日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

活動回顧録 2017 - 初秋の旅

2018-02-21 23:41:10 | 旅日記
去年の九月は北海道と北陸にまたがる半月の長旅がありました。やや短めではありますが、それに先立つ二回の活動を振り返ります。

・豊穣の富山を行く(9/2-3 2日間)
福井への強行軍を乗り切った後、二週連続となる北陸へ旅立ちました。北陸が続いたのは、新潟と並んで稲刈りが早く、稲穂が実る時期に重なるからでもあります。
北陸特急の記録を主題とした福井に対し、地鉄電車の記録とキャンプが主題でした。しかし、行きの移動が福井以上に大変でした。信州を下っていくうちに日が暮れ、買い出しに手間取ったり、まさかの雨に降られたりで迷走した挙句、キャンプ場に着いたのは日付が変わる間際でした。遠いという覚悟を持って望んだ福井に対し、それより近いという油断があったのも一因でしょう。早朝から深夜に及ぶ運転で疲れ切り、翌日も予報に反し曇りがちで、目覚ましい収穫まではなかったものの、水の湧き出る東屋を借り切っての晩酌だけは最高でした。

・豊穣の四国を行く(9/9-11 3日間)
去年の活動を振り返る過程で、「2017年問題」という言葉を何回使ったことになるでしょうか。ここでまたもやその影響が表れます。正月に高知以外の三県を回り、高知は別途訪ねるのを近年の通例としてきたところ、正月の四国行きを見送ったことで、三度に分ける必要が出てきました。六月の高知に続き、香川、徳島両県を訪ねたのが本活動です。
今になって振り返ると、二つの出来事に集約される活動でした。一つは活動仲間との奇遇です。四人組で活動していた仲間が高松に泊まるということが分かり、徳島へ行くつもりのところ、高松で急遽下車して合流するというものでした。しかし、その四人組も当初は別々に活動していたらしく、何人もの仲間が離合集散した挙句、自分を含む五人が高松に集結したことが判明。仲間の一人に遭遇するだけならともかく、これほどの奇遇は空前絶後となるかもしれません。
翌日は土壇場で肝を冷やしました。レンタカーで一日活動し徳島へ戻る途中、最後に寄った駅の待合室に、携帯電話を置いてきたことに気付いたのです。そのまま向かえば余裕を持って戻れたはずが、まさかの失策により事態は突如暗転しました。焦りながらも来た道を引き返して忘れ物を取り戻し、さらに戻って高速道を飛ばし、給油は省いて営業所に駆け込み、そのまま駅まで送ってもらい、どうにか事なきを得るという顛末でした。
二度と経験したくない切迫した展開でしたが、直後の活動でも間一髪フェリーに駆け込むという綱渡りを演じ、懲りない性分を露呈することになります。
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