日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

マツダレンタカーの終焉

2013-01-09 23:35:15 | 
先日案内が届いて知ったのですが、マツダレンタカーが三月限りで消滅するそうです。聞けばコインパーキングのTimesに売却され、「タイムズカーレンタル」なる名称に変わるとのことでした。マイカーを持ってからというもの、レンタカーとはすっかり縁遠くなって、この話も初めて知ったとはいえ、マツダの名が消えると思うと感慨深いものがあります。
というのも、免許取得からマイカーを持つまでの四年間、マツダレンタカーには月に一回以上の割合で世話になっていた時期があるからです。近年は大幅に頻度が落ちたとはいえ、北海道での花見など、レンタカーを使うときにはマツダを好んで使ってきました。とかくレンタカーといえば経済性重視の味気ない車が多い中、乗っていて楽しく思えるのがマツダ車のよさでもあったと思います。加えて割引プランも豊富で、金曜の晩から月曜の朝まで乗って8,925円という「週末レンタカー」などは何回利用したか分かりません。自分も当時はまだ若く、一泊二日で北は秋田、西は和歌山まで、千kmを超えるような長距離ドライブを敢行するなど、マツダ車とともに幾多の活動を繰り広げてきたものでした。
今流行のハイブリッド車もなければ高級車もなく、それらについてはプリウスやクラウンなど他社の車でしのいでいたのが近年の実態だっただけに、マツダ車だけでレンタカーを維持するのが限界だったという事情もあるのでしょう。ホンダでさえ全国規模のレンタカーをもたない中で、マツダレンタカーが今日まで生き延びてきたのは、ある意味奇跡だったのかもしれません。残念な話ではありますが、今まで世話になったことについて感謝したいと思います。幸いにして店舗はそのまま残るとのことなので、マツダ車中心のラインナップと使い勝手のよさが引き継がれることを願う次第です。
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