日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新緑萌える東北へ 2019完結編 - 帰着

2019-05-27 00:51:54 | 東北
水郡線からの乗り換え客を拾い、定刻より五分遅れて郡山を発車。その遅れを次第に回復し、東京には定時着という結果でした。
内容的には決して悪くなかったにもかかわらず、終わってみれば必ずしも後味のよろしくない活動でした。繰り返す通り、外的な事情により必要な日程を確保できず、その制約が最後まで足枷になってしまったのが痛かったことになります。花見編から一貫して好天に恵まれ、心残りは一切ないと言い切れるほど、あらゆることがうまく運んだ旅でしたが、土壇場でとうとう綻びが出てしまいました。
実は、他にも残念だったことが一つだけあります。弘前に着いた直後の二日間が曇ってしまい、残った桜がその間にあらかた散ってしまったことです。しかし、天候が相手なら誰を恨むという話でもありません。結果的に、盛岡から脇目も振らずに直行すれば、最後の花盛りに駆け込めはしたのです。しかし、あの日眺めた岩手山が最高だっただけに、それと引き替えにしたものと思えば惜しくはなく、十分に納得できる結果でした。ところが今回は、職場の事情で妥協せざるを得なかったという経緯があります。他人様が絡み、自身の妥協も重なっているだけに、どうしても無念さ、やるせなさが残ってしまいます。あのまま終わりにしてしまっては、ここまで作り上げてきた長旅が、後々まで不本意な記憶として残りかねません。それをどうにか避けようとして、さらに一週延ばすという賭けに出たのが真相です。
そのようなわけで、後味の悪さは八割方そこに起因しています。ただし、やたらに暑かったという事情も見逃せません。湿度が低く、十分耐えうる暑さではあったものの、この時期の季節感を逸脱していたのは事実です。この暑さも明日でどうにか一段落し、それ以降は再び過ごしやすくなるというのが最新の予報です。それが的中してくれれば、少なくとも暑さからは解放されることになります。その上で、土日のうち一日だけでも晴れてくれれば、少なくとも引き分け以上に持ち込めるでしょう。そうなってくれることを願いつつ、活動再開を待つつもりです。
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