日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新緑萌える東北へ 2019続編 - はすや

2019-05-17 22:26:20 | 居酒屋
さすがにもうきりがない、これ以上繰り返せば蛇足だろうと思いながらも、昼の部については全くの杞憂に終わりました。夜の部も蓋を開ければ上々の結果です。今夜も「はすや」で一献傾けます。
先週末は満開だった八重桜も、さすがに盛りを過ぎてきました。今夜は早めに切り上げて、久々にはしごするのも一案と思ってはいたのです。ところが、花盛りを過ぎた代わりに日の入りが延び、さらには月まで出たことにより、一通り終わってみればこの時間。結局は元の鞘に収まりました。しかし、これがあながち悪くありません。
今回も品書きは大筋で変わらず、連休中からそのまま残った品々も相当数あります。そのような中、目に留まったのはカツオ、岩ガキ、花もずくの文字です。先週末、稚鮎の文字に夏の気配を感じて以来、わずかな間により夏らしくなりました。
冬が長いということは、それ以外の季節が短いということでもあります。春から夏への移り変わりが早いのもそのためでしょう。よくよく考えれば当たり前のこととはいえ、足繁く通ったからこそ実感できたともいえます。戻ってきてよかったと、しみじみ感じる一幕でした。

はすや
弘前市上瓦ヶ町1-1-2F
0172-33-6981
1800PM-2400PM
日曜定休

六根・ん
お通し(たこ酢)
刺盛り八点
花もずく
カスベホホ肉唐揚
玉子みそめし
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新緑萌える東北へ 2019続編 - 七泊目

2019-05-17 21:05:04 | 東北
残照もなくなり、さすがにもう潮時かと思いきや、さらなる見せ場が待っていました。尾上高校前のホームが水鏡の田圃に映し出される中、上空のほどよい位置に月が浮かんでいたのです。電車が停まる瞬間を狙い澄ましてそれを撮り、しかる後に弘前市街へ移動して投宿。出発からの走行距離は1800kmを超えました。
花見の旅から通算すると、今夜が実に七泊目です。しかし、さすがに飽きるかと思いきやそうでもありません。二番煎じとなる部分が当然出てはくるものの、わずかな違いがむしろ新鮮に感じられるという効果もあるからです。むしろ、これならもう一晩滞在するにもやぶさかではなくなってきました。明日も終日使い切るだけの題材はまだあるだけに、最後の夜という実感は全く希薄なのが現状です。もう一日延ばしたいと思ったときは、悪魔のささやきに従うのも一案でしょう。
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新緑萌える東北へ 2019続編 - 初夏の趣

2019-05-17 19:36:32 | 東北
途中の経過に若干違いは出たものの、浪岡からは先週とほぼ同じ流れになりました。弘南線の沿線で電車を撮り、日没まで粘ってから切り上げたところです。
性懲りもなく再訪したのは、一週経てば田植えも進むだろうと見込んでのことです。しかしいざ蓋を開けると、思ったほどには進んでおらず、高架橋の前に広がる田圃にも、まだ水は張られていませんでした。とはいえ全く同じ眺めというわけでもありません。先週末まだ乾いていた田圃は水に浸され、水に浸されていた田圃にはなみなみと水が張られ、水が張られていた田圃では苗が顔を出しています。詳しいことは分からないものの、いきなり水を張るのではなく、まず適度に湿らせてから水を張り、その後に苗を植え、終わったところで水を抜き、再び浸る程度にするということのようです。そのおかげで、構図は全く同様でも、趣の違った画ををいくつも切り取ることができました。日の入りがさらに延び、前回は感度を上げても厳しかった七時前の列車を、どうにか撮れたという違いも。残照が弱まるにつれ、東の空に昇った月が浮かび上がり、田圃では蛙の合唱が始まりました。
加えて違うのが気温です。先週末は日が傾くや肌寒くなり、雨合羽を羽織らずにはいられませんでした。しかし今日は日が暮れても20度近くあり、半袖でも夜風を心地よく感じます。わずか数日経っただけで、俄に初夏の趣が漂ってきました。
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新緑萌える東北へ 2019続編 - 浪岡八幡宮

2019-05-17 15:30:51 | 東北
結局弘前へ舞い戻るということで結論が出ました。ただし、全く同じ国道7号線経由では芸がありません。空港を経由する県道で峠を越え、浪岡の市街に入ったところです。休憩がてら沿道の八幡宮を訪ねたところ、鳥居の脇のソメイヨシノにまだ花が残っていました。楠の大木の新緑も鮮やかです。神の褒美と感謝します。
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新緑萌える東北へ 2019続編 - 緊急入庫

2019-05-17 14:50:44 | 
青森に寄ったのは差し迫った事情のためで、酒屋とラーメン屋はあくまでついでにすぎませんでした。国道のバイパス沿いにあるディーラーへ駆け込みました。
実は、連休中に盛岡から弘前へ向かう途中、油圧警告灯が一瞬だけ点灯しました。原因についてはおよそ察しがつきました。以前は一年間無交換で乗り切れたエンジンオイルが、最近途中で不足するようになってきたからです。本来なら、こうなることを見越して早めに交換しておくべきところ、活動の忙しさにかまけて後回しにした結果ともいえます。
よりにもよって10連休に重なり、最寄りのディーラーは最終日の翌日まで休みでした。先週末は二日にわたってせわしなく動き回り、やはり立ち寄る時間を作れませんでした。その結果、だましだまし500kmほど走ってきたわけなのですが、復路の移動も考えると一抹の不安は残ります。先週ほど先を急ぐ理由がなかったこともあり、大事をとった次第です。旅先でディーラーの世話になるのは、長岡以来四年ぶり四度目ですが、そのまま緊急入庫となったあのときと違い、オイルの補充だけで済んだのは幸いでした。
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新緑萌える東北へ 2019続編 - まるかいラーメン

2019-05-17 14:11:09 | B級グルメ
青森へ寄ったついでに腹ごしらえも済ませていきます。訪ねるのは「まるかいラーメン」です。
実は前から気になっていた店の一つです。いつのことだったか、青森駅から徒歩圏内にある、いかにも老舗の専門店と思しき店構えが目に留まりました。しかし、その記憶を頼りに店へ向かうと、気付かないまま一旦通り過ぎました。見落としてしまったのは、建て替えにより外観が一変していたからでもあります。箱型をした二階建ては、一見すると無味乾燥にも映るものの、飾り気のない客席の雰囲気は紛れもない老舗のそれです。テーブルだけで10卓以上、カウンターも二つあるため、60席は下らないことになります。しかも、玄関に順番待ちの丸椅子が並んでいるということは、この客席が全て埋まって待ち客が出る時間帯もあるのでしょう。日頃の繁盛ぶりは一目瞭然です。
品書きの短冊はラーメンの大小とおにぎりのわずかに三枚、お冷やの他には飲み物すらない潔さです。50円違いという設定も釣られて思わず大を注文。龍を描いた丼に透き通ったスープを満たし、チャーシューを四枚並べてメンマを添え、中央に葱を持った出で立ちがまず秀逸です。長尾中華の手打ち麺にも通ずる、やや太めの縮れ麺が深い丼にぎっしり詰め込まれ、見た目以上に物量感があります。それでも飽きがこないのは、いかに完成された味かということでもあります。汁一滴残さず完食です。

まるかいラーメン
青森市安方2-2-16
0177-22-4104
1030AM-1800PM
日曜定休
醤油らーめん大650円
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新緑萌える東北へ 2019続編 - 地酒庵さとう

2019-05-17 13:47:41 | 酒屋
今回は青森市街に入ります。まず立ち寄るのは地酒庵さとうです。大型連休の最終日は、酒瓶を既に二本抱えていた関係上、この店を素通りするしかありませんでした。先週末もそのまま弘前方面へ向かったため、三度目の正直ということになります。

地酒庵さとう
青森市安方1-4-4
017-722-3087
日曜定休
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新緑萌える東北へ 2019続編 - 野木和公園

2019-05-17 13:10:04 | 東北
今回もまず野木和公園を訪ねます。先週末に訪ねたときは、もう散ったろうと思っていた八重桜が、満開を保っていたのに驚きました。とはいえ、さらに一週持ちこたえるとも思えません。再訪したところで蛇足だろうとも思ったのです。それでも足を運んだのは、駅から一本道という条件と、往生際の悪い性分故ですが、あながち無駄ではありませんでした。
当然ながら、八重桜は遠目に見ても散っています。いや、散ったというより、若葉が目立ってきたと表現した方が正確でしょうか。一つ一つが小さく嗄れ、代わりに若葉が成長して、明らかに盛りは過ぎているものの、花の数自体はそれほど変わりません。美しく散っていくソメイヨシノとは対照的なしぶとさが、ある意味八重桜ならではです。新緑は次第に鮮やかさを増していき、前回気にも留めなかったツツジが見頃を迎えています。週毎に移ろう眺めが印象的です。
ちなみに現在の気温は14.5度、先週末と同様に列車を降りるや肌寒さを感じました。沖縄で梅雨入りしたとの知らせが入り、都内でも日毎に暑くなっていく中、北東北もそろそろかと思いきや、ほとんど変わった様子がないのは意外です。
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新緑萌える東北へ 2019続編 - 屋内駐車場の効用

2019-05-17 12:18:00 | 東北
新青森に着きました。駅前の駐車場の世話になるのは二週連続三度目でした。初日については千円、その後も一日当たり800円かかるため、四泊五日で4200円の駐車料です。七戸十和田なら無料、盛岡と八戸でも2500円で済んだことを考えると、数字の上では割高ともいえます。それでも高いと感じないのは、屋内駐車場の効用が絶大だからに他なりません。盛岡、八戸との比較でいうと、屋内に止めておける安心感に二千円弱払ったようなものです。そう考えれば十分に納得できる料金設定ではあります。この駐車場があってくれて助かりました。
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新緑萌える東北へ 2019続編 - はやぶさ7号

2019-05-17 11:07:19 | 東北
そのようなわけで「はやぶさ」の編成に移りました。7号ということは四本目の定期列車です。始発からさらに二本も見送ったのは、先行列車との間隔が20分と短く、前の三本よりも空くだろうと見たのに加え、八戸にしか停まらない速達列車だからでもあります。目的地への到着は遅れるものの、これが最も手堅い自衛策と考えた次第です。車内はその狙い通りに空いており、指定された席以外でも好みの位置に着席できます。始発の場合、盛岡から先の区間も山側の窓際は満席という回答でした。少なくとも八戸までは混んだのでしょう。出発を遅らせたのは正解だったことになります。

★盛岡1058/はやぶさ7(3007B)/1151新青森
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新緑萌える東北へ 2019続編 - こまち7号

2019-05-17 09:20:38 | 関東
はるばる北東北まで行く以上、一泊よりも二泊がよいに決まっています。ただし、出発を金曜にすることで、不利になってしまう点が一つだけありました。臨時列車の設定がなく、行きの列車がその分混むということです。自衛策として選んだのは「こまち」と「はやぶさ」を乗り継ぐという奇策でした。
前々日の段階で照会したところ、「はやぶさ」の始発列車の窓側は既に埋まり、後続列車でも山側の窓際は埋まっている状況でした。ただし、併結される区間では、「はやぶさ」よりも「こまち」の方が空いていると経験上分かっています。盛岡を出ると「はやぶさ」がようやく空いてくることについても。そこで、盛岡までは「こまち」の編成に乗り、しかる後に「はやぶさ」の編成へ移ることを思いついたのでした。ただし、始発列車の混みようは頭一つ抜けており、その手を使ってもなお盛岡から先は相当混みそうでした。その結果、二時間後に出るこの列車に落ち着くという顛末です。

★東京840/こまち7(3007B)/1054盛岡
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