見たことあったなあ。」って感じだったんでしょう。
そんなもんでそんなきらびやかな様子とまったく違う、裏方の仕事場のキッチン見学が新鮮で面白かった。
この宮殿には時代を超えて何人かの王、女王が住んでたんですね。ヘンリー8世はその名をとどろかせるために色々と派手なことをやっていたみたいですが、オランダから来たウィリアム3世は地味に生活していたようで。ルパン3世は関係ないけど(ちょっと言ってみたかっただけです)。
では、宮殿、お庭の写真をお楽しみください。食いしん坊のおまけ(?)つきです。
(一応食っているつもりです)
いやあ、とにかくすごく歩きました&すごく寒かった&空腹でした。電車でClapham Jumctionまで戻り、お食事どころを見ていましたが下の写真のお店の外に張ってあったコースメニューがいい感じだったので入ったんですね。
下はバーみたいだったので上のレストラン席に着席したわけなんですが、表にあったコースメニューがなかったので確認したら「表のメニューは下のものです。」と言われ、とりあえずメニューを見てみたんだけどどれも予想以上に高かったですね。でももう疲れちゃって動きたくないのもあってそのまま「これなんだろう」とか言いながらメニューと格闘していました。
色んな肉料理のお店だったんですけど、私の記憶では鹿の肉(Venison?)は食べたことがなくて(私の記憶では・・・というのは、私が子供の頃のことをあまり覚えていないので・・・よく母に「初めて」というと、「行ったことあるよ。」とか「食べさしたことある。」と言われてしまうので・・)Mちゃんが「ヤギみたいに癖はないよ。さっぱりしてて食べやすいよ。」と説明してくれてトライしてみたくなりました。
でもこれ高くて一皿15.5もするんです。うーん。ちなみにMちゃんが頼みたかったポークやビーフは2人前から・・・ということだったので、ここでなかなかメニューが決まらなくなってしまいました。選択肢は3つ。
1.私が鹿をあきらめてMちゃんに合わせてポークかビーフに変更する。
2.Mちゃんが諦めてチキンか鹿など一人で食べれるものを頼む。
3.2人して別の店に行く。
ここでMちゃんが「別にチキンが嫌なわけじゃないんだけど説明がよくわからないのよ。」と言うので分かる範囲で説明して、きいたことのない食材の名前などはお店の人に聞いてみました。基本的に食材や食べ物に関してはMちゃんのほうがずっと詳しいのですぐにわかってくれて、Mちゃんが「じゃあチキンにするよ」と言ってくれたため、選択肢の「2」になったんですが、
だんだん申し訳なくてたまらなくなってきました。私はロンドンにいるんだからまた来れるんだし、わざわざ自分の結婚式に出るためにロンドンくんだりまで来てくれたMちゃんの最後の晩餐でMちゃんは私のせいで食べたいものが食べられないのです。「やっぱりポークかビーフにしようか?」と聞いたんですけど、「もう決めたから変更するの面倒だしいいよ。」と言われて結局そのままお食事しました。でもチキンは結構美味しかったようなのでよかったです。カマンベールチーズのソースがかかってましたしね。
私の方ですが初めて(?)味わう「鹿」は正直「イマイチ」でしたよ。はい。
ちなみにこのお店は沢山ビールの種類があって、お食事に「よく合う」おすすめビールがお食事メニューの横に載っていて面白いです。でも私は別のビール(量が半分で安かったため)を頼みました。フルーティーで結構美味しかったです。
ところで・・・・
何故か不思議とお会計が安かった。まずドリンクのお金が一切取られていなかった。そして、Mちゃんの頼んだチキンに関してはメニューの値段より少し(確か0.5くらい)安くて、あと、追加で頼んだマッシュポテトもウェイトレスさんは3ポンドといったのに1.8と記載されていました。安くなった分には文句はないのでそのままお支払いして帰宅しました。微妙にラッキーです。だからチップをちょっと多めに置いてきました。
前日よりもさらによく歩いて疲れた1日でしたね。Mちゃんの滞在最終日でした。